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Venta del Molinillo

アンダルシアでの日常生活とグラナダの一般家庭料理など

Ajo Pollo,グラナダのguiso(煮物)

2006-10-12 18:36:46 | Molinilloのレシピ
 先週グラナダに行って、Habichuela(インゲン)を沢山もらって
来ました。

何を隠そうインゲンは私の大好物
Molinillo風サラダにでもしようと、しめしめと思っていたら
彼のお母さんがコレまた美味しいレシピを教えてくれました。

グラナダやこの近辺特有のアーモンドを使った味付けで、とっても
美味しい煮物(スープ?)です。名前は「Ajo pollo」とPollo
(若鶏)と言う言葉が入るのですが、不思議なことに鶏肉は
入りません。 何ででしょうね?

早速レシピ公開!

材料(2~3人分)

インゲン 一束(一掴み?)
ジャガイモ  小2個
ズッキーニ(インゲンが少ない時にお好みで一塊)
生ハム  小一塊(塩のきいたベーコンでも代用可)
玉ねぎ  小1個
ニンニク 2~3かけ
古くなったパン  一かけ
アーモンド  (軽く一掴み)
サフラン 又は 「コロランテ」といわれるパエージャの色づけ
に使う粉   少々
塩 少々
水、オリーブオイル  適量


        


作り方

1、生ハムはこま切れインゲンは洗って小指2分の1程度の長さに
  切っておく、ジャガイモは適当に削ぎ切り、ズッキーニは
  いちょう切りにしておく。
2、オリーブオイルを軽くひいた鍋に生ハム、ついでインゲンを
  入れ、中火で軽くいためる。
3、2に火が軽く通ったら、ついでジャガイモ、ズッキーニをいれ
  炒める。
4、3に軽く火が通ったら、コロランテ又はサフランを入れ一緒に
  軽く炒め、水を材料が隠れる程度に入れ、煮込む。
  
5、フライパンにオリーブオイルを厚めに入れ、アーモンド、ニンニク
  玉ねぎ、パンを軽くきつね色になるまで揚げる
6、水を100~150ccほど入れた深めの容器に揚げおわった5を入れる
7、6をミキサーにかける
8、5のジャガイモに火が通ったら7を加え一緒に煮込む
9、塩味を調節し、さらに煮込んだら出来上がり

美味しいパンと一緒に召し上がれ



アーモンドの香ばしい香りと黄色い色が食欲をそそります


ぜひぜひお試しください


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Remojon granadino

2006-05-30 17:36:57 | Molinilloのレシピ
 週末、グラナダに行くと丁度彼のお父さんとお母さんが
夕食の準備をしているところでした。

彼のお父さんが夕食の準備の手伝いをしているということは
とってもお腹がすいているからでしょう

さてさて、2人が作っていたものは、、、、、、。




グラナダ名物「Remojon granadino」(レモホン グラナディーノ)
です。 オレンジとバカラオ(鱈)を使ったサラダです。


材料

トマト(完熟) 中3個
玉ねぎ     中半分
オレンジ    2個
ブラックオリーブ
干し鱈     一切れ
ワインビネガー スプーン2杯
塩 お好みで
バージンエキストラオリーブオイル

注)家庭によってはバカラオのかわりにツナ缶を使ったり、ゆで卵
  の刻んだものを加えるところもあります。お好みでどうぞ

作り方

1、完熟トマトの皮を剥き(湯剥きしなくても完熟の場合簡単に
  剥けると思います。)適当に切っておきます

2、玉ねぎはみじん切りにして、辛味が苦手な方は冷水にさらして
  おきましょう。
3、鱈の塩を軽く水道で洗い、皮と骨をはずし、適当にちぎるか
  細かく切っておきます。
4、オレンジの皮をナイフで剥き細かくざく切りにしておきます。
5、1,2,3,4をあわせ混ぜ塩気を調節し(バカラオが入っている
  ので塩はほとんど加えなくてもOKです。)ワインビネガーを少々
  バージンエキストラオリーブオイルをたっぷり混ぜ
  ブラックオリーブを混ぜ出来上がりです。

 30分ぐらいおいてバカラオの塩気が野菜に移るようにしましょう。


 彩りも華やかで、オレンジの甘さと酸味がアクセントになった
 不思議なサラダです。

ぜひお試しください


暑~いっ(汗)!

