またしても更新を相当サボっておりました。
その間に今月初旬にミズーリ州のラジオ局SPRINGFIELDの"HINES' SIDE SHOW"でヴィヴィアンのインタビューが放送された模様です。
以下、抜粋。
□STEEL PANTHERと共にステージに上がりDEF LEPPARDとDIOの曲をジャムったことについて:
ヴィヴィアン:ステージに立ってDIOの曲でソロを再び弾いてみて、物凄く刺激になったよ。それで随分と気分が上がったもんだから、DIOのオリジナルメンバーたちを呼び寄せたくらいなんだ。俺たちは何度か音合わせをしたよ。素晴らしいシンガーも見つけた。それで今度レパードが数ヶ月オフになる時に、少しライブをやることにしたんだ。
□DIOの曲を演奏するのとDEF LEPPARDの曲を弾くのとではどう違いますか?
ヴィヴィアン:DEF LEPPARDでやっていることとは丸っきり違うよ。正直なところ俺はDIOでやっていたようなプレイをDEF LEPPARDではやっていないんだ。DIOではギタリストは俺一人だったけど、LEPPARDにはフィル・コリンがいた。これはよりギターが前に出る手法だよね。こうするとたくさんのことが出来るようになる・・・。俺は去年LEPPARDがオフのときに4ヶ月THIN LIZZYでプレイしたんだけど、これがプレイヤーとして物凄く刺激的なことだった。だって俺はTHIN LIZZYを聴いて育ったし、LIZZYのギタリストたち — Scott GorhamやBrian Robertsonそして特にGary Mooreたちから莫大な影響を受けたからなんだ。
興奮したよ。イギリスとヨーロッパのツアーに参加出来て、本当に夢が叶ったんた。
このことで俺はもう一度プレイすることを再認識したし、新たな扉が開いた気がしたんだ。16歳のあの頃みたいにね。それで俺はただ純粋にギターをもっと弾きたいって思ったんだ。
□長いときを経てDIOの曲を演奏することについて:
ヴィヴィアン:俺はDIOで作ったレコードを誇らしく思っているんだ。多くの人がこの点を理解していないようだけど。でも俺は当時作った曲に強烈な愛着を持っているんだよ。
だから観客の前に出て行って再び当時の曲をプレイするのはものすごく楽しみなんだ。
□ロニーのパートをアンドリュー・フリーマンが担うことについて:
ヴィヴィアン:アンディは素晴らしいヴォーカリストだよ。俺は必ずしも彼がロニー・ディオのように歌う必要はないと思っているんだ。彼は声質も違うし、同じ歌い方をしなくていいと思うのさ。俺はロニー・ディオの代わりをやってもらうつもりはないからね。つまりロニーはこのジャンルの音楽では最高だった。だから彼の代わりをするなんて土台不可能な話なのさ。おかしなことに俺が数ヶ月前にこの件をFACEBOOKに書いたら、他のシンガーを紹介するビデオを送ってくる人がいたんだ。3人のシンガーがいたな。一人はアルゼンチンから、一人は多分スウェーデン、もう一人はアメリカの奴だった。俺は彼らのことはよく知らないけど、みんな恐ろしくロニーに似た歌い方をしていたよ。ただ俺はそういうシンガーを採用するのがいいかどうか分からないんだ。もっと大切なのは、オリジナルのメンバーが揃ってオリジナルの曲を演奏するっていうことだ。俺たちはただ自分たちが作ってレコーディングした曲を演奏しようとしてるだけなんだ。そしてアンディは自分のスタイルで歌ってくれる。さっきも言ったけど、彼はすごく強力なシンガーだし、俺たちはロニーのクローンを作ろうとは思ってない。それじゃあまりに安っぽい話になっちまう。要はオリジナルのバンドがオリジナルの曲をやるっていうことさ。
□ロニー・ジェイムス・ディオとは個人的にうまくいかなかったことについて:
ヴィヴィアン:どのリードシンガーも強烈なエゴを持ってるし、またそうじゃなきゃならない。俺がロニーとの間に個人的な問題を抱えていたのは、俺がバンドに加入した当時から彼の家に長い間住んでいたからなんだ。ジェネレーション・ギャップがあってとても奇妙だったよ。ロニーは俺よりずっと年上だったし、まるで父親か義父と一緒にバンドをやっているような感じだった。気持ち悪かったよ。だからビジネス面では、ロニーと俺は正面から向き合わなかった。彼の元妻だか別居した妻だかのウェンディはマネージャーでもあったけど、俺の経験では彼女はロニーにとっていいマネージャーとは言いがたかったし、恐ろしい決断をいくつもした。そしてロニーは彼女と一対一で向き合いたがらなかった。だから俺たちはこれに抵抗したんだよ。でも俺は間違いなくミュージシャンとしてロニーを尊敬しているよ。ただそれ以外の点では、お互いにぶつかり合ったし大変だった。それでも俺たちは素晴らしい音楽を一緒に作ったし、これについては疑う余地はないよ。
☆★☆
だいぶ核心をついた発言になってきましたね。
結局マネージメントには口出しをしなかったロニーという姿が浮かび上がってきます。
DIOのオリジナルメンバーが揃って自分たちが作った曲を演奏することが大事。
その理屈は分かります。でもロニーがいないとDIOじゃない。
これは誰しもが分かっていること。
ロニーのクローンはできっこない。これも分かりきっていること。
悲しくて悔しいね。
ロニー・ジェイムス・ディオは神に選ばれし不世出の天才。
その間に今月初旬にミズーリ州のラジオ局SPRINGFIELDの"HINES' SIDE SHOW"でヴィヴィアンのインタビューが放送された模様です。
以下、抜粋。
□STEEL PANTHERと共にステージに上がりDEF LEPPARDとDIOの曲をジャムったことについて:
ヴィヴィアン:ステージに立ってDIOの曲でソロを再び弾いてみて、物凄く刺激になったよ。それで随分と気分が上がったもんだから、DIOのオリジナルメンバーたちを呼び寄せたくらいなんだ。俺たちは何度か音合わせをしたよ。素晴らしいシンガーも見つけた。それで今度レパードが数ヶ月オフになる時に、少しライブをやることにしたんだ。
□DIOの曲を演奏するのとDEF LEPPARDの曲を弾くのとではどう違いますか?
