まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

最高の魚介料理におもてなし @ 四季活魚の宿 紀伊の松島

2024-01-07 16:05:33 | 国内旅行

わん子よ・・・・

さらば!

「やだ!イヤイヤ!置いていかないで!」って真剣な眼差しでうるうる、体はプルプル震えながら、お兄ちゃんの手を、ガシィィィっ!!!と掴んで離さない。

わん子ぉー、大丈夫だよ、優しい家主さんだから、安心してね。
じゃあね、バイバイ。

って、一晩だけ、ペットホテル「ぽち」さんに預けに来ただけです。

でも、奥からは他のわんこたちの吠える声も聞こえるし、知らない匂いのお家だし、不安だよね…
でも一晩だけ、ごめんね…

というのも、これから私たち人間は、美味しいお宿へ一泊しに行くのだぁ!!


向かったのは、紀北町 紀伊長島 古里 という小さい地区にある民宿、
四季活魚の宿 紀伊の松島

紀北町といえば、魚介が美味しいところ。
この紀伊長島にも漁港があったりして、地魚介がその四季折々に楽しめるんだそう。

ぽちの家主さんも「この辺はほんっとに魚が美味しくてね!他んとこの、食べれんもん!」って言ってた。

その中でも、グルメな父が
「魚料理がうまい!」って絶賛するのが、こちらの『紀伊の松島』さん。

「ここの魚介料理が美味しくてねぇ。まき子たちを連れて行きたいんだわ」って数年前からいつも言ってて、去年の夏に計画 したけど、台風で行けず。

ようやく、リベンジ!
父に連れてきてもらえましたー!!

息子は「ホテル♪  ホテル🎵」と、ちょー楽しみにしている、ホテル大好きっ子。

どうやら沖縄の例のホテルみたいなのを想像しているようだけど、“民宿” だからね。
ホテルみたいに大きくないし、たぶん古くて設備も綺麗じゃないからね。

ってずーっと言ってたんだけど。。。


こ…これは!!

民宿っていうレベルじゃなーい!!
部屋が和モダンで、めっちゃオシャレで、最近できたような真新しい感じ。

父曰く、数年前にリフォームして今のような感じになったんだそう。
すごーーい!
これは私もテンション上がるんだけど、それ以上に息子がテンションMAX。

 超高級ホテルみたいじゃん!!
 サイコー!

 おじいちゃんサイコー!!
 ありがとぅー!!

 ヒャッホー!!!

という息子のハイテンションっぷりに、父もニッコニコ。

「お風呂行ってくる!!」
…って、おいおい、ここで服を脱ぐんかい!😆

お風呂も小さいけれど(女子風呂はシャワー2台)、リフォームしたんだろうなぁ。
泡ジャグジーがついてて、すんごいまった〜り入れます。


館内を散策してると、ところどころ、昔の民宿を思わせるようなところもある。


お風呂前の休憩室には年季の入ったソファにテーブル、脇のデスクには紀北町や熊野の情報パンフレットがいっぱい。



お風呂を上がったら、浴衣に着替えて、お楽しみの夕飯まで部屋でまったりタイム。

子供用の浴衣の柄が、お好みでなかったらしい。
「こんなお子ちゃまのやだ!」と嫌がって、「ママの着る!」とな。
まぁ、いい感じじゃない?😆

ベッドで、ふにょふにょするメンズ(笑)



部屋の冊子を見ると、いろんな情報がいっぱい!


紀北町はほんっといろんな魚介が捕れるんだなぁ〜。



古里おさんぽマップ


海水浴場 などなどの情報も。


今回は父に言われるがままについてきて、夕飯食べて帰るだけの予定だけど、この周辺、なんか色々と楽しめることいっぱいありそうじゃない。
今度は夏に、もっとゆったりここで遊べるように来てみたいね〜。


さてさて。
いよいよ、宴の時間!!


きゃーー!!
テンション上がりますーー!!





パッと見て、トコブシナマコビンチョウマグロ酢味噌和え はメンズからこっちにスルーパスだな。
代わりに玉子巻きお赤飯 頭付きエビ は殻を剥いてメンズに食べてもらおう…などなど、物々交換を考える。

お父さんも、相方の好き嫌いは知ってるから、「僕はそんなに食べられないから、これどうぞ、これもよかったら」って、相方が食べられるものをパスしたり、けっこう気を遣ってくれる。
ほんと、めんどい相方で、すんません。。。


最初に出てきたお造りに、みんなで「わおー!!」

立派な アカハタ ホラ貝 旨すぎる!

アカハタのお刺身には、久しぶりに相方の雄叫びが出ました。
「うんめぇー!!!」

続いて息子も
「うんまっ!」

その雄叫びを聞いて、女将さんもニッコリ、「美味しいでしょう。うちのお魚はここら辺で捕れたものばかりなんですよ」って。

この女将さんが、ほんっと素敵な方なんです。
父は年に2回くらいはここに来るらしく、女将さんを慕ってるみたいで、「これ、娘です(私のこと)」ってご挨拶。
「いつも父がお世話になってます。」って言ってから、ん?あれ?娘が言うのは変か?って思っちゃった(笑)


いやーでも、ほんっと旨い。
ちょび盛り前菜も、こりゃービール飲んでる場合じゃないよ?お燗でしょ。

と、父と奥さんと意気投合して、さっそくお燗2合を、1本じゃなく、2本(笑)。

いやーもーね、お父さんと奥さん、一緒に飲んでくれるし、盃が空いたらすぐに差しつ差されつで、私もすんごい楽しい!!

