この時期になると出回る「Triguero(トリゲロ)」って
いうアスパラガス。
つい最近までは、1キロ5ユーロと高めだったのですが
昨日、見たらキロ2ユーロまで値下がりしていたので、買って
来ましたよ。
ところで、このTriguero(トリゲロ)という何だか変な
名前のアスパラガス。 別名「Esparrago Amarguillo」
(エスパラゴ アマルギージョ)とも言って、野生の
アスパラガスなんだそうです。 なので、普通に栽培されている
物に比べてアクが強くてちょっと苦いんです。
(ちなみにスペインでのアスパラガス栽培で有名なのは
グラナダなんですよHuetor Tajarという村のアスパラガスが
凄く有名です)
地中海沿岸で採れるそうで、ギリシアやイタリアでも採れるそうです。
さて、普通のアスパラガスだと茹でて、ちょっとマヨネーズをつけて
だけでも美味しく食べられるのですが、このアクの強いアスパラ
にはちょっと一工夫が必要です。
彼のお父さんのCortijo(農場)でもそこかしこに生えていて
それをとるのがお父さんのちょっとした春の楽しみなんだ
そうですが、それをスープやトルティージャにするのがお母さんの
役目です。
と言う事で、今回は「Esparrago Trigueroのトルティージャ」に
してみました
材料
Esparrago Triquero(なければ普通のアスパラガスで)
折ってきれいにした分を2つかみ程度
ニンニクの芽 ひとつかみ程度
塩、胡椒少々
卵 M玉 4個
砂糖少々
ニンニク 1かけ
オリーブオイル 適量
作りかた
1、ニンニクはみじん切りにし、フライパンにオリーブオイル
をひき、炒める。ニンニクの芽を加え一緒に炒める(中火)
2、洗って適当に折ったアスパラを加え中火で炒め、その後
弱火にしてやわらかくなるまでじっくり炒める。
3、塩、胡椒で味を調える(卵を加えたときに丁度良くなるように
塩加減を調節してください)
4、とき卵に砂糖を小さじ1加え混ぜ、フライパンに入れる
5、一度グルグルとかき混ぜ、あとはトルティージャを焼く要領で
焼き上げる
ニンニクとニンニクの芽と一緒にじっくり炒め煮することに
よって苦味が緩和されます。
Trigueroを折る時は、もったいないようですが上の柔らかい
部分だけ(3センチづつくらい折っても3折ぐらいで
やめる)を使ってください。そうじゃないと出来上がりが
繊維だらけの硬い部分が入ってしまい美味しくないです。
春の味を堪能しましょう
ソースのレシピがあることを書きました。
今日は、そのもう1つのソースであるアーモンドソースの
肉だんごのレシピをご紹介します

香ばしいアーモンドの香りと味が、食欲をそそりますよ。
材料
肉団子の部分は、以前の肉団子のトマトソースのレシピを
参考にしてください。
Albondigas
しかし、ここで一工夫

「生ハムをひとかけら」一緒に挽いてもらいましょう。
肉団子にいっそう風味が加わりますよ

(多分、多くの肉屋さんではニンニクやパセリも一緒に挽こうか
って聞いてくれると思うので、遠慮なくお願いしましょう

アーモンドソース用
アーモンド ひとつかみ
パン ひとかけら
ニンニク 2~3かけ
お水 1~2カップ
完熟トマト 小1つ
ピーマン(イタリアンピーマン) 小 一個
塩、少々

作り方

1、肉団子を作り、フライパンでたっぷりの油で揚げておく
2、肉団子を揚げた同じ油にニンニク、パン、アーモンドを
いれ揚げる(アーモンドは皮ごとでOKです)
3、容器に水を約1カップ入れておき、揚げ終わったパン
ニンニク、アーモンドを入れる
4、完熟トマトは皮をむき細かく切っておく、ピーマンは
細かく切って少量の油で炒めておく。
5、4を3に加え、ハンドミキサーにかける
6、5に肉団子を加え少し煮詰めながら塩加減を調節する
(肉団子に入っている生ハムに塩気があるのでソースは
少し薄味に調節してください)
7、ソースの分量を見ながら、ソースの硬さを水を加え調節
する。

