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Venta del Molinillo

アンダルシアでの日常生活とグラナダの一般家庭料理など

San Juanの夕食会

2007-06-27 03:11:44 | Granada

 今月24日は、彼のお父さんの聖人の日「San Juan」(サン ファン)
だったので、ちょっとしたFiesta(フィエスタ、パーティー)
を開きました。

スペインでは名前に聖人の名前をつけている人が多いので、大抵
の人は自分の守護聖人(サント)を持っています。 本来の誕生日に
加え、もう一つ小さな誕生日があるという感じでしょうか、、、。

前日から、彼のお母さんはちょっとづつ準備を進めていたみたいで
当日はいろんなご馳走が並びました。

今回招待したのは、彼のお母さんの妹達一家、総勢30人近くにもなって
しまいました。 クリスマスや、セマナサンタに大家族が集まる事は
しょっちゅうですが、こんなに大人数集まったのを見たのは初めてで
(冠婚葬祭以外でですよ)驚いてしまいました。




この後、椅子が足りなくて彼のお母さんの妹の家からまた借りて
来なければいけませんでした。


さて、ぞくぞくと集まってきましたよ

夕食なので、軽くつまめるものばかりですが、それでも30人分と
あっては凄い量です。

この日のメニューは、、、



Ensaladilla rusa(ロシア風サラダ)


Pipirana de pulpo(タコのピピラナ)ハエン(Jaen)地方の
サラダです



Carne a la sal(豚肉の塩釜焼き)スライスして、ブラックペッパーと
オリーブオイルをちょっぴりたらして食べます。




手作りサラミや生ハムなどのエンブティド類

これらに加え、Tortilla de patata(スパニッシュオムレツ)や
Carne al ajillo(肉のにんにく煮込み)、Asadura(レバーの煮込み)
さらに、、、



ピザまで! 

ドリンクは、ビールをはじめとして、やっぱり夏のFiesta
にはかかせないコレ



サングリア。 グラナダ焼きの入れ物が涼しさを誘いますね

デザートにはアイスを食べて、とにかく食べや飲めや騒げの
楽しい夕のひと時でした。


いや~、それにしても、コレだけの量の食事をほぼ全て作ってのけた
(私と彼の妹の手伝いなんて本当微々たる物)彼のお母さんに拍手と
  おみそれしました。

アンダルシアのスーパーおっかさん。万歳です  


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ニューフェイス

2007-06-25 13:03:32 | Granada

 夏休み初日

セビージャからひまわりの花咲く間を走る高速道路をとばして
グラナダに着いた私たちを、2匹の新顔くんたちが迎えてくれました。










名前は、この黒いほうが「ミリ」ちゃん。
顔に迷彩もようがはいっていてMilitar(ミリタール、軍人
さん)みたいだから。 女の子なのに私にこんな名前を
つけられてかわいそうに、、、ごめんよミリちゃん。



でも、ドコに目と鼻と口があるんだか、ぱっと見
わからないですよね、本当に(笑)



この子は片目にちょっと問題があって閉まりっぱなしなので
すが、男の子なのでもう一匹に比べ身体が若干大きくて
力強いです。

名前は、、、、、、考え中

何か良い名前があったら教えてくださ~い。

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夜のアルハンブラと新,世界の7不思議

2007-06-07 20:41:13 | Granada

 さて、彼の実家のあるグラナダに妹が来ていたので
やっぱりこれは見逃せないでしょう。

「アルハンブラ宮殿」 

短期間の滞在で、時間が無いのと、到着直後に当日券を求め
早朝から並ばなければいけないので、(もう昼の部は予約で
一杯だった)疲労とリスクを考慮して、ネットで買えた夜の部
を予約する事にしました。(昼間はもっと長く滞在する予定の
次回に回すことに

実は私。アルハンブラは4,5回行っているのですが、まだ
一度も夜に行った事無いんですよね。うちの彼も同様でした。

そんなこんなで、3人で夜の部に行ってみる事に。

夕方早めにグラナダに下り、彼は念のためネット購入したチケットを
とりに一足先にアルハンブラへ。
私と妹は、お土産選びにアルカイセリアと言うアラブの市場に
向かいました。

