村内まごころ商法 & 剛毅の経営

昭和53年に出版された本と、ホームリビングに掲載された記事でたどる、村内道昌一代記

新たなる挑戦へ(4)

2006年12月13日 | Weblog
村内ファニチャーアクセスにとって、また新たな第一歩がスタートした。かねてから計画していたヨーロピアンライフスタイルショップの「OKAYみなとみらい店」が九月十日、オープンしたのだ。

同0KAYのオープンは、実は村内にとってばかりではなく、家具インテリア業界全体にとっても、注目すベき内容をもつ。

その重さ、意義という面では、七月に東京・青海にオープンしたルームズ・ツー・ゴーお台場店に匹敵するといってもよいだろう。ルームズ・ツー・ゴーはアメリカンライフスタイル、0KAYはヨーロピアンライフスタイルをバックボーンとした品揃えで、欧米の香り豊かな店である。

それもそのはずで、0KAYの品揃えの七〇%前後は業務提携先のベルギーのI・I・G、そしてルームズ・ツー・ゴーはズバリ、提携先の米国ルームズ・ツー・ゴー社の一〇〇%マーチャンダイジングに依拠しており、その軽重の差こそあれ、ヨーロッパ、あるいは米国の商品がダイレクトに日本の店頭に並んでいるのだ。

OKAY、ルームズ・ツー・ゴーともに、その市場定着の成否については、今後の推移をみていかなければならないが、両店の相前後してのスタートはいずれにしろ、日本とヨーロッパ、日本と米国のユーザー志向が近似化を強めていることの証左ともいえる。

つまり、特定のカネ持ち層ではなく、ごく一般の生活者層、ボリュームゾーン層に欧米のライフスタイルがなんの違和感もなく浸透、村内もそうした時代の流れをキッチリと把握した上での0KAYオープンといってもよいだろう。