ソースが香ばしくて美味しいので、パンにつけながらどうぞ

もっと時間のない時に、トマトソースの肉団子より簡単に
おいしく出来るのでとっても便利なレシピです。
ぜひお試しください

2012年2月3日補足
このレシピは、夫の祖父母がその昔やっていたレストラン
Venta del Molinilloで豚肉との煮込みソースに
使っていたソースのもので、母方の家族は皆このレシピで
肉団子を作ります。 いわゆる家庭の味です。
グラナダの他のバルで頼んでも同じ味の
ソースで食べたことはいまだかつてありません。
何だかここの所魚ばっかり食べています。
肉を食べたのは、、、昨日の夕食にMorcillaを
食べたのと、一回だけチョリソー入りのオムレツを作った
だけ。
うちの彼は「なんちゃってカトリック教徒」なので、別に
セマナサンタから数えて40日前の肉断ちの食事をしている
訳でもないんですが、最近なんだか肉料理を食べたい気に
なりません。
そんなこんなで、昨日は「Lenguado」(レングアド)という
舌平目とイカのフライを食べました。
この「Lenguado」、最近旬なのか良く出回っててしかも安いので
はじめて買ってみましたが結構美味しかったです。
先日、彼のお母さんに教わったJose Andresっていう料理人の
「Vamos a cocinar」という料理番組でやっていたアリオリソース
のレシピを実践してみましたが、とってもソースに良くあいました。
ところで、今日は簡単サラダをご紹介しますね。
簡単に準備でき、しかもと~っても美味しいサラダ。パンが
とっても進みますよ
「鱈とトマトのサラダ」です
作り方はいたって簡単です
完熟トマト、半日ぐらい塩抜きした干し鱈、玉ねぎもしくは
長ネギ(お好みで水にさらして辛さを抜いてください)を
細かく切って適当に混ぜ(トマトは大きめに切った方が美味しいです)
胡椒少々、オリーブオイルを加えるだけです。
(オリーブオイルは十分加えてください)
干したらの塩分とうまみが出るので、塩は一切加えないでOKです。
少し時間を置いて食べるといっそううまみが増します。
簡単でしょ?
ちょっと一品メニューを増やしたい時やメインのおかずに
ソースがつかないときに最適です。
うちはコレでバゲット1本はあっという間に消費してしまいます
さて、今日はめずらしく甘いもののレシピです。
なぜ、タイトルが「マリアさんのお風呂」なのかというと
コレを作る過程において「マリアさんのお風呂」が必要だから
です。
ところで、「Bano de Maria(Banoのnのうえにチルダが付きます)
(バーニョ デ マリア)マリアさんのお風呂とは???
今にわかりますよ、、、フフフ、、、 (
だとイヒヒの顔ですね)
今回はとっても簡単なチーズケーキの作り方です。
五分もあれば準備完了あとは焼くだけの簡単レシピです。
材料(3~4人分)
Requezon(牛乳豆腐) 250g(メルカドーナで1ユーロで
売っています)
コンデンスミルク 300cc
牛乳 300cc
卵 2個
カラメルソース用 白砂糖 フライパンの底が隠れる程度
作り方
1、Requezon、コンデンスミルク、牛乳、卵をハンドミキサーに
かける。
2、カラメルソースを作る(上白糖を加熱していると勝手に
べっこうあめ状になるので焦げないうちに火からおろす)
3、カラメルソースを型の底にひき(熱いうちにささっと
ひいてください、すぐにかたまります)
4、1を流し込む
さあ!ここで「マリアさんのお風呂」が登場です
5、型の底が入る容器に水をはり、型を漬けオーブンへ
180度くらいで、表面がうっすらときつね色、また楊枝で
時々中心部を刺し、液体が出てこないようになったら
できあがりです。
そう、「マリアさんのお風呂」とはこの方法を指します。
はたして、マリア様なのか普通のマリアさんなのか知りませんが
誰が考えた名前なんでしょう。 スペイン語は宗教がらみ
(カトリック)の名前や言い回しがとっても多いので多分
その辺から来たんだと思いますが、、、。
ところで、チーズケーキの続きです。
焼きあがったら冷まして冷蔵庫へ。 冷たいのが美味しいです。
まるで、プリンのようですが、彼が昔「気ままレシピ」の為に
買ったプリンの型しかなかったんです
Requezonの目の粗さが気になる方は、一度裏ごししてから
型に流すとと良いと思います。
モッツァレラチーズでも作れると思います。
お好みで変えてみてください
さっそくコロッケ作り開始です。 夕飯の支度がちょっと
面倒、または時間がないときにコロッケのストックは欠かせません。
でも、さすがに毎回定番の「ハムと鶏肉のコロッケ」では飽きてきたので
コロッケ作りを教えてもらった時に彼のお母さんに言われた
「ほうれん草とチーズでもおいしいのよ