うまく値切れて、買い物ができてホクホクしながら早めの夕食を
とりアルハンブラへ。

夕ぐれの夜景がとてもきれいでした。



目の前に見えるのはアルバイシン地区です。

22時になり、閉館が23時半だったこともあり、早速なかに入って
みました。



昼間とは違った明かりが趣きたっぷりに私たちを迎えて
くれます。 ついつい話し声もひそひそとしたものになって
しまいます。なんとなく大声で話すのがはばかられるような
そんな感じ、、、。




いろんなピースの組み合わせで細かい模様が作られるアラブタイル
なんだかこれは打ち上げ花火のように見えますね。




礼拝の間。



ここは、王様がお客さんを迎える玄関のようなところです。

じつはここにちょっとした錯覚を利用した仕掛けがあって
こちら側に立っているお客さんからは王様は同じ高さに
あちら側に立つ王様からは、お客さんが低く見えるように
できているんだそうです。お客さんは「王様ともいえる
人が、自分と同じ目線に立ってくれた。」と感動するとか
しないとか、、、。

秘密は、同じ3段の階段なのに階段一段の高さが違うんですよ。
王様の立っているほうが一段一段ちょっとづつ高いんです。



私のヘナチョコカメラで、ダメダメな腕でとったので
きれいに撮れて無くってごめんなさい
「Palacio de comares」です



コレは手前にある小さな噴水の後ろから撮った
同じく「Palacio de comares」です。


夜もなんだか素敵ですね。




ここは「ライオンの中庭」のあるところです。

そして、、、、、、



見よ!この天井

ここは昼でも夜でもいつみてもため息がでます。



さてさて、タイトルに「新、世界の七不思議」と入れました。

今、「新、世界の七不思議」を選ぶべく、ネット投票や電話投票
をしているそうです。

詳しくはコチラ新、世界の七不思議(日本語)  新、世界の七不思議

日本からは清水寺も候補に入れられていて、もちろんスペインからは
我らがアルハンブラが候補とされて票を重ねています。

聞いた噂では、今のところ8位と後一歩のところまで来ているんだそうです。

さて、ここでいつもブログを見ていただいている皆様にお願いが
あります!!

 7つのうちの1つにアルハンブラへポチッと投票を
していただけませんでしょうか、、、

なにとぞ、よろしくお願いします


追加: さっき、ランキングを見に行ったら10番以下に下がってました
危険!やっぱり人口の多い国が候補としているものには
かなわないんでしょうかね、インドとか中国とかブラジルとか、、、



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グラナダのSanta Fe(サンタ フェ)名物ピオノノ

2007-06-07 14:21:41 | Granada

 妹の滞在中、グラナダ市内に買い物に出たついでに
グラナダのお菓子「Pionono」(ピオノノ)を食後のお茶請け
用に買ってきました。



グラナダのサンタ フェというところの名物です。(宮沢りえ
さんの「サンタ フェ」とは違うサンタ フェです

彼のお父さんが(おばあちゃんも)大好きなんですよね。

Pionono(ピオノノ)の名前の由来は、その昔、グラナダを
ローマ法王「ピオ9世」が訪問した事を記念して作られ、法王
の名をつけて献上されたという話を聞きました。



お菓子は、まるで白餡のようなクリームををリキュールを
しみこませたスポンジケーキで巻いた小さいロールケーキ
を横に倒したようなベースにカスタードクリームをのせ
カラメルソースをかけたような感じです。

聞いているだけで激甘そうなお菓子ですが、以外とさっぱりして
いて、思ったより甘くないです。



思ったとおり、食後のコーヒータイム前に向かいにすむ
彼のおばあちゃんに持っていったら大喜び。
今まで聞いたことの無い、おばあちゃんのピオノノにまつわる
思い出を話してくれました。(いつもはMolinilloの近く
Puerto la mora(モラ峠)が雪で10日間車が通れなくなり
Molinillo
がお休みになった話をしてくれる(笑))

