流動のイイ女

妻子もちと別れ⇒いじめで会社を退職⇒脱無職⇒上司と不倫関係⇒約3年の不倫にピリオド⇒復縁、妊娠⇒未婚の母に

やきもち

2010-10-12 | 新しい仕事
昨日、テツさんと知り合った頃の話になった。

テツさんと不倫関係になった年の夏、テツさんとテツさんの同僚?とアタシ+お客さんで飲む機会があった。

もともとはテツさんと同僚Rが出張先で飲んだ店のホステスが、テツさんの1つ上であることと、地元が同じということから始まった。

当時はよく分からないで飲んでいたけど、昨日改めてどうしてそんな成り行きになったのか聞いてみた。

テツさんとそのホステスMは中学校が同じで、テツさんはちょっとした有名人だった。

モテて有名で。

年下年上からのアタックは当たり前。

ラブレターは毎日のように。

ファンクラブなんかもあったようで。

そんな話をテツさんから聞かされた事があった。

Mからは「すっごくモテてたよね」と言われたらしい。

確かに顔はいいと思う。

目はパッチリしてて、まつげもふさふさ。

鼻は高いし口角はあがってる。

ただ肌が汚い。

これはアタシのせいでもあるんだけどね。

そんなモテまくりのテツさん。

『いつごろまでモテてたの?』

そんなことを聞いたのが間違いだった。

30歳くらいまではモテまくってたって。

ちょうど結婚した頃だね。

そんなモテまくりの男をゲットした嫁、どんなに美人なんだろう。

アタシはお水の女ということしか分からない。

顔は見たことあるけど覚えてない。

実力でゲットした嫁に劣等感を感じる。

アタシはモテる男性の数ある浮気相手の一人でしかないのだろうか。

「モテてたけど、女難だった」

テツさんはそううそぶいた。

『アタシとこういう関係になって、正直後悔したこと、ある?』

あるって言ってほしかった。

アタシは後悔しまくってたから。

「後悔したと言えば後悔したことあるし、後悔してないと言えば後悔してない」

そんな意味不明なことを言うテツさん。

何度も同じ事をつぶやいて、結局は「後悔したことはない」と締めた。

『どういうことなの?』

「俺の人生で後悔してる所はあるけれど、それがあるから今こうしてまいと一緒にいられるわけで。その点に関して言えば後悔していない」

『つまりアタシと出会う以前の段階で何かしら後悔してるってこと?』

「うん」とテツさんは言った。

なんとなく言いたいことは分かった。

嫁と結婚したこととかを後悔してるんだろう。

いや、テツさんがもともと嫁を愛していたのには違いない。

ただ浮気されたことが傷になってるんだ。

テツさんの話が本当ならね。

それでも二十代の一番輝いている時期に年上である嫁がテツさんと出会い結婚したという事実は、アタシにはとても辛いことだった。

今更なにを思うのだろう。

けれやきもちを妬かずにはいられなかった。

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