愛しのロニー/My Dearest Ronnie

LONG LIVE RONNIE JAMES DIO。永遠にあなたを愛しています。

ヴィヴィアン・キャンベル インタビュー

2011年05月31日 17時42分24秒 | DIO
"Inside Heavy"が5月30日にヴィヴィアンのインタビューを行いました。
DIOがらみの抜粋を下記します。


DIO時代について:

Vivian: とても変な感じだったよ。ロニーは俺よりずっと年上だったから、本当に父親といっしょにバンドをやってるような感じだったんだ。ただ俺にとっては、ロニーは義理の父親って感じだったけどね。俺たちは本当に不自然な関係だったんだよ。音楽以外に共有できるものがあんまりなかった。いや、俺に言わせれば、俺たちには音楽以外共有できるものは何もなかったな。だから彼に対してそりゃあ俺はぎこちなかった。
だけど音楽的には素晴らしかったよ。疑問の余地はないよ、第一期のDIOは最高だ。
特に最初の二枚のレコードはそれはそれは強力だし、この2枚の時はバンドも素晴らしい雰囲気だった。その後、何かが変わった。今日に至るまで大勢の人たちがまだ、俺の方がバンドに背を向けてDIOを辞めたと思ってるけど、それは絶対に違う。俺は3枚目のアルバムで3回目のツアーだった"Sacred Heart"ツアーの途中でクビになったんだ。俺はバンドを辞めたくなかった。でも明らかにロニーは別のことを考えていた。それ以来彼とは全く話をしていない。だから俺が最後に彼と会って話してから25年ぐらいになるよ。

現在企画されているロニー・ジェイムス・ディオの追悼アルバムのどれかに参加するかどうかについて:

Vivian: しないよ。参加したいかどうかもよく分からないんだ。もしそうだとしても打診もされていないから、まず無理だろうけどね。俺はDEF LEPPARDで大きなツアーに出ることになってるし、今年はTHIN LIZZYでも演奏したから-DEF LEPPARDとやらないときは、LIZZYでプレイしているし、ものすごく忙しいんだ。
だけどDIOをやるとすれば、オリジナルのメンバーとプレイすることだけには興味があるよ。つまりドラムはヴィニー・アピスで、ベースはジミー・ベイン、キーボードはクロード・シュネルということだ。ただ誰が歌うのか想像できないけどね。物凄いシンガーじゃなきゃならないだろうね。だってロニーはこのジャンルでは間違いなく最高だったんだから。あんな風に歌える奴がそんなにたくさんいるとは思えないからね。

インタビュー音声全部はこちら。



★☆★

なんだかヴィヴィアン結構喋りますねえ。
舌戦になってないから、この間のウェンディのインタビューは読んでも聴いてもいないのかもしれませんね。


論点1.ヴィヴィアンをクビにしたのは一体ロニーか、ウェンディか?
ウェンディはロニーじゃなく自分がクビにしたと言ってましたね。
でもヴィヴィアンはロニーにクビにされたと思っていますね。
だけどロニーの後期のインタビューで(っていうか撮られちゃったビデオで)「奴はなんとかREPARDとかいうバンドに入っちまって」てなことを言ってます。これって、自分がクビにしたのなら、こんな発言しないよねえ??
やっぱりキーマンはウェンディなのか。ヴィヴィアンにとってはウェンディとロニーは同じに見えたのか。。

論点2.なぜそんなにヴィヴィアンにとってロニーとの関係はぎこちなかったのか?
そりゃ、年が大きく離れてれば共通の話題なんてそんなにないよね。
だけどお互いのことを知ろうとして興味を持ったり歩み寄れば、分かり合えるんじゃないかね?だって音楽であれだけの化学反応を起こしたんだもの。
まあ、どっちが悪いってどっちも悪いだろうけど、相性悪いのねとか、カルマの関係なのねとか言うしか仕方あるまい・・・。
だってもっと年の離れたローワンは未だにロニーが大好きだしねえ。

論点3.バンドを辞めたくなかったって言いました?
え?聞いてませんけど、それ。
3年目はもうソロも細かいプレイしなくなってたけど、辞めるつもりでいたわけじゃないの・・・ああそう・・・。確かにINTERMISSIONもタイトだしね。
それは実に勿体無い話だな・・・。

論点4.オリジナルメンバーのDIOだったらやってもよい?
これ、すごい発言じゃないですか?
ロニーが生きてたら逆にありえなかったのかもしれないけど。
もしもオリジナルメンバーのDIOがライブをやるなら、たとえシンガーが誰であっても、私は見たい!!
ヴィヴィアンがガッカリさせないでくれるなら。





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6 コメント

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複雑です。 (SUE)
2011-06-01 05:47:41
オリジナルのDIOメンバーとならやってもよい>
ちゃんと往年のギタープレイを再現できるのかな?そういう覚悟で臨んでくれるのか?というか、もう遅いよ。見たいけど…
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本当は (Riko)
2011-06-01 17:06:12
ヴィヴィアンとロニーが一緒にプレイするところをみんな見たかったんじゃないのかな。

どちらかが生きてる間にはどうにもならなかったって所なんでしょうな。
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Unknown (Unknown)
2011-06-04 00:39:17
実際、メジャーでやってるバンドは企業となんら変わらないですよね。ロニー=社長、ウェンディー=専務兼人事部長兼経理部長、ヴィビアン=優秀な若手社員ってところでは?
ガンガン働く若い社員には、いつしか不満がたまってってなるし、経営者からしたら「うちでおまえより安い給料で働きたいっていう奴はいくらでもいるんだ!」ってなるし
ロニーは貯金を使い果たし自宅を担保にし、ソロアルバム契約をバンドに変えて作った1stアルバムHoly Diverで成功を収めますが、各人の思惑は食い違ったようで...。
ロニーの死後、発売されたDonington UK:Liveには、なぜか版権のパーセンテージまでクレジットされてるのを見て、少し複雑な思いはしましたが、素晴らしい音楽が残された事実は変わらないと思います。
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へえ~ (Riko)
2011-06-04 10:15:12
ロニーは家を担保にアルバムを作ったんですか。すごい決意でやったことだったんですねえ。
Doningtonにはクレジットが%で書かれているんですか・・(あ、これで持ってないことが露呈)。それはかなりどうかと思いますが。。

色々また知識が増えました。ありがとうございます。
恐らく自分から辞めなかったメンバーは給料に不満はあんまりなかったんでしょうね。
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Unknown (Unknown)
2011-06-04 23:22:00
ロニーにすれば失敗した時のリスクは全部背負う、莫大な投資も行うって部分で、成功すれば報酬も大きくなるのは当たり前なんですけどね。

クレジットに関して言えばロニー/ヴィビアン/ジミーで書かれたLast in lineがNiji Musicが66%で残りの17%づつをヴィビアンとジミーっていう配分だったりで、表面だけみればたしかに不公平感はありますよね
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ふうむ (Riko)
2011-06-06 10:00:29
17%を二人で割るってのは、確かに普通に考えると少ないですね。
本当に曲作りの比重がそんな程度なら仕方ないですけど。
給料は均等にして、クレジット収入は貢献度に比例するのが本当ですよね。
まあ、そんな余裕がなかったのかしら。
今となってはどうしようもないですけどね。
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