皆さんも、グラナダにいらしたらアルハンブラを見て
そして食後のお茶にはこの「ピオノノ」ぜひお試しください。 

ちなみにお値段は1個70センティモ。1ダースで8ユーロです

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妹のアンダルシア訪問

2007-06-06 21:12:30 | Granada

 一週間ご無沙汰しておりました

妹が仕事のお休みを利用して、急遽こちらに遊びに来ていたのです。

色々なハプニングもありましたが(ありすぎという噂も)、なんとか
先ほど日本に向けて出発していきました。

とりあえず、一安心。(荷物と一緒に成田に着くまではまだ安心
できないですが)初のヨーロッパ、初の海外一人旅。はるばる
スペインまで遊びに来て、大ハプニング連続にもかかわらず
帰っていった妹にまずを送っておきます。

さてさて、成田を発った途端、食あたりに見舞われた妹ですが
なんとか2日目には彼のお母さんや、ご近所(皆親戚ですが)
に色々なアドバイスや、整腸剤なんかをもらってやっと半分回復
したので、「海が見たいな。」との希望で、グラナダの海岸にある
「サロブレーニャ」という白い村に行ってきました。


こんもりとした丘に密集した白壁の家並と一番
高い場所に立つ、アラブの古城がとても素敵なところ
です グラナダからモトリル方面に約一時間
ちょっと疲れ気味の妹も、モトリルへ着く直前の断崖絶壁の
谷の間を通り、この村を見たとき思わず「わぁ!」と
歓声を上げていました。





まだ海水がちょっと冷たいので、あまり泳いでいる人はいませんね。

ここの浜は、小石の多い浜なので、砂がつかないのでちょっと脚を
つけたり、のんびり座ってみたり一休憩。

その後、村に上がってみました。

まだまだ、全部はリゾート地化されていなくて、ラム酒のための
サトウキビ畑も見られます。 この一帯はトロピカルフルーツや
ラム酒の産地として有名です。






お城までの道を複雑な迷路のような道を半分迷いながら
あがっていくと、素敵な見晴らしが待っていました。








まだまだ、ビール一杯タパスつきの値段が1,30ユーロくらいと
グラナダ市内に比べ物価も安くてちょっとした小旅行には
お勧めの村です。 妹もお昼のタパスについたパエージャに
舌鼓を打っていました。

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Habas con Jamon再び

2007-05-06 16:58:28 | Granada
 去年の終わりに植えた(?)ソラマメ(Haba)が採れる季節に
なりました。



とれたての新ソラマメ。 まだやわらかくって生でも食べられる
くらいです。(ちょっと渋みがありますがまたそれも味わい
ぶかくて美味しいです。)

2月の「San Cecilio」(サン セシリオ)というグラナダを守っている
聖人のお祭りではグラナダ県のの海岸に面した町モトリルやアルムニェカル
辺りで採れた(暖かいのでもっと早く収穫ができる)
この鞘入り新ソラマメが振る舞われたり、アンダルシアの
白いガスパチョはここグラナダでは「ソラマメの粉」で作られたり
グラナダとHabas(アバス、ソラマメ)は切っても切れない関係です

ということで取れたての新ソラマメを早速「Habas con Jamon」に
してもらいましたよ。 もちろん揚げ卵付きで、、、

作り方 Habas con jamon


一口食べて、その美味しさに脱帽

やっぱり、去年とって冷凍してあったソラマメで作るものと
格段に味が違います。 やわらかいし、甘みがあって凄く
美味しい、、、。

お腹一杯食べて、食後は出始めた「びわ」で〆ました。




もうすぐサクランボの季節がやってくるし、楽しみな季節が
またまた巡ってきました。


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カルソッツ

2007-04-13 17:07:44 | Granada
 続きます、と書いたまま、一週間近くも経ってしまいました
ごめんなさい 

セビージャに帰ってきたとたん、怒涛のテストの嵐にへこたれて
更新を怠っておりました(笑)いかに、セマナサンタの間
だらだら過ごしていたのか、思い知らされました(反省)

と、いうことで、土曜日 





やっぱり叔母さんの家でご飯です 洞窟住居、狭いようでいて
結構スペースあるんです。隣の家から椅子やテーブルを
借りてきてはくっつけて、大きな食卓の出来上がりです。



