愛しのロニー/My Dearest Ronnie

LONG LIVE RONNIE JAMES DIO。永遠にあなたを愛しています。

ウェンディコメント バプテスト教会デモ

2010年05月22日 10時10分23秒 | News of RJD
Wendy Dioは、ウェストボロ・バプテスト教会(WBC)のレポートに対して、次のような声明を出した。【WBCとはホモセクシュアルを嫌い、その抗議行動(葬儀の監視を含む)で知られる独立したバプテスト教会で、ロニーの公開追悼式も監視する意向を示している】

「ロニーは偏見や暴力を嫌います。私たちは、知らない人を憎むことしかできないこうした人々にはもう片方の頬を差し出します。私たちはただ知っている人をどうやって愛するかを知っています!」

☆☆☆
WBCがロニーの追悼式について暴力的な声明を出したのは昨日でしたが、愉快なものではないので掲載しませんでした。
多少の引用をすると、「67歳で、(公衆の面前に出るたびに悪魔の角を示して)悪魔を崇拝したロニージェイムスディオ、ブラックサバスの名声も終わりだ。
私たちは現地に行く!
WBCのウェブサイトには、彼は現在地獄にいて、本名をPADOVA(これ正しくないんだけど)というイタリア語で神を意味する言葉に変えるなどして神を冒涜している、などの罪がある云々と長々と書いてあります。

疲れる上にバカバカしいので訳しません。
が、デモを行う日程が記載されているサイトのみリンクしておきます。
http://www.godhatesfags.com/schedule.html

式典に何事もありませんように。


=追記=
ロニーは偏見を嫌う、とウェンディのコメントにありますが、それはその通りです。
なぜなら彼自身が幼少の頃から大きな偏見にさらされてきたからです。
まずイタリア系2世であること。イタリア系が多く住む地域に住んでいたとはいえ、アメリカ人からの偏見や差別はどうやらあったようです。
そんなとき、ロニーの祖母が、メロウィックサインを出して彼らを退散させたのです。この今では有名になったロニーの指が作るサインですが、イタリアの風習で悪魔を追い払うときに使うものだったそうです。
これを多用しているうちに、悪魔の角だと言われるようになって、それでヘビメタ界の人々が使うようになったのですが。
そうやって噂し石を投げてくる人々を追い払う必要があったほど、差別があったということです。

それからロニーの身長。公表していませんが、150cmちょっとであることがだいたい間違いないのではと推測されます。
このことで彼は常に人から見下ろされる体勢になるわけですね。
後にインタビューで言っていましたが、人に見下ろされるときの屈辱といったらない、と。そうやってバカにする人がいたということでしょうね。
それと彼は野球やバスケ、アメフトが大好きで、プロになりたかったと言っていますから、こちらも相当に才能があったのでしょう。でも身長のせいで諦めたといっています。

まあ、天は二物を与えずといったところでしょうが、
後にはオジーが辞めてロニーがブラックサバスに入った後、
サバスでヒットを出したことが気に入らず、オジーが自身のコンサートで、
ロニー人形なる「小さい」人形を作って、蹴ったり殴ったりをしたのは有名ですよね。
それでもロニーはそれに抗議したり、仕返しをしたりはしなかった。
オジーとはかち合わないようにしていましたけど、恨むようなコメントはせず、
ただ「オジーはヘヴィメタルの礎を作った素晴らしい人」と言い続けていました。

こうやって色々な場面で子供の頃から偏見や差別を受けてきたのです。
これだけでグレて、殻に閉じこもってしまっておおかしくありませんね。
でもロニーはそうはしなかった。
彼がロックに出会ったからでもありますが、自分が小さいことは往年までコンプレックスとして持ち続けていたことでしょう。

だからこそ彼は、人種や宗教、その他外見などで人を判断しないんです。
それが彼の人格を益々高めていったのですね。


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