2006-05-18 15:23:22 | Molinilloのレシピ
 ここセビージャ。 今週は熱波が来ているそうでものすごく
暑いです

本当の真夏(?)になると日なたで50度を超える事もあり、暑さの
レベルとしてはまだまだなのですが、それでも昨日は40度を越えていて
さらに湿度も少しあるようで、とっても暑いです。

そんな事で、食欲も落ちる今日この頃、毎日のように

アンダルシア名物「ガスパチョ」を飲んでいます

昨晩も例のごとくガスパチョでした。




冷たーくしたコレをごくごくっと飲むのがまたたまりません

夏バテもあっという間に吹っ飛びますよ。

作り方は「サルモレホ」に良く似ています。

サルモレホ参照

サルモレホの材料でパンを少なめにし、使う水を多めに入れ
あみで濾します。
うちでは、全くパンを使わないでつくります。その方がさっぱり
していて、しかも多めに作っても保存がきくのです。


さて、昨晩は「ガスパチョ」に加え、なぜだか暑い夏に食べたくなる
鮫(カソン)のアドボでした。






作り方は

 アドボ 

ところで、衣が2タイプあるのがわかりますか? 1つはフライ用の
小麦粉で、もう1つはコレ



ミガスという以前にもご紹介した「パンのチャーハン」の素です。
パンだけで作ると大変手間がかかるので、隠し技(隠してはいない
とは思うけど、、、)として使います。

見た目はこっちで売っているサラサラと細かいパン粉の
ようなのですが、コレを使うとフライ系がカラッと揚がり、さらに
冷めてもサクサクした歯ごたえが残っています

カリカリ、サクサクがお好きな方はぜひこちらをまぶして揚げるのを
お勧めします。

あぁ、、、それにしても暑い、、、(汗)


   






そら豆いろいろ

2006-05-06 21:08:39 | Molinilloのレシピ

またまたそら豆の話題です。

先週もらってきてから、冷凍庫がいっぱいになってしまいました。
コレは何とかして消費しないと(と、いっても別のものも沢山
はいっていたのですが、、、。)他の食材が入りません。

と、いうことで、最近はそら豆尽くしです。

ピザに入れてみたり、、、。


(アンチョビ、そら豆、アスパラのピザです)

この間書いたように、サラダにちょっと入れてみたり。

そして、、、


今回は、彼のお母さんに口頭で教わったArroz caldoso con habas
(アロス カルドソ コン アバス)そら豆のリゾットの様なもの
を作る事にしました。

最近、米料理続きで彼には悪いのですが、聞いたら米料理でも
OKとのことで早速準備です


材料

そら豆  大きめサイズ 1カップ
干し鱈  一切れ
アサリ  100~150グラム
米    2分の1合~1合
水   約1リットル~1,5

(ソフリート用)
玉ねぎ  中1個
完熟トマト 2個
パプリカの粉 スプーン1さじ
お砂糖    スプーン1
ローレルの葉  1枚
塩      スプーン1
オリーブオイル  スープ用スプーン3~4

作り方

1、干し鱈を前日から水につけ塩抜きしておく。 最後に漬けておいた
  水は捨てずに残しておき。 取り出した鱈を細かくちぎっておく
2、ソフリートを作るみじん切りの玉ねぎをオリーブオイル
  でじっくりと炒める。みじん切りか、おろし金ですった完熟
  トマト、ローレルの葉、パプリカの粉、お砂糖、塩を加え
  じっくり炒め、どろどろになるまで水分をとばす。


 4、アサリを砂抜きしておき、水を加え火にかけ、ひらいたら
   冷ましておく。だし汁は濾してとっておく。


 
5、ソフリートを入れた鍋を加熱し、生のそら豆、塩抜きした
  ちぎった鱈をくわえ軽く炒め、別のフライパンでオリーブオイル
  少量で炒めた生米を加え、干し鱈を戻した水及びアサリのだし汁
  を加えたもの1~1,5リットルを加え中火にしてコトコト煮込む。
  
