テツさんが出張中、アタシはテツさんとコンタクトを取らなかった。
いつもならホテルに着いたと電話があるはずなのに、この日はなかったから。
きっと上司や時間の都合で電話できなかったんだろう。
そう思うことにした。
そしてネットで猫の真実を知っても何も言わなかった。
夜になっても、日付が変わってもテツさんからは電話がない。
ここまでくると寂しかったけど、明日起きてみれば着信が入っているかもしれない。
そう願って寝ることにした。
深夜2時半、電話が鳴った。
テツさんからだった。
どうしよう、電話を取ると明日に障る。
それでもとってみた。
『はい』とてもぶっきらぼうだったと思う。
もしもし、というテツさんの声色はやはりお酒が入った時と同じだった。
「まい、まいさぁ、前にM市に住みたいって言ってたよね」
M市とは隣県の、少し発展した市のことだ。
以前テツさんと暮らしたいと思って調べてみたことがある市。
『うん、それがどしたの?』
急に何を言い出すのだろう。少し嫌な予感がした。
「住もうか。俺とこの町を出よう」
ね、と押してくる。
おかしい、どう考えたっておかしい。
今のテツさんはそんなことを話すような人じゃない。
きっと飲み会で何かあったんだ。
『どうしたの?なんかあったの?』
「まい、俺は会社を辞める。って言うか、潰す」
なんてこったい。
いつもならホテルに着いたと電話があるはずなのに、この日はなかったから。
きっと上司や時間の都合で電話できなかったんだろう。
そう思うことにした。
そしてネットで猫の真実を知っても何も言わなかった。
夜になっても、日付が変わってもテツさんからは電話がない。
ここまでくると寂しかったけど、明日起きてみれば着信が入っているかもしれない。
そう願って寝ることにした。
深夜2時半、電話が鳴った。
テツさんからだった。
どうしよう、電話を取ると明日に障る。
それでもとってみた。
『はい』とてもぶっきらぼうだったと思う。
もしもし、というテツさんの声色はやはりお酒が入った時と同じだった。
「まい、まいさぁ、前にM市に住みたいって言ってたよね」
M市とは隣県の、少し発展した市のことだ。
以前テツさんと暮らしたいと思って調べてみたことがある市。
『うん、それがどしたの?』
急に何を言い出すのだろう。少し嫌な予感がした。
「住もうか。俺とこの町を出よう」
ね、と押してくる。
おかしい、どう考えたっておかしい。
今のテツさんはそんなことを話すような人じゃない。
きっと飲み会で何かあったんだ。
『どうしたの?なんかあったの?』
「まい、俺は会社を辞める。って言うか、潰す」
なんてこったい。
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