ずーっとずーっとずーーっと昔から行きたかった 南ドイツ 。
日本に居る頃から、何度も行こうと計画を立てては
「ユーロだし旅行費高くて断念」 もしくは 「1週間も会社を休めなくて断念」 しっぱなしだった。
でも、ようやくチャンスが巡ってきた今。
今 使わずに いつ 使うのだ!!
(風の谷のナウシカ クシャナのこの言葉は結構好き)
そうだ!アメリカに居るんだもん、日本より近いヨーロッパに行かなくてどうする!!
ユーロが暴落している今、行かなくてどうする!!
というワケで、半ば、強引に行っちゃいました。
やっぱし自分の中では ビール!ワイン!ドイツ料理!!
って食い地張ってるだけじゃなくて、フランクフルトからミュンヘンまで、
ロマンティック街道や古城街道を抜けつつ歴史を感じるのも大前提。
この辺りの歴史も、個人的には大好きなのだ。
ちなみに、ドイツに降り立つのは生まれて初めて。
大学時代に第二外国語で取ったドイツ語が少しは役に立つか・・・と思いきや。
初っ端、空港からの列車の切符を買うところで早くも 「字が読めん!なんて書いてあるんだ?」
同じく切符の自販機の前で、あたふたしているフランス人やら中国人やらの観光客と一緒に
「買い方わかる?」「わからないよ~」「英語書いてないの?」「どこにも」 なんてウダウダ。
ちゃんと下調べしてきたのに、これなんだもん・・・(汗)。
すると、睫毛のなが~いかっちょいいドイツ人のおにーちゃんが
「どしたの? May I help you?」とサクサクっと助けてくれた。
改めて、英語のありがたみを実感・・・。
しかも、カルチャーショックは電車の中でも続く。
列車の扉は、なんと 手動式!
駅に着いたからといって扉の前でぼーっと立っているだけでは、乗り過ごしてしまうので要注意!!
(もちろん乗るときも、自分の前の扉のボダンを押さないと開かない。)
さて。
なんとか到着した最初の都市は フランクフルト 。
まだ朝の9時、お店がOPENする前だったので、てくてくと街を散策。
ドイツの中でも大都市なのに、自然や歴史的建物がいっぱいで、すごーい。
古い建築の中央駅はビジネスマンや旅行客で溢れてる。
そして旧市庁舎が並ぶレーマー広場。ここでは 神聖ローマ帝国皇帝の載冠の宴 が開かれたという。
街の南に大きく流れるライン川の支流、マイン川沿いの公園も、いい感じに紅葉してて気持ちいい。
神聖ローマ皇帝の選挙と載冠式が行われた大聖堂。
そうそう、「ローマは1日にして成らず」ということわざで言う 「ローマ帝国」 と、
ココで言う 「神聖ローマ帝国」 とは別物なので要注意!
ローマ帝国が実質滅亡し、その後このドイツの土地で、神聖ローマ帝国ができました。
(この辺り、書き出すと長くなっちゃうので、端折ってしまいます、すいません。)
さて。
この辺りをぷらぷらと歩いていると、大聖堂の裏のひっそりしたところに、地ビールレストラン発見!!
PAULANER am Dom (HP) “教会(Dom)のそばのPAULANER” って意味かな。
入口にあるメニューを見ると PAULANER というのはミュンヘンに代表されるビール みたい。
なんでフランクフルトに?と思いつつ、ちゃんとココで自家醸造してるみたいで嬉しい。
ちなみに、ドイツって ビール純粋令 というのがあるのだ。(wikipediaで詳しくどうぞ)
“ビールには、大麦、ホップ、水、酵母以外を入れてはならない”
歴史的に見ると、こういう法律って、もっと昔からアチコチにあったらしいけど、
1906年にこの法令がドイツ全土で成立してから今まで守られている、っていうから素晴しい!!