6、別の鍋にだし汁の余ったものを沸かしておき、5の米の
  硬さをみながら、必要ならば加えながら煮る。適宜塩味を調節
  する。
7、容器にもって、熱いうちにどうぞ

 


今回は、もらってきたアスパラがあったのでついでに加えてみました。
色々な食感が合わさって、美味しかったです。

アサリの臭みが気になる方は、レモンをちょっとしぼって召し上がれ。

塩抜きをしたとはいえ、塩漬けの干し鱈が入るので塩はあまり
加えなくても大丈夫です。入れすぎないよう、ご注意を!


バルの定番

2006-05-05 21:40:42 | Molinilloのレシピ
 先日買った、丸々太ったアンチョビ



昨日は特別料理になんて書いちゃったけど
そんなに特別でもありませんが
バルの定番料理(タパス)を作ろうと思っていました。

その名も、、、




ひしこ鰯の酢漬け「Boquerones en vinagre」です


今の時期はBoqueron(ボケロン)も良いサイズのものが売って
いますが、ちょっとおおぶりのアンチョビで作ったらもっと
美味しいだろうと思ったのです。(と、言う事はBoquerones
En VinagreじゃあなくってAnchoa en Vinagreですね

名前はなんでも良いとして、Boquerones(ひしこいわし)
ですが日本でも売ってます。
昔住んでいた所の近くにある世田谷区の某スーパーで
ひとパック100円か高くても200円もしなかったような、、、
名前も「しこいわし」かなんかって書いてありましたよ。
とにかく、そんな類の鰯です
 ということで、日本の皆さんにも作れる一品です。
ココは1つ食卓にスペインの風を吹かせてみましょう

ところで、普通の鰯でやると、ちょっと違ってきちゃうので
カタクチイワシやしこいわしで作るのがベストです。

さてさて、先日、冷凍庫に形を整えて入れたところまで書きましたね。

なぜかといえば、ココ最近スペインでも騒がれている「アニサキス」
という寄生虫予防の為です。 
この寄生虫、何のことはない名前の割には結構ひどい悪さをします。
 胃の粘膜に食いついて激痛を起こし時には食い破って穿孔
(せんこう。穴が開いてしまう事)を引き起こします。
胃に穴なんか開いちゃったらそれこそ大変!
手術になってしまいますよ

胃酸ではなかなか死滅しないのですが、48時間冷凍する事によって
死滅するそうです。
と、言う事で冷凍庫に入れました。 でも、お魚屋さんで買うとき
魚屋のねえちゃんに「一度冷凍した物」か「とれとれ新鮮」な魚
か確認すると良いです。冷凍を解凍して出してる時もあるようです。
なので、取れたて新鮮なBoqueronの場合、一度冷凍するのを
お勧めします。
モチロン、ロシアンルーレット的スリル感を味わいたい方には
何も言いませんが


材料

Boqueronもしくはアンチョビ 500グラム
塩  適量
白ワインビネガー  たっぷり
(ちなみにうちでは、ワインビネガーの代わりにアップルサイダー
 ビネガーを使っています、お好みで、シェリー酒ビネガーなどに
 変えても可です)
ニンニク 約3かけ
イタリアンパセリ  一掴み
エキストラバージンオリーブオイル たっぷり

作り方


1、Boqueronを手開きし、背骨、頭、内臓などをとりきれいにし
  水を張ったボールに入れていく
2、内臓のぬめりや小さいヒレなどの汚い部分をとりながら水が
  ほぼ透明になるまでかえる。



3、広めのタッパやボールにまず少しビネガーを入れる
  ボケロンを並べ、その上に塩少々をふり、さらにビネガー。
  この手順を繰り返していく。このときボケロンがなるべく
  重ならないように並べ、ビネガーの中にボケロンが泳ぐぐらいに
  ビネガーはケチらずじゃんじゃん使ってください。


