流動のイイ女

妻子もちと別れ⇒いじめで会社を退職⇒脱無職⇒上司と不倫関係⇒約3年の不倫にピリオド⇒復縁、妊娠⇒未婚の母に

行ってきました大都会

2006-03-11 | ダーリン
ダーリンから電話を受けてから相当待たされたけど、行ってきました大都会TOKYO!
出発がなんと23時!目標帰宅予定時間は午前3時!ちなみに片道2時間強!
アタシ達の定番コースは首都高と大黒ふ頭なんだけど、出発時間がこのとおり遅かったから道路がガラガラのスイスイで。
途中で恒例の「栄養ドリンクで乾杯」もしたよ。懐かしい。
天気もあんまりよくなくて町のライトや星がよく見えない。雨もちらほら。
首都高を走っても速い車があんまりいない。ってかほとんどいない。
まさかまさか・・・・と思いつつ大黒埠頭へ。
はい、ガラガラでした。
着いたのは2時くらいかなー。
マジで人がいなすぎで。パラパラやってる人も10人もいなくて。
おまけに上から道路見渡せるじゃん。なんていう道路か知らないけど、あそこでけっこう車がビュンビュンと走ってるのよ。普段は。
でもいつのまにかコーンがあったりなんかしちゃって。車も走れないわけ。
つっまんないねー。
MISAにBANZAI!もアナザーナイトも流れてなく、レゲトンやらでちょっと雰囲気変わった感じ。
結局そこには30分くらいしかいなかったんじゃないかな。
全体的には「いまいち」って感じだったよ。
車に戻る途中、ユウがジュースを買ってくると言って、一人自販機に行ったんだ。
ユウの姿が見えなくなった時、ダーリンがふいにキスしてきた。
軽くチュッって感じだったけど。
すごく嬉しかった。アタシもキスしたかったから。歩きながらお互い微笑み合う。
そして車に戻ったよ。

行きも帰りも運転⇒ダーリン、助手席⇒ユウ、後部座席⇒アタシだったんだけど、助手席以外に座ったのは初めて。見える景色が違ったよ。
いつもなら運転してる横顔が見えるんだけど、今回は後頭部。
車に乗ったときには懐かしい曲がかかってた。
なんと一年前の旅行「一生の思い出」の時に作ったCD。すごく懐かしくて一年前に戻った気がしたの。
ダーリンとユウは楽しそうに話をしている。
でもユウは、ダーリンとアタシの関係がまだ続いていることを知っているのだろうか。
こんな風にちょこんと座ってるけど、裸で激しく抱き合ってる。
その唇は重ねあい、舌を絡めあう。ステアを握るその手は、アタシの身体を愛撫する。
今アタシが座ってる後部座席では、二人で一つに繋がっていた時もある。
アタシはソコでなぜか優越感を感じていたんだ。二人はこんな関係なのよって。
でも「let go」がかかるとすごく切なくなったの。
ここはダーリンの車。ダーリンには彼女がいる。
運転席にはダーリン。助手席には当たり前のように彼女が座るんだ。
休日には二人で出かけて、当たり前のように日用品とか買ったりして。
ダーリンの彼女は、将来「社長夫人」として、ダーリンの会社、未来を支える伴侶となる。
従業員のみんなに「奥さん」なんて呼ばれるようになるんだ。
そしていつしかこの車にはチャイルドシートなんか置くようになったりして。
アタシが助手席に座れなくなる日はいつか必ず来るんだ。
ダーリンは浮気をなかったことにして、当たり前に二人でうまくやっていくんだ。
アタシの存在など最初からなかったかのように。
そんな日が、いつか必ずくる。
必ずくる。

いやだ。

ダーリンと離れたくない。ずっとこのままでいたい。
結婚しないでほしい。
アタシを独りにしないでほしい。
本命の彼女にとってはアタシの方がおかしな存在だろう。
普通に考えてもアタシの方が世間的に間違ってるし、ジャマだ。それは分かってる。
ずっとこのままでいても、毎年、年は重ねられていくんだ。
ダーリンはいつでも結婚できる、もしかしたらもう既婚かもだけど、別れたとき、アタシは年をとったただの独り身。
アタシに未来はない。
辛い。
涙が出てきそうになる。考えるのはやめよう。

ダーリンはしきりに眠いと言っている。そりゃそうだよね。
時間は午前4時。普通に起きてるだけでも眠いのに、仕事してからずっと運転しっぱなしだもんね。高速で600キロなんて神経も磨り減るよね。
「大丈夫?」アタシは手をダーリンの頬へ当てた。
『うわっ。つめてー!』
アタシは極度の冷え性だから、手が冷たいんだよね。
ダーリンの頬や首はすごく暖かった。眠いんだね。
こうして何気なくダーリンに触れる。
高速でお金を渡したり、おつりを受け取るときも、ダーリンはわざとお金を受け取るのに時間をかけて手を触れ合わせてくれたり、何気なく手を握ってくれたりする。
お互いこうやって密かにスキンシップを取るの。
車の中でも、ふと見つめあったり。そういう些細なコトで二人の関係を強く感じる。
高速を降りたときも『まい、まだ手ぇ冷たいの?』って言って、堂々と手を握ってきた。
こうすれば自然と手を触れ合える。何気に指で手をさすってくれるのが嬉しかった。
一般道に出ると気が抜けたのか、もうタラタラ運転で。
交差点が通る度に青信号なのに辟易してた。『休ませる気ねーのかよ信号はよー』って愚痴ってた。
こうしてアタシのアパートへ到着。少し話をして帰っていったよ。
ドアを開けると猫が外へ飛び出してきた。
ダッコして中に入れた。猫の身体は温かかった。
ずっと玄関で待っててくれたんだね。ベッドで寝ててよかったのに。ごめんね。
着替えてダーリンの電話を待った。
絶対かかってくると思ったから。
少ししたらダーリンが案の錠、電話がきたよ。
「お疲れ様」アタシは、もしもしの代わりにそういった。
『いまユウのコト送ってった。やべー疲れた』疲れきった声。
『でも楽しかった。まいにチュウしちゃった』
「もっといっぱいしたかったけどね」
『そうだね。もっとゆっくりしたかったし。まいと寝たかった。今度は泊まりで行きたいね』
そんなコトを話して、ダーリンも家に帰ったよ。
時間は5時半。ハードだったねダーリン。
しかもダーリン、9時には仕事に出なきゃならないみたいで。
ホント辛いよね。
ホントは、この後ダーリンがアタシを迎えに来てくれて、ホテルに連れてってくれないかな。なんて思ってたの。
でもそんなに甘くなかった。昔とは違うんだって思った。
結局アタシは仕事を休んで、今の今まで寝てたよ。
ダーリンからは何の連絡もこなくて寂しいけど、寝てるのかなって思うことにする。
なんだか自分が哀れに思ってきちゃった。

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