こおろ、こおろ

まぜまぜしましょ

「こおろ、こおろ」って?

2004年05月31日 00時10分16秒 | Weblog
それは、
古事記や日本書紀に伝わる国生み神話から。

人間が生まれるよりはるか昔、
まだこの地上が混沌としてかたまらない大昔、
大勢の神様が高天原(たかまがはら)という天上の国に住んでいました。
神々は相談し伊邪那岐(いざなぎ)と伊邪那美(いざなみ)のニ神を
「このただようておる国を、つくろい固めて作りあげよ」と、
下界におつかわしになりました。

伊邪那岐と伊邪那美の二神は、
まず天と地の間にかけられた天浮橋(あまのうきはし)から
天沼矛(あまのぬぼこ)でドロドロの混沌を
「こおろ、こおろ」とかきまぜました。
持ち上げた沼矛の先から滴り落ちた塩の雫がしだいに積もり固まって、
最初の固い土地が生まれました。
これが淤能碁呂島(おのごろ<>じま)です。

二神はこの島に降りたち国生みを始めます。
そして、二人の神様が最初におつくりになった島が、
淡道之穂之狭別島(あわじのほのさわけのしま)現在の淡路島、
次に四国、隠岐、九州、壱岐、対馬、佐渡、
そして大倭豊秋津島(おおやまととよあきづしま:本州)が生まれ
大八洲国ができました。

大八洲は大八島とも表すようです。