今回は別のコロッケに挑戦してみました。

作り方は、前に載せたコロッケの作りかたでメインの材料が
かわっただけで特に難しい事はないのですが、えびがあったので
茹でて小さく切って混ぜてみました。
チーズが入るので、小麦粉を少し少な目か、牛乳を少し多めに
すると、出来上がりがとろとろでクリーミーに仕上がって
もっとおいしいみたいです。
ほうれん草は茹でてから水を切ってみじん切り、もしくは
ペースト状にするといいようです。
初めて作ったけど、とってもおいしく出来てびっくり

彼も気に入ってくれたようです。とくにえびを入れたのが
良かったみたいです。
これから我が家の定番メニューになりそうです。

彼の両親にはじめて会う前、彼のいとこのうちに夏
一ヶ月だけ居候させてもらってた時、彼が持ってきてくれた
料理「ロシア風サラダ」。
なんでスペインに居るのにロシア風なんでしょう?
という難しい事はさておき、彼のお母さんが作る私の大好きな料理
の一つです。
スペインのバルのタパスのメニューとしてもおなじみですが
バルのポテトサラダにミックスベジタブルとマヨネーズを
混ぜただけの安上がりで簡単な作り方とは違い、結構手の込んだ
作り方をしています。 今までに彼の実家で作るものより
おいしいロシア風サラダにあたったことがありません。
そんなこんなでレシピ大公開!
材料(3~4人分)
ジャガイモ 中~大 3個
にんじん 中 1本
焼きパプリカ缶詰 3個パックのうちの1~2個
グリンピース(冷凍、缶お好みで お好みで少々
ツナ缶 1個
ゆで卵 1~2個
オリーブ(緑のもの、種抜き) 1缶
海老(甘エビふうの小さいもの) 200グラム
マヨネーズ 適量
塩、胡椒
作り方
1、ジャガイモ、にんじんは皮をむき適当に切ってかぶる程度の
水を入れ火にかける
2、海老をざる(濾す用の)に入れ1の鍋のふちに掛け蒸しながら
ジャガイモにうまみが移るようにする。
3、ゆで卵を作り刻んでおく
4、ジャガイモが茹で上がったら水を切りにんじんと共に
つぶしておく。
5、4を冷まし刻んだゆで卵、パプリカ(飾り用に少しとっておく)
皮をむいたえび、オリーブの実、ツナ缶、グリンピース
を混ぜ、マヨネーズ(飾り用に上に乗せるので少なめに)
塩、胡椒で味をととのえる
きれいに盛り付けて召し上がれ
クラッカーなんかをさして出してもおいしいですよね。
ポイントは甘海老とオリーブを惜しげもなく使う所です。たっぷり
使った方がえびのあまみとうまみがしみこんでとってもおいしいです。
日本で作った時も大好評ちょっとした贅沢サラダです。
ぜひお試しください
さて、ここセビージャは花粉の季節のようです。
外に出ると、涙とくしゃみ鼻水が止まりません
週末はグラナダに行く予定でしたが、風邪のダブルパンチ
と来週末はアンダルシア州の日のため連休なので、その時に
グラナダに行く事にし、結局セビージャでおとなしく
過ごしました。
セビージャに居るとなると彼はちょっとウキウキ
さっそく「週末はボクがパスタを作るよ、、、。」
と言ってきましたが、今回はせっかくですが却下
なぜかというと、前から挑戦してみたいと思っていた
「Bacalao al piquillo」のために干し鱈の塩抜きを
していたからでした
「Bacalao al piquillo(バカラオ アル ピキージョ)」
とは、焼きパプリカに鱈のベシャメルソースをつめたような
料理で、タパスなんかで良く出されます。
材料(2人前)
干し鱈(塩抜きしてちぎったもの)1カップ分くらい
玉ねぎ 中くらいのもの半分
バターまたはオリーブオイル少量
小麦粉 スープのスプーンで山盛り2杯くらい
牛乳 約300cc
ナツメグ 少々
塩 胡椒 少々
焼きパプリカ 詰め物用 8個分
上にかけるソース用材料
生クリーム、もしくはベシャメルソース 200cc程
焼きパプリカの缶詰の残り汁
