『一泊』をチョイスしたお陰で飛行機トラブルも回避できたのは、なんやかんやとラッキーの賜物。
そんな貴重なキチョーーーーな一泊なので、「一泊」ならではの、朝を満喫したい。
というのも、カナダ側から見る滝の方は、太陽が昇る東に当たるのだ。
気張って、最初5時に起きたら・・・真っ暗・・・(汗)。いくらなんでも早すぎたらしい。。。
でも、その後は15分感覚で起きてしまって・・・目の下にクマ作ってました。
ようやく朝6時頃。
まだまだ日が上がってないけど朝焼けが出てきた。キレイだぁ・・・。
残念ながら、滝の上から朝日という、そこまでラッキーな場所ではなく、国境のある橋の向こうから。
6時半ほどになると、全体的にほんのり明るくなって、薄いブルーに包まれる。
昨晩のホテル周辺は、深夜まで賑やかなロックミュージックがガンガンなっていたけど、
朝の澄んだ空気に、雑音の無い静かな空間。
聞こえるのは、ザザザザ・・・という滝の音だけ・・・本当に素晴しい。
完全にお日様が上がった朝7時。
昨日よりも雲がなくて快晴! ウン、上出来!
さて。
この日は自由に滝周辺を散策する予定だったのだけど、
ちょっと遠出して ナイアガラ オン ザ レイク という街にも行くことにしていたのだ。
車を自分らでレンタルするより、お手軽なJTBのオプショナルツアーの方にしたのだけど・・・
お出迎えは、いきなりセダン!
え”・・・いきなり、こんなVIP扱いなのはナゼ?! とビックリ。
客も我々だけだったので、2人でゆったり後部座席を占領できる 贅沢リムジンツアー な気分。
でも、これにはワケというか、ある意味「納得」な理由がアル。
ナイアガラ オン ザ レイク という街は、「何かスゴイのがある」という観光地でも何でもなく、
「ナイアガラ滝の下流にある、ヴィクトリア調のカワイイ家が立ち並ぶ住宅街」なのだ。
ここ最近は、注目を浴びてきて、観光客もひっきりなしにやって来るようになったけど、
住民としては、「観光産業で豊かになるのはいいけど、自然は大切にしたい」 と思うのも、ごもっとも。
なので、排気ガスを撒き散らす大型観光バスに乗り入れてほしくない、ということで、
6人乗り(だったかな?)の車までしか、この街に入れないのだ。
街に行く途中の下流で、車を停めてくれる運転手兼ツアーガイドのオジサマ。
ちょっと見づらいのだけど、まさに今立ってる地点が ナイアガラの滝が出来始めた場所 。
「今」のナイアガラの滝周辺って、滝が削ってきたガケに囲まれているワケだけど(こんな感じに・・・)
この川の周辺には崖がないのが、一目瞭然!!
ちなみに、ここに滝が出来始めたのは およそ一万年前の氷河期時代 。
その頃から、ずーーっと流れている川なんだよなぁ・・・
その後も、車を走らせながら、運転手さんが知ってる限り?!の蘊蓄をいろいろ語ってくれる。
この下流の辺りは、その昔 イギリス軍 VS アメリカ軍 (1812年 英米戦争)の激戦地だったとか。
そして、(途中はしょります) イギリス軍が初めてアメリカ大統領官邸を襲撃するワケだけど、
その修復にて、真っ白に壁を塗り直したことから ホワイトハウス と呼ばれるようになった、と。
へぇ~~~~~~。(もう「へぇ」ボタンって消えたのかな)
セダンで、『ツアーガイド運転手 & 我々だけ』なもんだから、
これまた色々と話を深く掘り下げたりできて、会話が楽しいのだ♪
そして、もいっちょ寄り道。 アメリカンサイズの犬小屋・・・
じゃなく、WAYSIDE CHAPEL (ウェイサイド チャペル) という教会。
大きさの比較ができるものが傍にないと、「フツーの教会じゃん」という感じだけど、中に入ってみると。
アメリカに来てウンkg体重が増えた相方の尻じゃ、はみ出そうなくらい小さな椅子からも分かるように、
すんごいちっちゃい!!
