勇気は要らない♪ @ 純米酒三品（渋谷）

2011-12-14 00:54:22 | 日本酒を飲む @ 関東

なんと！
あの ”渋谷” に、”純米酒” のお店がある・・・ですとっ？！

渋谷には星の数ほど飲食店があるけど、
美味しい日本酒を気軽に飲めるお店はまだまだ少ないし、
あったとしても、駅からちょっと遠かったりする。

でも！
今回誘ってくれたお店は「え？こんな駅から近くにあるの？」ってビックリ。
だって、マークシティの北側の坂道を登った辺りにあるんだもの。

そのお店に向かってこの坂道を登ってるあたりから、
もう自分の第6感が、びんびん！

坂を登りきった辺りで、その第6感が、いきなり立て看板を捕らえた。
よく見ると 純米酒三品　…って、これ、今回の目的地だ（笑）！

この界隈は、最近とってもお店が増えてきていて、あちこちに立て看板がある。
そんな中、特別際立つ看板というワケではないのだけど、何が惹かれる…って…

外からお店の入口までの、このアプローチ。

やばいです。第6感がビコビコ鳴ってます。

木の扉の奥の様子は全くわからない。

でも、この扉を開けた奥に、どんな世界が広がっているのか…と思うと
ワクワクしちゃ～う♪

ちなみに。
扉のすぐ右下には「中が全く見えないと、ちょっと不安…」っていう人の戸惑いを和らげてくれるような
”気軽に入ってくださいネ”　っていう雰囲気いっぱいのメッセージが。

なんだか、温かみのあるボード。

なんて写真を撮っていると
自分の第6感は「撮ってばっかいないで早く入れ～！」ってウズウズ。

はいはい、分かったから～！と（誰に言ってんだか）この扉を開く。

と。

扉の前はすぐカウンターになっていて、その中に居るのは、
とっても優しそうな若いおにーさんと、元気いっぱい！な感じのおねーさん。

店内はスナックか何かの居抜きっぽいけど、
この ”使われてきた感” のある雰囲気にが良いなぁ～～。

壁にいっぱい貼られている、料理やお酒のメニューも、またお店の雰囲気に合うというか。

初めてなのに、もう入ってすぐにリラックスモードになってしまう～～。

カウンターは６人くらいしか座れない小ささで、奥に4人がけのテーブル席が2つほど。
この日は、友達2人と一緒にテーブル席を陣取る。

まずは、ハートランドの瓶ビールで、かんぱーい！

お通しのキンピラ牛蒡が、すんごい美味しい！
ポテサラ も、やっぱり外せない。

友達2人で1皿を食べている時に私が来たので、もう1皿頼もう！ということに（笑）。
いやでも、これはチビチビ食べるのに、ばっちりな味わいだ～。

ビールもそこそこに、さっそく日本酒をお燗で。

ここでも 黒とんぼ生もと仕込み ♪

料理は基本的に店長のおにーさんが仕込んでくれているようで、
お酒を注文すると、おねーさんがテキパキとお燗につけてくれる。
でも、お2人とも、こういうお酒が大好きだそう。

「でも、うちにあるのは、ホントにこのカウンターに並べられるほどですので…」
っておっしゃるけど、いやいやいやいや、と～～～っても嬉しいラインナップです！

しかも、おつまみも、どれもこれも美味しそうで迷っちゃう(>_<)。
でも、その中から 自家製鶏ハム 。

塩気はほんのちょっとで、鶏の味の方がしっかりしてて、これはウマーい！

この アボカドとベーコンの温製パスタサラダ も、張り紙にあって気になってたんだ。

ガーリックとチーズがイイ～～香り♪
こういうスパイラル状のショートパスタって、固めに出してくれれば、
変に伸びることもないし味もよく絡まって、良いお酒のおつまみになっちゃうんだなぁ～。

この後も、美味しいお燗を。

旭菊　生もと純米

天遊琳　特別純米酒　限定　瓶囲い　

ちゃんとこうして一升瓶を近くに置いて見せてくれるのはありがたいデス(>_<)。

この頃までは、まだお店は私たち3人で貸し切り状態なので、お店のお2人とも会話できて楽しい♪

日本酒を置いてくれる場所の背景には、いつも「三品のポテトサラダ」の貼り紙が写るので
「ポテサラ、めちゃ出ちゃったりして～～（笑）。」
って、みんなで笑って話に盛り上がったりして、和気あいあいな雰囲気。

さて。
貸し切り状態の店内も、20時くらいになるとカウンターが徐々に埋まって、ちょっと忙しそう。

そんなワケでしばらくは、出てきたおつまみとチビチビやりながら日本酒モードだぁ。

日置桜　生もと雄町　ひやおろし

杉錦　きんの介　純米初しぼり

秋鹿　へのへのもへじ

クリームチーズ味噌漬け をちょびっと挟みつつ…

色はそんな浸かっていない色に見えるけど、いやいや、飲兵衛のツボをつく浸かり具合です。

そして、三品さんのイチオシという鍋を、いよいよ注文。
白菜と地鶏の酒蒸し鍋　は、竹鶴を使った美酒鍋風！

鍋に水分はほとんどなくて、“蒸した” 白菜の自然な旨味と、
たっぷり使っているらしい竹鶴からの旨味が…もーーータマリマセン(>_<)！！

胡椒も良いスパイスになっていて、”鍋”っていうより、”鍋で仕立てた酒のつまみ” みたいな感じ。

そんなワケで”〆の鍋”にはならず、この後もちびちびとおつまみを頼んじゃう。
地鶏とトマトとしめじのチーズ焼き

定番の 厚揚げ焼き は、このボリューム、この美味しさで550円だなんて。

3人で、しかもよく食べる（笑）友達が居てくれたので、色々と料理をつまめちゃった。
いやいや、それとも、日本酒のお燗が美味しいから、ついついツマミに手がよく伸びたのか。

とにもかくにも、
初訪問のお店なのに、すっかり肩の力抜けちゃって、充実感もたっぷり。

でも、店長のおにーさんと話をしていてビックリしちゃったのは、
「まだお店が出来て1年経っていない。」

…って、まぢっすか！！（驚）
ここ数年で激戦区になっているこのエリアで、まさに奮闘中…なんだろうな。

お店の扉は、中が全然見えないから、
初めて行くときは、ちょっと「どきどき」するかもしれない。。。

でも、自分は、初めて行ってみて
”「よし入るぞ」なんて勇気は要らないくらい、とっても優しいお店。”って思っちゃう。

渋谷にあって、純米酒を出してくれる貴重なお店、
これからも頑張って欲しいです～～。