4、冷蔵庫に入れ、500グラムのボケロンに対し2時間置きます。
5、冷蔵庫から出し、ビネガーを捨て、一度さっと冷水にくぐらせ
  水をペーパータオルで拭き取ります。
6、タッパーに並べ、バージンエキストラオリーブオイル
  刻んだニンニク、パセリがまんべんなくいきわたるよう
  重ねて入れ、冷蔵庫にて保存します。


お皿に並べ、クラッカーや薄く切ったバゲット
ポテトチップスにのせて召し上がれ




うちの彼のお墨付き、その辺のセニョーラにも負けない味の
酢漬けです

ポイント

 魚を処理する時のお水は出来るだけ冷たいのを使ってください。

 ビネガーにつける時間を厳守。鰯500グラムに対し2時間です。
  ネットで調べると大抵の所では24時間漬けると書いていますが
  24時間も漬けるとただ酸っぱいだけの、魚本来の風味が失われた
  酢漬けになってしまうので注意。 コレは、マラガの友人のお母さんからの
  アドバイスです。(マラガ人、別名Boqueronesって言われている
  くらいだから、食べ方を良く知っています)

 ビネガーをケチらずに使って下さい。

さて、今回はアンチョビを使いました。

お味のほうは、、、、、

う~ん(唸る声)、、、、、     


、、、、、絵文字で察してください。

冷たいビールが欲しいです、、、。

 

Sopa de Mariscos(ソパ デ マリスコス)

2006-04-25 15:37:29 | Molinilloのレシピ
 いや~。フェリアが始まりましたねぇ

セマナサンタから一週間経っただけでこの雰囲気の変わりよう。
セビージャって面白い街だな~、と思いました。
わかりやすいというかなんというか、、、。

とにもかくにも、セマナサンタ前の厳粛な雰囲気から一変し
今は、おなじみの八百屋さんに行くとラジオから「セビジャーナス」
(セビージャ音頭と訳させてもらいます)が聞こえてくるほど。
 皆、どこか嬉しそうです。ワクワクしています。

今日は、おなじみの魚屋に行き魚を選んでいると花粉症の為か
くしゃみが止まらなくなってしまいました。

魚屋のおっちゃん言われました「いけないねぇ。風邪をひいたらせっかくの
ファリアなのに、セビジャーナスも踊れないし、歌も歌えないよ。」

今の時期は何でもフェリア。箸が転がっても、犬がほえても「フェリア」
です。 って、いうかセビジャーナス踊れないんですけど、私
(踊れるのは北海音頭ぐらい

そんな事はおいておいて、フェリアでは魚介類とJamon(生ハム)が
沢山食べられるようですよ。茹で海老や、アドボ、魚のフリットなど
沢山消費されるそうです。 うらやましい、、、

さてさて、今回はそんな魚屋さんでチルラというアサリよりちょっと
小ぶりの小さな貝と甘海老を買ってきました。

今日は、魚介のスープ(Sopa de Mariscos)をご紹介します。




このスープは彼のお母さんが作るレシピの中でもお気に入りです。
魚介の出汁がよくでて、とても美味しいんですよ~。

材料(3~4人分)

完熟トマト 中1個
焼きパプリカ缶詰 一個 か 普通のパプリカ3分の1個
ニンニク 1~2かけ
チルラ か アサリなど出汁のよくでる小さな貝 200グラム
甘海老 200グラム
塩、胡椒 少々
オリーブオイル
水 600~700cc
パプリカ粉末 少々
パセリ 少々
お好みで オレガノ 少々
白ワイン 少々

作り方

1、海老の皮をむく。殻を砂抜きした貝と分量の水で一緒に煮る。貝のふた
  が開いたら火を止め、濾しておく。 貝の身は取り出しておく
2、ニンニクを刻みオリーブオイルでいため、皮をむいて細かく切った
  トマトを一緒にいためる。(生のパプリカを使う時はココから
  一緒にいためてください) 
3、トマトがソース状によく炒められたら焼きパプリカの切ったもの
  パプリカの粉末を入れ炒め白ワイン少々、1のだし汁を加え加熱する。
4、塩、胡椒で味をととのえ、お好みでオレガノを少々、パセリの
  刻んだのをいれる。
5、食べる少し前になったら、1で皮をむいておいた甘海老の身
  と貝の身を加え、加熱しお皿に盛り付けてできあがりです