記念にココで結婚式を挙げる人もいるらしいけど、新郎新婦含めても6人入ったらパンパンなくらい。
もともとは、地元神父さんが個人的に建てたという世界最小の教会で、ギネスブックにも載ってるとか。
さて!30分ちょいのドライブで ナイアガラ オン ザ レイク の街に到着!
メインストリートは、この街のシンボル「時計台」から端まで歩いても、たった10分くらいの、
とーーーーっても小さな場所だけど、街道は綺麗に花も咲いてて、街の雰囲気がステキなのだ。
古き良き建物がいっぱいあって、眺めながら歩いてるだけで、とーってもまったりできてしまう。
ランチも、こんな小さなテラスのレストランで。
なんか変わったサンドイッチを頼んだけど、名前忘れちゃった。とっても素朴な味わい。
天気が良いということは、「暑い」という意味でもあるワケで。
途中、欲しくてしょうがなかったアイスのフレーバーはも、やっぱりカナダならではの メープルシロップ !
一番小さいサイズをオーダーしたのに、このボリューム!
さて。
この街に来るまでの川の景色も、教会も、当然街も素晴しいのだけど。
美味しいお酒ネタを忘れるワケがなく。
カナダといったら。
やっぱ アイスワイン!!!
この「ナイアガラ オン ザ レイク」の周辺は、ワイナリーもたくさんある産地として有名。
実はツアー内容の「街」よりも「ワイナリー試飲」に惹かれて、これを申し込んだといっても過言ではない。
連れて行ってくれたのは Château des Charmes (シャトー デ シャルム) 。HP
この建物・・・お城です、お城。。。大きさもさることながら、内装のゴージャスさも半端ない。
庭の立て看板には
「Royal York Hotelという大変素晴しいホテルレストランにも出しているワイナリーですよ」という謳い文句が。
試飲を担当してくださったのは日本人スタッフだったので、
JTBとか日本人観光客相手にもメジャーな大規模ワイナリーだと思う。
でも・・・。
ぶっちゃけ、おいしかったっす!!
最初は「アイスワインはワカルとしても、普通のワインは大したこと無いだろう・・・ツアー客相手だし」
と舐めてかかっていたのだけど、
ここの リースリング(という葡萄)が、とっても好みにぴったしキター!という味わい。
一方、赤はイマイチ好みに合わなかったのだけど、
「うーーん?もっとタンニンの濃そうなのが好き」 とか 「ちょっと酸っぱいデス」 とか色々言うたびに、
「じゃ、コレなんてどうですか?!」 と対応してくれたのは嬉しかったなぁ~。
で、最後はやっぱ アイスワイン。
分かっちゃいたけど、むっちゃアマーーーイ!!!
アメリカで色々試してきた、どのデザートワインよりも・・・さすがカナダ。さすがアイスワイン。
ハチミツのようにドロっと・・・
極寒になるまで、凍っては溶けて凍っては溶けてを繰り返して、水分だけ放出した糖度の増した葡萄を、
極寒の真夜中で、人間の手によって溶けない時間に収穫した葡萄を、
ギュうぅぅぅっっ・・・っと搾り出した数滴の集合・・・・みたいな濃厚な味わい。
でも、自分はこの試飲だけで、もう十分。
普段「デザート」などにお金をかけない自分、この試飲だけ楽しめれば、もう満足OK。
が。
「うんめぇーーー!!なにこれ!? これ買う!これ欲しい!!」
と言う相方。
え゛・・・マジで?!落ち着け・・・ 350ml ほどで $50 なんだぞ!コカ・コーラ缶の量で$50だぞ。
と言ったら 「イイ。俺のカード切る!(所謂へそくり)」 とな。
いえーーーい!それなら問題なーーーし♪♪(←ゲンキンな自分)
そんなワケで、アイスワインとリースリング(便乗♪)を購入。
帰りは、バッファロー空港からJFK空港まで飛行機で飛ばなければならなかったので、
「預け荷物」としても大丈夫なように、頑丈に包んでもらってる間に、お庭も散策。
BIG(ビッグ)・・・いや、Huge(ヒュージ)・・・いや・・・何て言ったらいいんだろう、この広大さ。
Plain(平野)?!