「日本酒はどんな銘柄ですか?」って聞くのは野暮かなと思って、もうお父さんたちにお任せ^^
私の記憶が定かであれば、この宴で、二合徳利が合計6本ほど空きました(笑)。


最初の大皿お造り以外にも、1人一皿のお造りも😳

シマス タイの霜降り ビンチョウマグロ 甘エビ ホタテ いくら

女将さんが「シマス」って言ったこの魚、なんだろう?ってササっと調べたら、ヒラスズキ のことなのね〜。
三重県では「夏のマダカ、冬のシマス」って言うみたい?


小さいポーションではあるけど、ローストビーフ も。

すると、父、奥さん、私から相方へ「どうぞどうぞどうぞ」で、さすがの相方も「腹いっぱいになっちゃう!」とな(笑)


金目鯛の煮付け が、これまた立派。

そして、おいしーい!
相方も、ブリとかアジ、イワシなどの青魚の煮付け以外の、こういう魚なら、好んで食べる。

息子は魚丸ごとの煮付けは食べ慣れてないから、最初はビビって嫌がってたけど、相方が「これは絶対旨いやつ。俺が旨いって言うもんは、だいたいオマエも食えるだろ?真ん中のとこ、ほじってみ。」と言って食べさせる。

息子「うん、合格」

なんじゃそりゃー!何様じゃー!
って、みんなで大爆笑(笑)

私は、自分のはもちろん、息子と相方のも、骨の周りをしゃぶり尽くします。

さらに、さばふぐの唐揚げ も。
さばふぐって毒がないんだそう。

「ぼく、もうお腹いっぱーい!むりー!」っていう息子に、相方が「ケンタッキーみたいで旨いぞ!」って言ったら、また「うん、旨い」って完食。
ケンタッキーっていう表現方はアレだけど、ほんと、この薄めの衣の塩気とフグの食感、サイコー!

この後は、お吸い物とデザートで〆。
お腹いっぱい、幸せいっぱい。
私は、何よりお父さんと奥さんと一緒に飲めるのが嬉しい〜!


お昼の あずまや さんに引き続き、マイペースな息子に私と相方がツッコミを入れる「うちらお笑い芸人家族か!」な感じだったけど、笑いの絶えないひとときになって、良かった😄


というか、お父さんも80歳近くなって、丸くなったなぁ〜って思う。
私が幼い頃は、今の坊みたいな口の利き方、ふざけた振る舞いをしたら、お父さんからお叱り食らってたよ。
だから、お調子者すぎる息子の態度にヒヤヒヤしてたけど、それが逆にウケてるみたいでホッとしちゃった。


--- 翌朝 ---

朝食も楽しみだったんです!


夜の宴会中から、父が「朝のねぇ!松島さん自家製のアジの干物がすごくおいしーんだわ!」と熱弁してて、女将さんにも「あの鯵の一夜干し、明日の朝も出ますか?」って確認してたくらい(笑)。


やったあ!温泉たまごがある。
こ〜んな朝食が出たら、お米を食べ過ぎちゃいそうだけど、お椀に盛るのは少しだけ。

案の定、卵かけご飯にしてた息子が「もうお腹いっぱい、ギブ」というので、私が後を引き継ぎました。
こういう宿に来ると、「残したら女将さんや料理長に失礼!全部食べなきゃ!」って思う性分なもので。。。


父が絶賛していた アジの自家製干物 がこちら。



身がすんごーくふっくら、干し加減も絶妙。
細長いのは、太刀魚の味醂干し

ほんっと美味しい〜!!
こんな美味しい干物が食べられるなんて。

紀伊の松島さん、料理長は先代を継いだ、女将さんの息子さんなのだけど、聞けば、料理長のお子さんはうちの坊と同じ4年生。
てことは、料理長も私と同じくらいなのかな。

私も、父に続いて今後とも末長くお世話になりたいです^^

本当に美味しくて楽しいひとときが過ごせました。
松島さん、ありがとうございます!


【四季活魚の宿 紀伊の松島】
三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区古里1057
0597-49-3048
https://kiinomatsushima.com/


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3 コメント

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Unknown (庄助)
2024-01-08 09:07:33
いい宿ですね~、値段を見てびっくり、この値段でこんなにおいしい魚がたっぷり食べられるとはすごいです。
さくらこちゃん木曾に続いて悲しそう、、。

お父さんたちと楽しい旅ができて、良かったですね。お父さんも念願かなって、若ともゆっくり会えてうれしかったでしょう。
三人で1升2合はすごいです、一番飲んだのはまき子さんかな?(笑



http://shousuke.blog116.fc2.com/blog-entry-437.html
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Unknown (庄助)
2024-01-08 09:09:47
すいません、最後のリンクは以前泊った紀北町の民宿旅館です。
返信する
■庄助さん (まき子)
2024-01-08 17:26:49
おお!!
リンクで見せてもらった宿の美鈴さんのカラスミだ!!

この後のblogに続くんですが、帰りに「道の駅 マンボウ」で、父が「これもいつも買うんだよ」ってお年玉(っていう年齢か^^;)代わりにカラスミを買ってくれたんです。
製造者は「美鈴」さんになってました。

さくら子には申し訳なかったけど、美味しいものたっぷり頂いてきました〜!
ほんとに、この「松島」さん、CP最高だと思います。

父は「来るたびに出してくれる魚介が違って、それがまた楽しみなんだわ〜」って。
今年の夏も一緒に行ってくれる? って🎵

孫がおちゃらて明るい性格で、みんな笑って、とても楽しかったみたい。
喜んでくれて、よかったです^^
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