添加物ばりばり、変なアルコールを添加しまくりな、日本も見習おうよ~~~(涙)。
さて。
まずは PAULANER Helles と Brezel(プレッツェル)。
Helles とは「淡い色」という意味。
日本でいうラガーに当たるのだけど、ドイツでは「ラガー」って言わないんだとか。
相方には オクトーバーフェスト がまだあったので(10/5に終わったのにラッキー!!)それを。
アメリカ地ビール特有のホップの渋みやアロマっぽさがある味わいとは全然異なるけど、
かといって、日本のラガーのように薄くも無く、美味しい~。
しかも 500mlで3ユーロ!! まさにビール大国?!安いなぁ~~。
プレッツェルは、ドイツ人がビールのつまみによく食べるというけど、
外はカリカリ、中はもちもち、塩っ気が効いてて、確かにつまみになる。
そして絶対に食べたかった 白ソーセージ Weiβe Wurst(ヴァイスヴルスト) も発見!!
これは白ソーセージがぶつ切りにされていて、 Pfiffarlinge(プフィッファリンゲ) っていう茸と一緒に、
独特のソースで敢えてあるサラダ。
白ソーセージって、こんなに柔らかいんだなぁ~~。
もっちりしててソースと、よく絡み合ってる。
相方もドイツの代表料理 豚カツレツ Schwein schnitzel を。
ミラノ風カツレルとも言える?!日本の豚カツの元を辿ると、これなのかなぁ。
これだけボリュームがあるのに、これまた安くてびっくり。
お腹も満たされて、午後も散策だ~。
さすがドイツ、あちこちにソーセージがぶら下がったお肉屋さんや、
Imbiβ(インビス)という立ち食いソーセージ屋台が。
八百屋も見たことの無いキノコがいっぱい!
出店では、コーヒだけじゃなく、昼からビールを飲んでる人も。
「あんた達、絶対にビジネスマンでしょっ!」っていうスーツ姿の人たちも、ランチしながらビール・・・
堂々と飲めるなんて・・・う、うらやましい(>_<)!!
こうして、ショップやメニューを覗いてみると、ドイツは物価が安い気が。
デリや八百屋では、おなか一杯になりそうなサンドイッチが2ユーロなど、しかも19%の税金込み。
太いソーセージも2本でだいたい4ユーロ前後。日本で言ったらちょびちょびおつまみ一品分の価格だ。
そして、何より感じたのが “ドイツ人はスーツ姿がカッコイイ!”
アメリカ人みたいにオデブは少ないし、カジュアルな着こなしとも違う、
日本人みたいにナヨっとしてるよりマッチョが多いし、よれよれスーツな人も居ない。
フランクフルトという都市だからかもしれないけど、女性も男性もおしゃれなのだ。
でも、夕方。
「仕事帰りに一杯飲んでくか。」 という感覚は日本に似てるかも。
18時前には、あちこちのレストランバーで、スーツ姿の人たちが、既にまったり飲んでる。
そんな街の一角に、淡い照明で雰囲気が良さ気、かつ気さくな感じのお店を見つけたので入ることに。
この居酒屋(“レストラン”というよりそんな感じ)では BINDING というフランクフルトビールと
Schöfferhofer というもちょっと南の町のビールがメインみたい。
Schöfferhoferは Hefeweizen(ヘフェヴァイツェン) を BINDINGは Pilsner(ピスルナー)を注文。
↑は「シェッファーホファー」と発音するらしい・・・舌噛みそう(汗)。
こちらではヘフェヴァイツェンを頼むと、必ず写真のような細長いタンブラーに入れてくれる。
「拘り」というより、もう「当たり前」な世界なんだなぁ~。
いい感じに濁ってて、酵母がたっぷり泳いでる感じ、爽やかなんだけど適度に旨味もあって美味しい。
BINDINGは、やっぱりピルスナーらしく飲みやすい。
でも、どっちがオススメ?といわれたら、やっぱ「シェッファーホファー」かなぁ~。舌噛む~~。
さ。
ツマミはここでも、ソー!セー!ジっ! ソー!セー!ジっ!
Frankfurter と書かれていたのは、普通のフランクフルトソーセージだ。
もう1つは スモークソーセージ 。
これが太~~い!ぶりんぶりん!
