お尻から根っこが深く・・・ @ 宇木央（新橋）

2010-11-24 16:09:16 | 日本酒を飲む @ 関東

普段は、なかなか言う機会がない言葉だけど・・・

いつもいつも、コメントくださる方、ありがとうございます。
あ！もちろん、いつもじゃなくて、たまに・・・の方も、初めまして・・・な方も。

コメントで自分の間違いを気付いたり、自分の知らない事を知ったり、
オススメなお店を教えていただいたり・・・
ホントに、いつもいつも、ありがとうございます！！

と、改めて言いたくなったのは、
そんなコメントをくださった方に教えてもらって、行ってみたお店が、とっても良かったから。

そのお店は　宇木央　（と書いて、うこう）。

事前に席の空きを確認するために電話をすると、
語り口調がとっても優しく丁寧で、若い感じの店主さんの声に、第一印象　“めっちゃいい”　。

場所も新橋の雑居ビルにたくさんの居酒屋が並ぶ界隈で、
“自分好みにハマりそう”　と、第六感がピクピク反応しつつ向かう。

やっぱり♪♪

店内は、8席ほどの「禁煙」カウンターがメインで、「分煙」しているテーブルも奥にあるみたい。

友達はちょっと遅れてきます、と言うと「先に何か飲みますか？」と対応してくれる店主さんは
案の定？！　若くて笑顔の優しいおにーさん！

明るくてハキハキ応えてくれる店主さんは、電話で想像したよりも気さくな感じ。
1人で初めてなお店なのに、いきなり緊張感がほぐれてしまう。

とりあえずのビールは何にしようかな、と見ると、新潟ビール　と　ヨーロピアンケルシュ　。
これまた拘りを感じられる。

お通しも、なんとも優しい味わいの出汁で煮込まれた蕪。
ほっとするなぁ。

日本酒について聞いてみると、冷蔵庫から出てくる色んなお酒は、
どれもこれも、冷たく飲んでももちろん、お燗にしてオススメなものばかりだそう。

最初は冷たいものを・・・と思って、風の森無濾過生原酒 を頼んでみる。

でも、店主さんとの会話で　「お燗がホントは好きなんです。」　というと、
「この風の森もお燗で変わりますよ。温めたのを少し飲んでみますか？」　と。

なんて温かい心遣い！　ありがとうございます(>_<)
ちびちび飲むのに、イイ感じ。

さて。
1人で待っている間の話し相手は店主さん。
「宇木央」って書いて「うこう」と読む名前の由来が気になっていたので聞いてみると、
「当て字だけど、ちょっとした意味がありまして、名前をつけていだたいたんです。」と。

ふむー、なにかワケがありそう？！
と思っていると、店主さんが名前を教えてくれて、またビックリ。
「鶴」さん？！これまた珍しい苗字ですねー！！

メニューを眺めているのも楽しみの一つ。
定番メニューもあるのだけど、本日のオススメは別途に。

あ”～～どれもこれも食べてみたい～～。

でも、鶴さんイチオシの　カマスの炙り刺し を、まずは注文。

一口食べてみてビックリ！
こ、こ、これは・・・かなりレベルが高いのでわ？！

脂のノリ具合と、ちょうど良い具合で炙った皮目と・・・魚の味の旨みがノリノリで歯ごたえも。
それに、薬味もいろいろ寄せてくれて。

直接お話で聞いたワケではないけど、鶴さんは築地との縁も深いんだそう。
魚の目利きもいいんだろうなぁ。

小左衛門 も、お燗にして美味しいタイプの　生もと が。

鰻の肝の旨煮　は冷製でもオイシー。

お皿を見て思うのだけど、さっきのカマスの時もそう・・・何かしら野菜を添えてくれている。
これって、何気に個人的にはポイント高い。

このお店の定番の一つ　克正　も、お燗でお願い。

うあー、これはまた、旨いけど、ずっしり来る。
無濾過生原酒　純米雄町　だからかな。

続いて　玉櫻　や、　酉与右衛門　などなど。
　

本日オススメメニューにあった　秋刀魚の肝焼き　も、イイ～香りと共に。

しかも一匹分？！　お燗がススム味わいだ。

もう一つ頼んでみたかったのが、定番メニューにあった、牛バラ肉の塩煮。
湯気がほくほく立っている、温かそうな小鍋で出してくれる。

バラ肉の塊もゴロゴロっと入ってて、出汁がまたうまーい(>_<)
いやー、魚も美味しいけど、この肉料理もイイ！

そして、終盤には、他のお客さんに出された時の良い香りにヤられてしまい、
「後で頼もうね！」と友達と言っていた ホッケのトバ を。

たしかトバだったと思う…。

そして最後には 不老泉 をお燗で。

風の森、小左衛門、克正、よえもん、不老泉、これにて、
宇木央さんの銘柄ラインナップは制覇。

とはいっても、一つの銘柄でも何種類かあったり、
その時の入荷によってー、いろいろ仕入れているみたい。