アタシは小さな事務所で仕事をしているのだが、いつもテツさんと2人きりだ。
たまにキムさんも来るけれども、すぐに現場に出てしまう。
それでも最初はキムさんと2人で仕事をしていたので、ヒマな時に世間話などをしていた。
『ナオさんってどうして休んでるんですか?』アタシはなんとなく聞いた。
するとキムさんは少し難しそうな顔をして、タバコを燻らせながら呟いた。
「テツがなぁ・・・」
おっ。新展開。
『テツさんが、何かしたんですか?』
テツさんと言えば、気をつけろといわれた要注意人物。
やはりカレが何かしたのだろうか。
「テツとナオちゃんは、相性が悪いみたいで。テツはナオちゃんに一言も話しかけないんだ。ナオちゃんはナオちゃんで、恐かったんだろうなぁ・・・テツがナオちゃんを呼んだりすると、ビクッ!!!としてたんだよ。それでダメになっちゃったのかなぁ・・・」
な、なんだってーーーーーーーー!!?
これはアタシが前の会社で体験し、もうゴメンだと思ったイ、イジメではないか!!!
男のイジメって、どうなんだろう。
キムさんはさらに続けた。
「アイツもなぁ・・・ジキルとハイドみたいに性格がガラリと変わるんだ。普段はまいどーまいどーって愛想振りまいてるけど、仕事に集中するとパソコンに向かってジーーーーッ!!!と黙ってしまうし、怒ったらすぐにカーーーーーーーーッ!!!となって怒鳴るし、それで今までの女の子は何人も泣きながら辞めていったからなぁ。アイツも子供ができれば少しは丸くなるんだろうけど、なんで子供作らないんだろうなぁ」
え、と。
すごく・・・恐いです。
話を聞いていくと、ナオさんの他にも3人くらい女の子が受付として入社したりしていたのだが、すべてテツさんの性格に付いていけずに辞めていったという。
テツさんの上司もテツさんがあまりに優秀すぎて頭が上がらないらしいし、テツさんはこの課を立ち上げた人だから、やっぱり課にいてもらわなければならない存在で左遷することもできないみたい。
鬱病になってしまうくらい追い詰められたナオさん。
原因は違うかもしれないが、テツさんが関わってることは間違いないだろう。
もしその矛先がアタシに向いたらと思うとゾッとした。
試用期間いっぱいで辞めようかな・・・
たまにキムさんも来るけれども、すぐに現場に出てしまう。
それでも最初はキムさんと2人で仕事をしていたので、ヒマな時に世間話などをしていた。
『ナオさんってどうして休んでるんですか?』アタシはなんとなく聞いた。
するとキムさんは少し難しそうな顔をして、タバコを燻らせながら呟いた。
「テツがなぁ・・・」
おっ。新展開。
『テツさんが、何かしたんですか?』
テツさんと言えば、気をつけろといわれた要注意人物。
やはりカレが何かしたのだろうか。
「テツとナオちゃんは、相性が悪いみたいで。テツはナオちゃんに一言も話しかけないんだ。ナオちゃんはナオちゃんで、恐かったんだろうなぁ・・・テツがナオちゃんを呼んだりすると、ビクッ!!!としてたんだよ。それでダメになっちゃったのかなぁ・・・」
な、なんだってーーーーーーーー!!?
これはアタシが前の会社で体験し、もうゴメンだと思ったイ、イジメではないか!!!
男のイジメって、どうなんだろう。
キムさんはさらに続けた。
「アイツもなぁ・・・ジキルとハイドみたいに性格がガラリと変わるんだ。普段はまいどーまいどーって愛想振りまいてるけど、仕事に集中するとパソコンに向かってジーーーーッ!!!と黙ってしまうし、怒ったらすぐにカーーーーーーーーッ!!!となって怒鳴るし、それで今までの女の子は何人も泣きながら辞めていったからなぁ。アイツも子供ができれば少しは丸くなるんだろうけど、なんで子供作らないんだろうなぁ」
え、と。
すごく・・・恐いです。
話を聞いていくと、ナオさんの他にも3人くらい女の子が受付として入社したりしていたのだが、すべてテツさんの性格に付いていけずに辞めていったという。
テツさんの上司もテツさんがあまりに優秀すぎて頭が上がらないらしいし、テツさんはこの課を立ち上げた人だから、やっぱり課にいてもらわなければならない存在で左遷することもできないみたい。
鬱病になってしまうくらい追い詰められたナオさん。
原因は違うかもしれないが、テツさんが関わってることは間違いないだろう。
もしその矛先がアタシに向いたらと思うとゾッとした。
試用期間いっぱいで辞めようかな・・・
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