焼きパプリカ詰め物用 1個
塩、ナツメグ少々
作り方
1、干し鱈は、大きさにより、前日か前々日から塩抜きを
しておき、小さくちぎる
2、玉ねぎをみじん切りにし、バターもしくはオリーブオイルで
炒め、小麦粉を加え炒めさらに牛乳をいれ緩めのベシャメルソース
を作る。ナツメグ少々、細かくした鱈を加え塩、胡椒で味を
整え火から下ろし冷ましておく。
3、別の鍋で生クリームを暖めるかもしくはベシャメルソースを作り
焼きパプリカの残り汁と焼きパプリカ一個を加え、ミキサーに
かけ、塩で味を調える
4、冷ました鱈のベシャメルソースを焼きパプリカに詰める
5、耐熱皿に詰めた焼きパプリカを並べ上から3のソースを
かけ、オーブンまたはコンロの弱火で暖める。
熱々をどうぞ
左下は茹でたアーティーチョクにさっとシェリービネガーを
かけ、アンチョビを乗せたものです。
そういえば、アーティーチョークが安かったんです。
2キロで2ユーロだったのですが(12個ぐらい入ってたかな)
あまりに安いので期待していなかったのですが、中がぎっしり
詰まってて、しかも実も柔らかく、食べる部分が結構あって
大当たりでした。
また今度売ってたら買って来ようっと
さて、今日は久々にレシピです。
たまに、私が用事があって昼食の時間に家にいないときは
準備だけして出かけるのですが、そんな時のお手軽レシピ
がコレです。
コレなら彼が、帰ってきて暖めるだけですぐに食べられるし
手間もかかりません。(パスタとかだとゆでておくのを
嫌がるので自分で茹でてもらわなければならなくて
ちょっと面倒)
と、言う事で「コレ」とは、、、?
「Albondigas(ミートボール)」です
私の好きなメニューでもあります。
材料(2~3人前)
ひき肉(合挽きでも豚だけでもお好みで) 300g
ニンニク 2かけ
イタリアンパセリ みじん切り一掴み
卵 1個
パン粉 半カップ
塩、胡椒 少々
揚げ物用 油
以下はソース用の材料です
玉ねぎ(スライスにします) 中1個
ニンニク 1かけ
トマトソース 半カップ または完熟トマト(皮を
剥いてざくざく切ったもの 中2個分
赤ワイン 半カップ
塩、胡椒 パプリカの粉 少々
黒砂糖 少々
オリーブオイル
作り方
1、ひき肉、みじん切りにしたニンニク、パセリ、塩、胡椒
卵、パン粉をボールに入れ粘り気が少々出る程度によく
混ぜる。
2、だんごを作り(あまり丁寧に丸くせず表面が少しでこぼこ
しているくらいに大雑把に作った方がソースのからみがよい
です) 油で揚げる
3、別のフライパンに、多めのオリーブオイルをひき
スライスした玉ねぎ、ニンニクをきつね色になるまで
炒め揚げします
4、きつね色になったら完熟トマトの切ったもの(無ければ
トマトソース(ケチャップじゃなく))と赤ワインを
加え、パプリカの粉少々、塩、胡椒、砂糖を加え
少々煮込みます。(お好みでハーブなど加えても可)
5、 4を火から下ろし、少し冷ましてからミキサーに
かけソース状にします。
6、 2で作った肉団子を入れ少々煮込みます。
熱々を召し上がれ
うちの彼はケチャップが嫌いなので(ちなみに日本の
ブルドックソースも嫌い。珍しいですよね)ソースは
すべて手作りです。パンを食べる時にソースをつけて
食べるので、メイン料理はソースがかかったものが多いです。
ちなみに、もう一種類アーモンドを使ったミートボールソース
の作り方があるのですが、それはまた次回の機会に

さて、昨日作った「Arroz con leche」 ですが、、、
さっそく今日の食後のデザートとなりました。(私には苺のヨーグルト

彼の感想
「おいしいけど、ちょっと甘すぎるかなー。」
「ご飯はもうちょっとやわらかい方がいいなー。」 、、、だそうです。

次回作に期待しましょう

しかし、自分の嫌いなものを作るのって難しいですね、、、。