 

熱いのでを火傷しないように召し上がれ

もし、スープが余ったら冷凍しておいてパエージャを作る時の
出汁としても使えます

今の季節にぴったりのスープです。 ぜひ、お試しください




サルモレホ

2006-04-21 21:06:24 | Molinilloのレシピ

最近のセビージャは結構暑いです

スペインは春と秋が非常に短く冬からあっという間に
夏からあっという間に冬という感じです。

この間まで春が来た春が来た~と浮かれてたら、もう夏の様な
感じになってきましたよ。
窓も、換気をするのに朝から晩まで開けっ放し(今日は
降ったので閉めていますが)だし、そのうち夜も窓を
開けて置かなければいけなくなるでしょう。

さてさて、先日八百屋を通りかかったら、程よく完熟した
トマトが売っていました。その日は夕方まで結構暑い日だったので
なんとなく頭に浮かんだのがアンダルシア名物「ガスパチョ」。

思えば、去年マドリからセビージャに引っ越してきた当時
ガスパチョを作ろうとトマトを見ていたら。隣に居たおばちゃんが
「お嬢ちゃん!ガスパチョにするんならそのトマトはダメよ!
ちょっと高いけどこっちの赤いのを買わないと美味しそうな
赤色にならないわよ!」って教えてくれたっけ。
買おうとしていたのは安いカナリア諸島のトマトだったけど
おばちゃんのアドバイスどおりに赤い方のちょっと高いトマトを
買いながら「あぁ!アンダルシアっていいなぁ~。マドリだと
誰もこんなに気軽に話しかけてくれなかったっけ、、、。」と
ジーン と心に沁みたものです。

そんな事を考えつつトマトを買って、ガスパチョにしようと
思っていたら、冷蔵庫に生ハムの切れ端が、、、
おっ!卵もある!

ガスパチョだとその日の夕食のメニューにはちょっと軽すぎるので
ガスパチョの兄弟でもあるコルドバ名物「サルモレホ」を作る事に
しました

材料3~4人分

完熟トマト  中ぐらい2~3個
ニンニク   1かけ
キュウリ   スペインのサイズ3分の一
       日本のだと半分
赤または緑のパプリカ  4から5分の1
水      少量
パン     適量(フランスパンだと5~8センチくらいの厚さ
       で1かけ)
塩  少々
オリーブオイル 少量(スープのスプーンで3~4杯)
ワインビネガー  スープのスプーンで1杯程度
お好みでクミンパウダー 少々

生ハム  適量
ゆで卵  1個~2個 お好みで

作り方

1、トマトは湯剥きをし、キュウリは皮をむいてそれぞれ材料を
  適当にぶつ切りにしておく
2、材料をミキサー用の容器に入れ、パンは固ければ材料の
  ビネガーをしみこませるか、水を少し含ませておく
3、ミキサーにかける
4、味見をして塩分と、ビネガーの酸味をお好みで調節する。
5、冷蔵庫で冷やし、食べる時に生ハムをサイコロ状に切ったものと
  ゆで卵を細かく切ったものを乗せてかき混ぜながらいただく。

 

スープの硬さが足りない時はパンをもう少し足して調節してください。

緑のパプリカを使うと赤いのより少し強めの味になります。お好み
で調節を

パンを入れると日持ちしないので、先にパン抜きで作っておいて
 あとでパンを足してサルモレホとすることも出来ます。

これからの暑い夏に最適な食べ物です。「冷や麦」より食欲がわき
体力がつきますので、日本に住んでいる皆さんも、これからの
暑い夏に是非是非お試しください




白いガスパチョ

2006-04-11 20:56:35 | Molinilloのレシピ

 皆さんご存知の、アンダルシア名物「Gazpacho(ガスパチョ)」
トマトと野菜の冷たいスープ(サラダ?)です
アンダルシアの暑ーい(熱いといったほうが適切かも)夏には食欲が
減退するので、食欲増進、水分補給には欠かせない一品です。

さて、ガスパチョにはご存知の方もいらっしゃると思いますが
トマトベースで作る普通のガスパチョともう1つ「白いガスパチョ」
と呼ばれる「Ajo Blanco(アホ ブランコ)」があります。
念のため言っておきますと、ここの「アホ」は「ニンニク」の意味です。
夏に作って冷蔵庫に入れておくと牛乳と思って飲んでしまい驚いて
しまうので要注意です(そんな人いませんか?)


