本日はトーストマスターズクラブのエリア23の英語と日本語のスピーチコンテストがありました。
英語の優勝者は私達のクラブ、Keyforceのメンバー、富山氏でした。(パチパチ)
そのスピーチタイトルは「スピーチはシルバー」。
正に、今の私にくれたメッセージの様でした。
彼は英語の先生です。ある時生徒が夜の7時半に訪ねてきました。雨の中、ドアのところで、「死にたい」と。
彼は中に入れ、話を聞きました。生徒はボーイフレンドを家族に紹介したところ、反対されて「死にたい」ほど落ち込んでいたそうです。彼はその生徒の話を聞いて、聞いて、聞いて、気がつけば11時半になっていたそうです。
4時間聞きっぱなしで何も話せなかったと言います。
翌日彼女は何も無かったように彼のところへ現れ、勉強にスイッチが入ったように変わっていました。その後、彼女は国立の有名医大へ受かり卒業して行きました。
そして6年後、彼女から手紙が来ました。 無事に医師の国家試験に受かり、病院で働きますと。そして彼と一緒になりますと。
その手紙の終わりは先生の彼へお礼のメッセージでした。「あの時、4時間も私に説教をして下さりありがとうございました。私はあれで変われました。先生のお陰です」と。
先生の彼曰く、「私は聞くだけで、何も説教した覚えはない。彼女が時には泣いて話し、笑って話しを聞いて聞いて、聞いて、彼女は話して話して話していただけだ。それも4時間も」というのです。
先生は何か話そうにも話す隙が無かったと。
しかし、6年経った今、彼女からのお礼の手紙で「聞くことは話す事より効果がある、まさに金なのだ」と分かったという話でした。
スピーチを練習する私たちにとっては、話す事は第一優先ですが、「話すよりも聞く方に力がある」とのメッセージをくれて一位になりました。
この前私も言われたばかりです。「口は一つ、でも耳は二つ、なぜだと思うか、人の話は二倍聞けと云う事」と。
この一週間で、相手の話を聞くことの大切さを二度も教わりました。 心しましょう。
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