至福のランチタイム @ ABBRACCIO & BASICO アブラッチォ＆バッチォ（六甲道）

どうしよう・・・

この日の日記、書きたいことが、真っ二つに分かれる。

1つは
「念願の、燗酒が大好きなオーナーのイタリアンに来れた！」
ってこと。

もう1つは
「大好きな友達が、静岡から神戸に会いに来てくれた！」
ってこと。

というより、友達は仕事で尼崎に来ていて、
その後のランチタイムに昼酒でもどお？って、神戸まで寄ってくれるという。
本当にうれしい(>_<)！


当然のことながら、
せっかくだからステキなお店で会いたいな～って思うわけで、
ずーっと行きたかった ”わけあり” イタリアンのお店に行くチャンス！と。

何が ”わけあり” かというと、イタリアンではあるけど、
そのお店のことを知ったのは、日本酒の酒屋さんつながりだし、
燗酒が大好きなオーナーシェフというし、
「田从とイタリアンを楽しむ会」なんてのもやってらっしゃるし！


そのお店は、六甲道駅近くにある
ABBRACCIO & BASICO　アブラッチォ＆バッチォ 。


2Fへ上がっていく階段から窓を見ると、
そこにはワインボトルではなく田从の酒瓶が…す、すごい（笑）！！



ランチタイムは3つのコースから選べる。


そう…きちんとしたイタリアンのお店のコースというのもあって、
いくらムスコと一緒とはいえ一人で食べに行くのはちょっと寂しいかなー
と思ってなかなか行けなかったから、
こうして友達と…しかも飲兵衛同士（笑）で行けるなんて、めったにないチャンス！

しかも！
ランチタイムは2月で終了してしまうというから、まさに今しかない！！


お店に入ると、事前にfacebookではやりとりしていた、
オーナーシェフの中田さんが挨拶してくださる。
物静かそうな、でもって上から目線でもない、とっても優しそうなお兄さん♪

店内も、こぢんまりとしてて、落ち着く雰囲気。









ムスコは、ここに来る前にしっかりと児童館で遊ばせてきたから、
まだ抱っこ紐の中でZzz…

よし！今のうちに、かんぱーい！



本日の前菜は 有機野菜のインサラダ 。

雪みたいに綺麗に散らしてあるのは、ペコリーノ だったかな。
チーズはもちろん、ちゃんと野菜の説明もしてくださる。

2種類の ラディキオ …でいいのかな？
イタリアの食材って名前が難しから覚えられないよ～～(>_<)

でもほんのりした苦味がまた美味しい。
チコリに似てる感じかなぁ～。食感もしっかり！
イタリアの地元でも出回ることが少ない良い野菜なんだとか。


コースの中には無い 生ハム のお皿も出してくださる。

生ハムの中でも高級クラスの LUIの生ハム とのこと。
普段仕入れているものは別にあるけど、
このLUIはたまたまイベントの後に引き取ったそうで、今だけのサービス品！


自家製パンもおいしい～～。

けっこうすぐに起きちゃったムスコ、
最近はじっとしてられなくなってきたので「さぁどうしたもんか。」と思ってたけど、
このパンのおかげで、膝の上でけっこう長々と大人しくしてくれる♪


しかも、友達がサンフランシスコの旅行からお土産に買ってきてくれた
ミニカーを、すっごい気に入っちゃって。

他のお客さんが来てないのを良いことに、床で遊ばせちゃったりしてました。
（ごめんなさい～！普段はやんないですよ～）

中田さんもとっても優しくて、ムスコをいっぱいかまって遊んでくださるし、
抱っこの仕方とか手馴れてる…子供好きな方なのかなぁ～♪


コース料理の次は、このお店でも評判の 自家製手打ちパスタ。
たくさんのパスタメニューから選べるので迷っちゃう。

特に・・・黒毛和牛トリッパのトマトペンネ と迷ったけど、
やっぱこれだ！ ブルーチーズペンネ！

しかも、調理前に「このチーズを使います」ってブルーチーズをお披露目。

シュロップシャー、ロックフォールなどなど
「うちで、最も採算性の合わないメニューです」と（笑）。

それをふんだんに使った、ちょ～～～濃厚な味わい！

んも～～も～～～もぉ～～～～～～、これは悶絶もんです(>_<)！！
うぅ…これはお燗が合う…じゃなかった、合うだろうなぁ…（てへ）。


友達も飲兵衛なので、もちろんビールだけで収まるワケがなく、
メニューにある白ワインをボトルでお願い。

すると、「せっかくなんで、これ、すでに開栓されていて味が開いてるので・・・」
と、オススメの白ワインを出してくれる。

Orsolani La Rustia Erbaluce di Caluso 2012
（オルゾラーニ ラ・ルスティア エルバルーチェ・ディ・カルーゾ）

すでに開栓されてたこともあって、ふくよか～～な味わい。
友達の 季節限定 牡蠣のパスタ には、このワインがまた合いそう♪
もちろん！ 濃厚なブルーチーズにも合います。

それを見越して、このワインを出してくださったんだろうなぁ。

しかも、「すでに開栓されて残り半分だから」と、
値段も当初注文したワインの半額で出してくれたけど、
後々、このワインのことを調べたら・・・
そのお値段って、それこそ採算合わないんでは？！（汗）


さてさて、メイン。
私は肉料理を、友達が魚料理をチョイス。

もち豚肩ロースのアッロスト 。


外は焼き目がしっかり、でも中はピンク色・・・

くぅ～～、本当に美味しい！
ソースやチーズが少し散らされているけれど、
そういうものはなくても十分なくらい、お肉の旨味を味わえる。


それに、添えられている野菜がやっぱりイイ！
左にある長細いのは タルディーボ という、これまた珍しい野菜。

こんなの初めて食べる～！
生でパリパリと、お肉の箸休めにちょうど良い。


いつもはドルチェの写真を撮り忘れるのだけど、この日はばっちり！
塩キャラメルのジェラート だけじゃなく ショコラ も自家製？！



今まででも「The 美味しいイタリアン」なんていくらでもあったけど、
ここは、群を抜いてチガウ！

オーナーシェフの中田さんの人柄しかり、
付かず離れずの心地よい接客しかり、
中田さんが、またさりげなく（←ポイント）
いろんな説明をしてくれる、それもまた楽しくてしょうがないったら！

食材に対するこだわりには、ほんっとに「来て良かった～！」って思える。


しかも、友達との久々の再会で、そちらの会話も楽しくて！

喋りながら、飲みながら、2人でムスコをいじりながら、ゆっくり食べていたから、
ペースも超スロ～。

なのに、そんなスローペースに合わせてコース料理も出してくださって。。。

ほんっとに何から何まで「来て良かった～～！！（感動）」


友達には、神戸まで来てくれただけじゃなく、
このタイミングじゃなかったらランチタイムにも来れなかったかもしれない。
絶妙なタイミングで、ほんっとに感謝。

ありがとう～～～！！
この日以降、ムスコはあのミニポリスカーを手放さないよ～（笑）！


そしてそして、
サービスいっぱいでおもてなししてくださった中田シェフにも大感謝です。

ランチタイムが無くなってしまうのは残念だけど、
このチビがもちょっと大きくなったら、相方とまた行きます！！


[ ABBRACCIO & BASICO　アブラッチォ＆バッチォ ]
078-842-020
兵庫県神戸市灘区日尾町2-2-8 マグノリアパレス2F