さて、ここ最近セビージャはの日が続いていて結構暑いのですが
まだ、これらのガスパチョを作るにはちょっと早いかな、、、?

ということで、今日は焼いた肉や魚介のフリートなどに添える
白いガスパチョ「Ajo Blanco」をご紹介します。
このレシピは彼のお母さんがアルメリアに住んでいた時に知り合いに
教わったレシピだそうです。


材料(一リットルの容器にたっぷり出来る程度)

アーモンド  2つかみ
ニンニク   2かけ
水     約100cc
塩     少々
オリーブオイル  少々
ヒマワリ油    適量
ワインビネガー  少々

作り方

1、お湯をミルクパンに沸かしアーモンドを少しの間(30秒~1分)
  つけ皮をむく
 
  
2、ニンニクと皮をむいたアーモンドをフードプロセッサーにかけ
  あら引き程度にする
3、別の深い筒状の容器(1リットルぐらい入る)に2を移し100cc程の水
  塩少々、オリーブオイルを少々入れミキサーにかけながら
  ヒマワリ油を少しづつカップの上部まで(700ccのメモリぐらいまで)
  足していく。
4、ワインビネガーを少々入れる
5、再びミキサーをかけながらマヨネーズ状にもったりするまで、味見
  をしつつ塩、ヒマワリ油、ビネガーで調節する。



          

フライや焼いたお肉などにつけて召し上がれ)今日は舌平目の
フライと一緒にいただきました

オリーブオイルを少量で、ヒマワリ油を沢山使う理由は
カロリーを抑える為です。全部オリーブオイルを使うととても
高カロリーで後が恐ろしい事になります(アーモンドも使って
ますし

ちなみに、この塗る用の白いガスパチョ「Ajo Blanco」に
冷水を加え薄めて飲む用の白いガスパチョにすることも
できます。
ニンニクの刺激が強すぎると感じる方は、ニンニクを低温の
オリーブオイルで(火力は極小)じっくりとニンニクを煮るような
状態にしてから使うとよいです。そうするとマイルドに仕上がります。

グラナダでは、飲む用の白いガスパチョ「Ajo Blanco」は
アーモンドベースではなく、そら豆の粉を使って作ります。
そちらの方はまた、後日に載せますね


春のグラナダ料理

2006-04-07 16:50:31 | Molinilloのレシピ
 さて、先日「春の味2」で書きました「Colleja(コジェハ)」
という野草ですが、Tortilla(トルティージャ(オムレツ))
や煮込み料理に使われます。



意外とクセがなく食べやすい野草なのですが、野草だけあって
小さい虫らやなんやら、色々ついています

と、言う事でまず大事なのはきれいにすることです。

彼のお父さんはもったいないと言って嫌がるのですが、長い
茎の部分は丁寧に取り除き、ほぼ葉っぱだけの状態にします。

そして、塩水につけ、虫やゴミが上がってくるのをまって水を何度も
取り替えつつ、つけ置きします。


約5~6回水を取替え、きれいにしたのち熱湯で茹でます。

茹でた後、よく水を切ったのちそのまま料理に使ったり
小分けにしてラップに包み冷凍庫へ。必要時解凍し、オムレツや
煮込みに使います。

ちなみに、茹でて切った水は豊富に鉄分と他の栄養素を含んで
いるので、さまして庭に再びまきます。湯で汁一滴といっても
無駄にしませんよ

さてさて、本日はグラナダの田舎料理である「コジェハとポテトの
煮込み」のレシピをご紹介します。

「え~!野草とポテトの煮込みってなんだか味気無さそう、、、
と思うでしょう? そう、昔は皆貧乏だったので肉なんかは
入れませんでしたが、今はちょっと豪華です。
たかが草の煮込みとバカにしちゃあいけません。コレが結構
美味しいのですよ。