こういうソーセージにナイフを入れて、プツっと弾ける瞬間が何気に大好きだったりする。
じゅ~し~ぃで美味しい!
Handmadeと書かれて気になる Käse(チーズのこと) も、白ワインと一緒に追加。
どんなチーズかと思ったら、オニオンがこんもり盛られて隠れてるけど、分厚くて半円の大きなチーズだ。
自家製なのかなぁ~。ビネガーでサラダ風に仕立ててあって、白ワインに合う合う。
ワインについては、この旅では色々試さないで リースリングに集中しよう! と思い、
Nick Köwerich Mosel というものを。
Trocken(ドライ)って書いてあるけど、そんな辛口ではなく、リースリングらしい旨味とキレが良いなぁ。
ビールもワインも料理も美味しい♪
いつもガイドブックに頼らず、自分の足で、自分の鼻でお店を探すのが好きだけど、
今回も当たりでよかった~。
大満足な初めてのドイツの夜。
気分よく夜のフランクフルトも散策。
古き良さを感じる、イタリアルネッサン風な アルテ・オペラ や、
近代的にそびえ立つビルが共存する、なんだか不思議な空間だ。
--備忘録--
飲んだもの:PAULANER Helles と オクトーバーフェスト
Schöfferhofer Hefeweizen
BINDING Pilsner
Nick Köwerich Mosel
食べたもの:Weiβe Wurst (白ソーセージ)
Pfiffarlinge (キノコ)
Schwein Schnitzel (豚カツレツ)
Frankfurter (フランクフルトソーセージ)
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日本では、水にお金を払うってのは、今まであまりなかった、今でも別に水道水(ただじゃないけど、ただに近いってことで)が悪いわけじゃないけど・・。
純粋令ってドイツだけじゃなかったと思う。
EUはほぼそれに順ずるだったじゃないかなぁ・。酒屋はだいたい知ってると思うが。
麦百(ばくひゃく)でないとビールと呼べない。
ドイツは行ったことないけど・・芋(ジャガイモ)料理が多い・・、ちなみにドイツワインには、「肉じゃが」が合う。
水のほうが高価なもの、という感覚になるのも分かります。
純粋令って、確かにちゃんとドイツ全土で法律化される前から、
あちこちであったみたいですね~~。
その辺りの歴史も探っていくと、なかなか面白いです。
ちなみに、ドイツ、じゃがいもが多いっす。
しかもコレが旨いっす。
肉じゃがとドイツワインが合うって感覚、ひじょーに分かるようになりました!
で・・すいません、5部作くらいになりそうです(汗)。
じゃりはビールよりドイツワインかな♪
しかしヨーロッパの市場ってホント鮮やかでワクワクするね。
ではなく、
「今 喰わずに いつ 喰うのだ!!」
っちゅう感じに聞こえますが・・(笑)
フランクフルトって地名からきた食べ物なの??
ソーセージとフランクフルトってどこが違うの!?長さ!?太さ!?
フランクフルトよりもホットドッグの方が安いのはなぜ!?
・・ア~ア~、わからん!!
教えてGoo!!
でも酵母たっぷりで、そんな炭酸な感じがしない
ヘフェヴァイツェンなんかは行けそうな気も?!
そうそう!
ドイツのレストランでは、プレッツェルのほかに、
黒いパンも良く出るのです。
昔日本に居た頃に、よく「ロシア料理」のレストランで食べてたような黒いパン、
アレって何て言うんでしょう!?
いろいろ調べど「???」なのです~~。
フランクフルトとは確かに「フランクフルト風」で、
写真みたいな細長いものをいうみたいです。
ちなみに・・日本の屋台の「フランクフルト」は別物ですよね(涙)!!
炭水化物に包まれたアレを、なんで「フランクフルト」っていうのか理解不能です。。。
>「今 喰わずに いつ 喰うのだ!!」
あんど
「今 飲まずに いつ 飲むのだ!!」
です。
よけいな電力使わない、良い方法だと思うのです。
よけいな食品添加物もないですし。
「今 愉しまずに いつ 愉しむのだ!!」
もね♪
今愉しむべきところで愉しむのだー!