輝いているヒト

ひっさびさに来たなぁ、慶応仲通り。

去年の今頃までは、ここを頻繁に通りぬけていたっけ。
それは、私に日本酒の美味しさ、楽しさ、素晴らしさを初めて教えてくれた さくら があったから。

その「さくら」がお店を閉めてからというもの、この界隈はさっぱり。
では、この日はなぜ来たかというと…











「さくら」のおかあちゃんと一緒に飲むからなのだ ♪♪

この界隈に住んでいるおかあちゃんが、さくらを閉めてからよく行くお店があるらしく、
さくら店長（息子）の今村さんと元常連の先輩も一緒に、そこで飲もうということに。

自分は初めて行く 二代目 魚屋町 というお店。

瀬戸内海とか玄界灘からの漁師直送の魚介類を取り寄せていたりして、
お魚類が美味しそう。

ちなみに、日本酒の選択肢はそこらのチェーン店よりは良いものの、
やっぱり突出して拘っているワケではないみたい。

だって、お母ちゃん、お店のカウンターに座るなり、
「いつものちょーだい！」
って言うから、銘柄を聞いてみたら、梅錦 吟醸 、お店でいっちゃん安い酒。
あはは（笑）、おかあちゃん"らしい"なぁ～。


親友と自分は 石鎚 を。

最初に ポテサラ と 枝豆 を頼んだのだけど、
この後は会話に飲みに大盛り上がりで、このお店のウリ？！なお魚類はまったく食べず（笑）。

あ、でも鶏レバとハツの串焼きは食べたっけ。
（でもやっぱ魚じゃないし。一串99円…って安！）

ちなみに。
おかあちゃんと、この日以前に会ったのは、武蔵小山で飲んだ時 以来なのだけど、
あの時から半年以上経った今日この日…おかあちゃんが…おかあちゃんが………







すんごいキレイになってる！！！！

いや、もともと、とっても奇麗だし、さくらでもいつもモテモテなおかあちゃんだったけど
なんだかそれ以上に元気さと若々しさがみなぎってる。

それは、きっと…

おかあちゃんの、新たな人生が、この先待ってるからなんだろうな！



改めまして。
「さくらが復活してほしい」と思ってる皆さま、
こう書くと、「おかあちゃんが、またお店を開店？！」　って思うかもしれませんが、
最初にはっきり言います。

そうではありません。
おかあちゃんは、九州へと旅立ちます。


旅行…と思いたいけど、そうではなく、”落ち着く場所” として。

初めてそれを聞いた時は、かなりショック。
「やだ…嘘だ…？！私にとっては ”東京のお母さん” が、そんな遠いところに行っちゃうなんて…！」
って。

私も、
「お母ちゃんと今村さんが、またいつか三田でお店をやってくれるかもしれない。」
と思っていた一人だから。。。


なので、
この日も、実はおかあちゃんの顔を見たら、泣いちゃうかと思いつつお店に向かっていた。


はい。そんなワタシがバカでした。


おかあちゃんの、とびっきり元気で楽しそうでこれからの生活にワクワクうきうきしてそうな顔を見たら、
そんな ”しんみり” した気持ちなんて、一気にどこかにふっとんじゃったのだ。

もう、最初っから親友も含めて ”女同士トーク" で大盛り上がり！
「あたしもさ、何であのヒトに "行く" なんて言っちゃったのか分からないけどさ、あはは！」
な～んて（笑）。

しかも、自分の「何かあったら東京に帰ってこればイイですよ！」という言葉に対して、
「う～ん、でも。
　行くならね、ちゃんと覚悟を決めて…ちゃんとやりたいの。
　中途半端に　”帰ってこれる場所がある”　って思いたくないの。」

その言葉にも、また ”じ～～ん" (>_<)。


おかあちゃんは強い。ホントに強い。
そして、まだまだ元気で奇麗になれる。

こんなおかあちゃんを見てたら、自分も頑張んなきゃ！って思えてくる。

「元気づけよう」なんて思っていたのに、
逆に元気づけられちゃいました。

おかあちゃんは、やっぱり”お母ちゃん”だ（笑）。