この日のメインは「チョト」。 

「ちょっと。」じゃあありません「チョト」です(笑)

クリスマスの頃の記事にも登場した子ヤギの煮込みです。

ぶつ切りのを丸ごと買ってきて、乾燥パプリカやハーブ
大量のニンニクとともに煮込みます。

実はこのメニュー。チョリソーや、ハモンと共にレストランを
やっていた頃の「Venta del Molinillo」の看板メニューだったそうで
凄く美味しくて有名だったんだそうです。

セマナサンタの「Jueves santo(聖木曜日)」と「Viernes santo
(聖金曜日)」が終わると子羊を食べたりするんだそうですが
今回は子ヤギが登場しました。


話は変わって、今日のタイトルの「カルソッツ」。
有名なカタルーニャ地方のお料理です。

今回は、バルセロナとジローナに住む彼のおばさん、おじさん
一家が来ていたので、おばさんの旦那さん(ウエスカの人)
が指揮をとってくれて、畑で取れた美味しそうな若い葱を
カルソッツ仕立てにすることにしました。

もちろん、ソースを作ったのは昔バルセロナに住んでいた時
教わったという彼のお母さん。 なにやら奥をごそごそ探して
半ば茶色くぼろぼろになったソースのレシピを見つけて
来ましたよ。 









日曜日になってやっとこ晴れたので 外で一杯やりながら
つまむにはもってこいの陽気です。




さあさ!早く食べないと無くなっちゃうよ~! といわれ
我先に、我先にと皮をむいては口に放り込んでいきます。

程よく焼けた葱は甘くって、ソースとの相性もばっちり

本当にあっという間に無くなってしまいました。

さて、前菜終了。 今日は堅苦しくは無くつまみ程度に



「ピンチート」といわれる「モロッコ風串焼き」と



「パンセタ」といわれるばら肉の塊の部分を焼いて
焼きあがるそばからつまんでいきます。

なので、メインの(まだ食べるか!



「Habas con jamon(アバス コン ハモン)」といわれる
ソラマメと、生ハムの煮込みが出てくる頃には

「ヒョエー! もう勘弁して~! 状態に。

結局、叔母さんの押しに負け、彼と一皿を分け合ってやっとこ
さっとこ食べました。(しかも目玉焼き付きだし、、、(涙))

セビージャに帰ってきてから一週間、食欲がわかなかったのは
言うまでもありません(汗)(しかも、お酒類も飲みたくなかった
この私がですよ!?



、、、、、、皆さんも、食べすぎにはくれぐれも気をつけましょう。
(って、こんなに食べる人いないって、、、(苦笑))



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聖金曜日(Viernes santo)

2007-04-08 11:28:52 | Granada
 うわぁ~~~!なんだかんだ言ってあっという間に日曜日

イエス キリストさんもめでたく復活しちゃいましたよ。

この一週間何をやっていたかというと、思い出すのは「食べる事」
だけ 明日からまたダイエットの日々です。

ところで、金曜日と土曜日の食事がまだでしたね(もういいって?

見ているだけでお腹いっぱいになってしまうので、ざっとご紹介
していきますね。 名前だけでも覚えておくと、スペインに来られた
時にでも注文できますし、、、(しないって?


まずは、軽く前菜から。 金曜日はまだ肉を食べられないので
魚介類やオリーブ。チーズなどが出されます。

そして、定番「バカラオ料理」



まずは、彼のお母さん特製(おばあちゃん直伝)のバカラオ(塩鱈)
団子のスープ。 塩の具合がちょうどよくってすごく美味しかった
です。 この塩抜き。バカラオの大きさによって調節するのが
すごく難しいんですよね。



そして、バスク地方のお料理として有名な「鱈のピルピル」
オリーブオイルに溶け出した鱈の皮のゼラチン質が「ピルピル」と
音を立てるからそういう名前になったと聞きますが、おばさんが
ちょっとした手を加えて絶品の出来に。



