『 瓶ブラシの花 』 散歩道にて
高橋 嘉子さん 撮影
この花は何処かにあったなと考えた。昔、駅の
南口の広場にあったような気がするが…
ある日の新聞にこんな様な記事があった。
年を経ると脳細胞が萎縮し、神経細胞は減退する。その程度の早い遅いや強弱の具合
には大きな個人差があるけれど、その影響はどんな人にも確実に忍び寄っているという。
加えて体を動かす筋肉の減衰、内臓器官の耐用年数の残り時間、動作を伝達する神経の
弛緩等によって運動神経や歩行困難、体のフラツキなどを招く。
脳細胞の萎縮は、記憶や思考の能力を徐々に崩壊へ向かわせる。又時には喜怒哀楽、
つまり感情のコントロールが難しくなったりする。急に怒りっぽくなったり、涙もろく
なったりする。又逆に感情が平坦になる(感情のバランスが崩れる、無感情になる)、
無口になり無気力そして何事にも無関心になってウツという症状になる。
これはある程度の年齢になれば誰にでも見られる現象だが、この症状の頂点にあるのが
いわゆる認知症である。と言った概略こんな事であった。
生きるものである限り、細胞の減少による変化は早い遅いはあっても避けられないものである。
忘れっぽい、思い出せない、何もやる気が出ないなんてのは、紛れもなく認知症への初年生で
あって年々高学年生へと進級しているのだろう。
それでも最近は、根本治療薬が開発されて現在継続審議中だというから、大いに期待される。
又よく言われるのは、緑茶のカテキン、カレーのクルクミンという成分は、脳への悪性物質の
沈着を防ぐとか、又毎日6~8時間の熟睡はその間に脳へ沈着した老廃物質を除去する作用が
認められたと言うことらしい。
我々の寿命は、その新薬が認可使用される時期との競争になる感じだが、せめてそれまでは、
毎日体を動かし血流を良くし、新しいことをして脳に刺激を受けて、昼食にはカレーを、
朝晩緑茶を飲んで、夜は一杯飲んでぐっすり眠ろう。
そして翌朝は必ず起きるのを忘れないようにしよう。