ヴィヴィアン:DEF LEPPARDでやっていることとは丸っきり違うよ。正直なところ俺はDIOでやっていたようなプレイをDEF LEPPARDではやっていないんだ。DIOではギタリストは俺一人だったけど、LEPPARDにはフィル・コリンがいた。これはよりギターが前に出る手法だよね。こうするとたくさんのことが出来るようになる・・・。俺は去年LEPPARDがオフのときに4ヶ月THIN LIZZYでプレイしたんだけど、これがプレイヤーとして物凄く刺激的なことだった。だって俺はTHIN LIZZYを聴いて育ったし、LIZZYのギタリストたち — Scott GorhamやBrian Robertsonそして特にGary Mooreたちから莫大な影響を受けたからなんだ。
興奮したよ。イギリスとヨーロッパのツアーに参加出来て、本当に夢が叶ったんた。
このことで俺はもう一度プレイすることを再認識したし、新たな扉が開いた気がしたんだ。16歳のあの頃みたいにね。それで俺はただ純粋にギターをもっと弾きたいって思ったんだ。
□長いときを経てDIOの曲を演奏することについて:
ヴィヴィアン:俺はDIOで作ったレコードを誇らしく思っているんだ。多くの人がこの点を理解していないようだけど。でも俺は当時作った曲に強烈な愛着を持っているんだよ。
だから観客の前に出て行って再び当時の曲をプレイするのはものすごく楽しみなんだ。
□ロニーのパートをアンドリュー・フリーマンが担うことについて:
ヴィヴィアン:アンディは素晴らしいヴォーカリストだよ。俺は必ずしも彼がロニー・ディオのように歌う必要はないと思っているんだ。彼は声質も違うし、同じ歌い方をしなくていいと思うのさ。俺はロニー・ディオの代わりをやってもらうつもりはないからね。つまりロニーはこのジャンルの音楽では最高だった。だから彼の代わりをするなんて土台不可能な話なのさ。おかしなことに俺が数ヶ月前にこの件をFACEBOOKに書いたら、他のシンガーを紹介するビデオを送ってくる人がいたんだ。3人のシンガーがいたな。一人はアルゼンチンから、一人は多分スウェーデン、もう一人はアメリカの奴だった。俺は彼らのことはよく知らないけど、みんな恐ろしくロニーに似た歌い方をしていたよ。ただ俺はそういうシンガーを採用するのがいいかどうか分からないんだ。もっと大切なのは、オリジナルのメンバーが揃ってオリジナルの曲を演奏するっていうことだ。俺たちはただ自分たちが作ってレコーディングした曲を演奏しようとしてるだけなんだ。そしてアンディは自分のスタイルで歌ってくれる。さっきも言ったけど、彼はすごく強力なシンガーだし、俺たちはロニーのクローンを作ろうとは思ってない。それじゃあまりに安っぽい話になっちまう。要はオリジナルのバンドがオリジナルの曲をやるっていうことさ。
□ロニー・ジェイムス・ディオとは個人的にうまくいかなかったことについて:
ヴィヴィアン:どのリードシンガーも強烈なエゴを持ってるし、またそうじゃなきゃならない。俺がロニーとの間に個人的な問題を抱えていたのは、俺がバンドに加入した当時から彼の家に長い間住んでいたからなんだ。ジェネレーション・ギャップがあってとても奇妙だったよ。ロニーは俺よりずっと年上だったし、まるで父親か義父と一緒にバンドをやっているような感じだった。気持ち悪かったよ。だからビジネス面では、ロニーと俺は正面から向き合わなかった。彼の元妻だか別居した妻だかのウェンディはマネージャーでもあったけど、俺の経験では彼女はロニーにとっていいマネージャーとは言いがたかったし、恐ろしい決断をいくつもした。そしてロニーは彼女と一対一で向き合いたがらなかった。だから俺たちはこれに抵抗したんだよ。でも俺は間違いなくミュージシャンとしてロニーを尊敬しているよ。ただそれ以外の点では、お互いにぶつかり合ったし大変だった。それでも俺たちは素晴らしい音楽を一緒に作ったし、これについては疑う余地はないよ。
☆★☆
だいぶ核心をついた発言になってきましたね。
結局マネージメントには口出しをしなかったロニーという姿が浮かび上がってきます。
DIOのオリジナルメンバーが揃って自分たちが作った曲を演奏することが大事。
その理屈は分かります。でもロニーがいないとDIOじゃない。
これは誰しもが分かっていること。
ロニーのクローンはできっこない。これも分かりきっていること。
悲しくて悔しいね。
ロニー・ジェイムス・ディオは神に選ばれし不世出の天才。
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