そして、お次はまたまた彼のお母さん特製の「鱈のホワイトソース」
ポルトガル料理のレシピからなんですが、もうすっかり定番と
なっています。ポルトガルのセニョーラにも負けない味に
仕上がっています。






もちろんこの後デザートと、食後のコーヒーに甘いものを
思いっきり食べて、皆へとへと



食べすぎで疲れるってなんとも贅沢な話ですね
(と、いうか本来はこの日はキリストが亡くなった
朝だから、朝食抜きなんだそうです。)

と、言う事でこの後皆で、食後の運動と称しCortijo(農場)
に行きました。



ここで思いっきり飛び回るはずが、雨やらみぞれやらが
降ってきて皆家の中へ

そして、ある人はこんなものを採ってきました。


旬の「野生のアスパラガス」です。

生えているのはあらかた採り尽くされてしまっていたそうですが
ここ数日の雨でこれからもっと生えてくるだろうとのことでした。
楽しみ

そして、誰からとも無く「おやつ」と称して、落ちているアーモンドの
殻を割っていき。アーモンドを食べだしました。

ひぇぇ! また食べてるの?という感じ。

食べるものはどこにでも転がっているんですね、この辺(笑)


続きます。




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セマナサンタ(聖週間)の食事

2007-04-06 19:54:58 | Granada
 セマナサンタを見に来る観光客や、里帰りの人々でにぎわう
セビージャから


グラナダに帰ってきました。

今回のセマナサンタは、あちこち(ジローナ、バルセロナ)
などに点在している、彼のお父さんファミリー全員が集まり
総勢22人の大所帯になっています。

キリストが磔刑にされる木曜日、亡くなる金曜日は肉類を
一切食べない食事を家族でします。(ワインも飲みます

そんなこんなで、聖木曜日(Jueves santo)はサクロモンテに
洞窟住居を持っているおばさんの家で、本日聖金曜日(Viernes
Santo)は彼の実家で食事をしました。

え、、、、、、パソは見に行ったの、って???

グラナダ。予報どおり大荒れの天気で、昨日Jueves santo
(聖木曜日)は有名なサクロモンテのヒターノ(ジプシー)
達だけで結成されているパソもおそらく中止になっただろう
という事で誰も行きませんでした。 
なにせ、大雨、みぞれ、雪まで降っていましたからね。
とにかく降ったりやんだりのぱっとしない
お天気でした



と、言う事で洞窟住居。中は暖かくて心地よかったです。






彼の従兄弟達は雨が降っているので隣の物置用
洞窟スペースでお絵書き大会です(逞しい保父さん
(別の従兄弟)付きで(笑))

なんだかんだ言って、着いてすぐ食事となりました。
これから恐ろしい量の食事が待っているとは誰も知らず
、、、
(いや、皆知っていたけど慣れていただけかも)



まずは前菜。この日ばかりはハモンもチョリソーも出ません。

大量のえびを中心とした魚介類を食べまくります。
そして、ワインも。キリストの血とされるワインを
いつもビールを飲む人たちもこの日ばかりは皆口にしていました。

って、言うか。「今日はワインを開けるぞ~!オー!」と
言わんばかりの勢いでパッカパッカ開けていきます。
でも、不思議と酔っ払う人いないんだな、これが。



そして、一皿目。 セマナサンタ(聖週間)にお決まりの
バカラオ(塩鱈)料理。

これは、「ガルバンソ豆(ヒヨコマメ)とバカラオの煮込み」
です。 ガルバンソ豆に鱈の味がジーックリ染み込んでいて
なんともいえない美味しさです。




そして、2皿目。 「バカラオのトマトソース煮」

バカラオ(塩鱈)を程よく塩抜きし、小麦粉をつけ一度
カラッと揚げたものをトマトソースと一緒に煮込んで
あります。 トマトソースも去年農場で取れたトマトを
瓶詰めにしてあり、ほぼ自家製です。