材料(2~3人分)

ジャガイモ 中2個
コジェハ(茹でたもの) 大きく一掴み なければアセルガの
茹でたものやほうれん草でも可

ニンニク 2かけ
パンのかけら 1つ
アーモンド  一掴み
揚げ物用 油 適量

生ハムの切れ端 お好みで 50~80グラムのもの
チョリソー 二つ
水  適量



作り方

1、ポテトの皮をむき適当に削ぎ切りしておく。
2、鍋にオリーブオイルを少々入れ、中火で細かくした生ハムを炒め
  その後ポテトをいれいためる。

 

3、ポテトの表面がうっすら透き通ってきたらコジェハを加え
  少し炒めたのち水を材料がかぶる程度入れる
4.ポテトに火が通るくらい煮た後、輪切りにしたチョリソーを加え
  さらに10~15分程煮込む。塩加減を調節する。
5、食べる前130分くらい前になったらパン、ニンニク、アーモンドを
  油できつね色にあげ、水の入った深い容器に移しハンドミキサーに
  かける。
6、5を4に加えさらに15分程ぐつぐつ煮た後さらにもりつけいただく。



生ハムとチョリソーからでたスープがなんともいえなく美味しいです。
また、揚げたアーモンドの香ばしさがアクセントとなって
材料はそんなに使ってないのですがよいコクのある味に仕上がって
います。

コジェハではなくほうれん草なんかと作ってもおいしいと思います。
ぜひお試しください

セマナサンタも間近

2006-03-29 19:46:55 | Molinilloのレシピ

 ここセビージャはセマナサンタも間近でどこかソワソワしている
様です。
古い教会は、綺麗に塗りなおされ、装飾品も綺麗に磨かれてピカピカ
です。 道行く車からは時々パソの音楽が聞こえてきたり
CDも売られたりしています。 肉屋はドコとなく閑散としていて
セビージャの人たちの信心深さをうかがわせます

さてさて、セマナサンタが近づいたら以前からやってみたい事が
ありました。



それは、、、、、



「Pestino(nの上にチルダがつきます)ぺスティーニョ」という
セマナサンタのお菓子を作る事です

去年のセマナサンタで彼のお母さんと作ってからレシピを教えて
もらいずっと作ってみたかったのです。


材料

アニス酒(Seco)  150cc
白ワイン  200cc
オリーブオイル、バージンエキストラ 250cc
古いパンのかけら 一個
卵  1個半
アニスの実 (Matalauva) 適量
小麦粉  適量
塩 少々

作り方

1、鍋にオリーブオイルとパンのかけらを入れ加熱する。


(加熱するのはオイルの酸化を防ぎペスティーニョを長持ちさせる
 為です。パンを入れるのはオイルの強い香り消しのために使います)

2、卵は黄身と白身に分け白身はあわ立ててメレンゲを作っておきます
3、1を一度加熱したら冷ましパンは焦げる前に除いておきます。
4、3に白ワイン、アニス酒を加え塩を少々、アニスの実を加え
  少づつ小麦粉を扱いやすくなる硬さまで加えていきます。
                      

  

  途中で黄身とメレンゲを加えさっくりと混ぜ合わせていきます。
5、丸く小さいお団子を作り手のひらで薄く平らに伸ばし両はじをつまんで
  真ん中であわせ形を作りオリーブオイルでじっくり揚げます。

6、一度油を切り熱いうちに白砂糖をまぶしさましてできあがりです



カロリー高そうですよねぇ。 ハイ高いですなので、食べすぎ
注意です。

今回は一人で作ったのは初めてなのですが、彼のお母さんみたいに
サクサクにはならなかったのですよ。サクサク加減がまだまだです。

本物のスペインのセニョーラの道はまだまだ遠そうです