流動のイイ女

妻子もちと別れ⇒いじめで会社を退職⇒脱無職⇒上司と不倫関係⇒約3年の不倫にピリオド⇒復縁、妊娠⇒未婚の母に

なきごと(気持ち悪いかも)

2006-02-17 | 日記
不正出血が始まって4日目。一向に出血がおさまる気配がない。
むしろ量が増えている。
このままほっておけば1週間くらいでおさまるんだろうけど、今日は婦人科に行ってきた。
17時の定時に仕事を終えて、そのまま婦人科へ一直線。
覚悟はしてたけど、めっちゃ患者がいた。
YOUを読みながら待つこと2時間。
ようやく順番が回ってきたよ。
あんなにいっぱいいた患者は気づけばアタシの他に2人だけ。

診察室に入る。先生はいなかった。
5分くらいして先生が入ってきた。
50くらいの、中年の男の先生。
もう常連さんです。笑
挨拶もそこそこに先生に不正出血のむねを伝えると、
『じゃ、見てみましょうか』

えっ。

先生。

アタシ。

血が。

出てるんですけど。

マジかー。すげーな。
マソコから血がだらだら出てるのに(少量だけど)あの台にあがるなんて。
スカートを脱ぎ、パンストを下ろし、パンツも脱いで下はスッポンポン。
診察台に乗って、お産のポーズみたいに座ったよ。

先生が見て一言。
『んー、これは血液ですね』

しっとるがな!!!!!!

赤いんですからもちろん血液ですよ。
『血の臭いがしますね。これは血です』
あぁ、そうなの。
しかも臭いって。。。
なんか臭いってイヤよね。クサイって言われてるみたいで。
まぁアタシには恥もへったくれもないんだけどね。
『はい、機械入りまーす』
唐突に言われ、機械をグサっ。
膣に機械を入れて、中を広げられるの。
どんな構造になってるか知らないけど、コレがまたメチャクチャ痛い。
しかも膣に物を入れるなんて久しぶりだから余計に。笑
いつもは、セフレだとかダーリンとかに入れられてるの想像して、激痛に耐えてるアタシ。笑
でも今回は、ダーリンに突っ込まれてるイメージをしても痛みには勝てなかった。。。
ちょっと血の量が多いみたい。
機械を抜いたと思ったら
『超音波入りまーす』
そんな、ホストじゃないんだから。
超音波は先がとがってないから、さっきの機械よりは痛くないんだ。
超音波の機械を入れると、モニターにアタシの子宮の画像が映し出される。
もちろん何がなんなのかは素人だから分からないけど、先生は2回写真を撮った。
「下腹部が痛むんです」アタシは言った。
時々、左の下腹部から腰に突き抜けるように痛みが出るときがある。
一応先生に報告しておいた。

『着替え終わったら隣のベッドにきてください』
先生が言うから、着替えてベッドに寝たさ。
お腹を出して、先生が指でトントントン。

『ガスですね』

はい、そうですか。便秘症なもので。
服を戻して、先生の話を聞く。

『ちょっと血液の量が多いですね。あなたの身体の中、ホルモン的なものが弱っていて、あなたの身体から出血を止めるだけの力がない。このままじゃしばらく血は止まらないでしょう。だから止血剤を打ちます。それと、おそらく女性ホルモンが著しく低下してるから、ホルモン剤を処方します。血液検査もします。ホルモン剤は来週も出しますので、また来週きてください』

ちょっ。

ホルモン剤を2回。
これはドコかで経験した。いや、ここでだけど。
「先生、それってピルですか?」聞いてみた。
『そうですね』
あっさり。
勘弁してよー。(泣)
アタシ、過去にピルを服用したことがあるんだけど、副作用がめっちゃキツイの。
めまいと吐き気がハンパなくて、頭がフラフラして思考回路がショート寸前(古)
「先生、薬は勘弁してください。他の方法にしてください」
マジ必死に言ったよ。
『じゃぁ、薬じゃなくて注射にしましょう』
先生は言って看護婦さんに指示した。
看護婦さんは銀のトレーに太い注射器と太い薬、小さな薬、空いた容器を入れて持ってきた。
『じゃ、処置を受けてください』
アタシは泣きそうになった。

別室に移動し、ベッドに座る。
看護婦さんが来て、尻を出せという。
ホルモン剤は尻に打つらしい。
「恐いよ~」23歳とは思えぬ情けない声を出しながら尻を出し、うつぶせになる。
めっちゃ痛かった。泣
間髪いれずに次は血液採取。
コレが一番嫌い。
初めて血を採られたのは高校2年の時だったけど、その時の針の感覚がとてもイヤで、それ以来注射嫌いになったの。力が抜ける~。
腕にバンドを巻いて、注射針が腕に刺さった。
この瞬間、アタシの激しい妄想が始まる。

あぁ、アタシは今、この身体から血を抜かれている。
アタシの身体の一部があの針を通って、ちいさな管の中に入ってゆく。
血を採られたアタシは貧血を起こすだろう。
帰る途中、フラってなっちゃうかもしれない。
あぁ、気が遠くなってきた。。。

なーんてカンジで。
前に血を採った時はずっと見てたけど、今回は恐くて目をそらしてた。
あーそれにしても長い。痛い。
看護婦さんが時々『痛い?』とかいろいろ声をかけて気遣ってくれる。
ってかまだ終わらないの?ってカンジで思い切って腕を見てみた。

なんか変なの刺さってる!!

しかもチューブでいってるし。
「な、なんすかコレ!?ってか血ぃ取り終わってたんだ」
『そうよ~♪もう少しで終わるからね~』
そんな、明るく言わなくても。。。
看護婦さんは笑いながら注射器を押して、蛍光オレンジの液体をアタシに注入している。
さっきよりは痛みはないけど、これって点滴みたいなカンジなのかな。

永遠のような時が過ぎていった。
『はい、終わり。また来週来てね~』
アタシは半分ベソをかいてた。

そのあと処方箋を出してもらって、3500円くらい。
薬は止血剤2種類5日分で500円くらいだった。
時間は20時になろうかというところだった。
帰り道、車の中で、どうしようもない惨めな気持ちになった。

どうしてアタシは生理がちゃんとこないの。
どうしてアタシは女性ホルモンが少ないの。
どうしてピルなんて服用しなけりゃならないの。
どうしてアタシだけなの。
どうして。
どうして。

どうしようもなく惨めで、自分がかわいそうで、ちょっとだけ、泣いた。

ピルの1つめの効果があるうちは、強制的に排卵を起こさせ、もう1つのピルの効果がなくたったとき、生理が起こる。
つまりピルの効果があるうちは、妊娠しないわけ。

出血がおさまったら、ダーリンに抱いてほしいな。
そんなコト、間違っても言えるワケもなく。
鳴らない携帯を握り締めてアパートに帰ってきたよ。

結局ダーリンからは、メールはこなかった。

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