遠めで見ると、小さそうに見える葡萄も、
もっと近寄って 「葡萄ってどのくらいの背丈なのかな?」 って思って、隣に立ってみた。
自分と同じくらいの背丈だ!160cmもない背丈なんだなぁ~。
しゃがんでみると、まだ青い葡萄がたくさん。
今まで見たどのワイナリーよりも、葡萄がいっぱい生ってる。
葡萄一粒から搾れる量が極端に少ないアイスワインを造るには、たくさんの葡萄が必要、と聞いたけど
そんな葡萄なのかなぁ。
ここのワインは日本へも輸出を始めたとか言っていたし、また飲める日がくるかも。
なにはともあれ、ナイアガラの滝だけじゃなくて、ちょっと足を伸ばして、ココまで来れてよかった~♪
そして、運転手兼ガイドさんのトークにも感謝!
楽しい蘊蓄に、また一つ、ナイアガラ、五大湖、その周辺の知識が増えてしまった。
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凍結酒みたいなもの??
350ml ほどで $50 と思うと
まだ、「ま、ええか・・」って感じで
買えるかも知れませんが・・
コカ・コーラ缶の量で$50と思うと買えないな・・・
美味しい純米が2本から3本。
それがどうしたって?・・・・いや、別に。
350mlって思えないんですが、
冷静に考えると・・・コカコーラの缶、アサヒの缶と同じでっす(汗)。
アイスワインは、凍結酒とは違うんじゃないっすかね~?!
瞬間凍結させて超低温で保存した日本酒を凍結酒って言うんですよね。
アイスワインは、凍ったも同然の葡萄をぎゅーっと搾って作ったワインで、
搾った果実を凍らせてはいないと思うんです。
でもいいんです。
相方のお財布なので。
私だって、理解してもらえない日本酒は、自分の財布から買ってますもーん♪♪
甘いワインって良いテンションブレーカーな気がします。夜、本とか読みながら少し飲むとホッとします。ただ、値段は高いんですよね。
リースリングといえばアルザス。シャルドネより土っぽいけどグラマーで好きです。いや、土っぽいから好きなのかな。
下の写真のぶどうはリースリングやシャルドネなどの白ワイン用のぶどうでは? 葉っぱが優しい形なので赤くなるぶどうではないような気がします。クローン差もあるので間違ってるかも知れませんが。
((涙)・・・帰国したら絶対に行きたい場所が竹原)
角館や小布施ほど大きくなく、もっと小さいです。
・・・というと語弊があるかなぁ。
こういう住宅街は、広いのですが、
いわゆる観光客が立ち寄るのが、このメインストリートくらいなものなのです~。
でも、時間があって、もっと散策できるなら、
オンタリオ湖の周辺を歩くと、本当に素晴しいと思います。
我々が車で通った時は、天気が相当よくて、
四国の大きさもあるオンタリオ湖の、
対岸にある「トロント」のビル郡が見えたのです!
思わず運転手さんも、車を停めてくださって、みんなで「おお!」と(笑)。
リースリングといえばアルザスなのですね。
私は、まだまだワインは疎くて(汗)。
でも、いっぱい飲んでみて、なんとなく好みにリースリングが多いのです~。
あの好きな味わいが「つちっぽい」のかなぁ。
もともとはドイツだとか?!
でも、実はドイツのリースリングは飲んだことありません(汗)。
アイスワインは未体験。
今度試してみまっしゅ。
竹原・・・?
街並み保存地区?
広島県の?
住んでた・・・。
5年位。
安芸津からは近い・・・。
今田さんから近いと言う事。
「私が美味しい日本酒を買いたい気持ちが分かったかーニャロメー!!!」
と言ってしまいました。
でも、便乗してしまいました(笑)。
アイスワイン、そーーーとーーーー甘かったです。
イヤ、ついさっき、実はあけて、猪口一杯飲んでみたのですが、
甘すぎー・・・です。
竹原は、町並みも良いそうですが、
やっぱりなんといっても、「竹鶴」の酒蔵さんに行ってみたいものです♪