そして、足りない方には



「バカラオのフリット」をどうぞ

とにかく、バカラオ、バカラオ、バカラオ三昧で
ポルトガル人もびっくりしちゃうかもな食卓
でした。

ひと段落したら食後のデザートに、、、



これまた、セマナサンタに良く食べられる「Arroz con leche」
(アロス コン レッチェ、米のミルク煮)を

そして、食後のコーヒーには、これまた手作りの



「レッチェフリータ」(簡単に言うと甘い牛乳コロッケ
みたいなもの、これもセマナサンタに良く食べられます)

こんな感じで、お昼ご飯だけで3時間ちょっとの間食べて
ばかりいるんだから(しゃべりもしますけど(笑))
犬も呆れ返ってます。


「まだ、食べてんの?」



、、、、、、スミマセン



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キャンセルになったときに限って美味しいものが、、、

2007-03-27 00:10:45 | Granada

 この間、気を使って忙しいところ夜遅く出てきてくれた
グラナダ在住のM君には、大変申し訳なくて、ついでに
この間同じ、小さい写真を見せておいて、しつこいのですが(笑)
なぜだか、お客さんが急にこれなくなったときに限って
作ったパエジャって、いつも最高の出来なんですよね、、、。
(って、彼のお母さんも苦笑していました、前にもなんどか
別のお客さんで、気合入れて凄く美味しそうなザリガニ入り
のパエジャを作ったら、美味しいのなんのって、、、

張り切って材料もふんぱつして良いのを買ってくるせいも
あり、手の込んだことをすることもあるってこともあるんでしょうが
とにかく、美味しく出来たので、写真だけでもだと思って
載せてみました。



これ、普通にパエジャを作る工程の合間に別鍋でサーモンと
カジキマグロでお出汁もとって加えているんですよ。だから
かも知れないですが、本当に美味しかった、、、。

M君、次回はリベンジしてくださいね。皆で待ってます~!

ところで、次の日は、彼のお母さんの誕生日でした

前の日から「明日は妹達を呼んでケーキを食べましょう。」
なんて台所に立っていた彼のお母さん。

そのケーキはどこから出てくるのかと思ったら、、、

やっぱり、手作りでした



お菓子作りに疎い私にはあんまり良くわからないんですが
このスポンジケーキ「ベーキングパウダー」など一切使っていない
んだそうです。

卵白をあわ立てて、空気が逃げないようにお砂糖と小麦粉を加えて行き
オーブンで焼くだけ。 出来上がったスポンジケーキはふわふわで
まるで、子供の頃読んでイメージしていた絵本の「ぐりとぐら」
(って知ってます?)のパンケーキのようでした。

またまた、作っている最中にケーキのレシピは昔、村でパン屋さんを
やっていたお母さんのおばさんの一人に教わったもの。うちのかれも
このケーキが大好きで子供の頃よく作って食べさせていた事など
うれしそうに話していました。 かわいいんですよね~家の彼の
お母さん。 こういうかわいいおばちゃんになりたいな~。と
思いました。

そして、、、ケーキの出来上がりは、、、。




ケーキ屋さんをやっているわけではないので、プロの
飾り付けまでとはいきませんが、このチョコレートの葉っぱ
チョコレートを溶かして、庭に咲いているバラの葉を
採ってきて表面に乗せ、さめたところをはがして作ったもの
です。 

スポンジケーキの間はビターチョコレートがうすーく
はさんであります。 そして極めつけは表面に施してある
「クレマカタラナ」といってカタルーニャ地方のデザート
さっぱりめのカスタードクリームのようなものの表面に白砂糖を
のせ、上から焼きごてで表面にぱりぱりに焼いたものが
あるのですが、のクレマカタラナが表面に薄く塗られていて
焼きごてで焼いてあります。
ケーキ全体はスペインのお菓子にしては甘さ控えめに作られて
いるので、ちょうど良い甘さでした。



別に作ったチーズケーキもあわせて「ハイ!お祝いなんだから
しっかり食べなさいね。」と言われ、怖い怖いと(体重が)
思いつつもぺろりと食べてしまいました。

ベーキングパウダーを使っていないのにこんなにふわふわに
出来るものなんですね。

お菓子作りの奥の深さに感心し、いつかこの「ぐりとぐら」
のパンケーキ風スポンジケーキをマスターするぞと心に誓った
日曜日の午後でした。


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