Venta del Molinillo

アンダルシアでの日常生活とグラナダの一般家庭料理など

Rabo de Toro(牛テール) の Guiso(煮込み)

2007-04-29 20:41:05 | Molinilloのレシピ

 さて、約3日間カディスで外食生活をしていた私たち。
久々に家庭料理が食べたくなってきました。

がっかりを覚悟で行ったいつもの「Feria市場」にやっぱり
がっかり。やっぱりおいている魚の種類や鮮度が悪いのは
否めません(でも、安い事は安いけど(笑))
今はフェリアの時期ですからなおさら。 約半分のお店は
閉まっています。

と、いうことで、お肉屋さんへ。

すると、、、、、、。フェリアの時期で闘牛が開催されているから
でしょうか、Lidiaの肉屋さん(闘牛の肉)に立派な牛テールが
並んでいるではありませんか!



「調理するのが面倒じゃなかったら、コレ食べたい。」

という彼のリクエストにお答えして。今日は「Molinillo風
牛テールの煮込み」に決定です。

Molinillo風と書いたのは、実際は牛テールで作ったところを
見たことは無いのですが、豚のスペアリブのぶつ切りや
牛タン、豚タン、普通のお肉などで彼のお母さんが煮込み
料理をしてくれるので、それの応用編ということです。

彼のお母さんのGuiso。美味しいんですよねぇ、、、

では、材料です(約3~4人分

牛テール 約一キロ 他の肉、骨つきでなければ500グラム程
たまねぎ 大1
ニンニク 3~4かけ
完熟トマト 中2個
にんじん 約1本
ピーマンあるいはイタリアンピーマン 小2個(パプリカでも可
ですが、分量を調節の事)
ジャガイモ 中2個
アーティチョーク(お好みで)2個~3個

ローレルの葉 1枚
クローブ 4から5粒
オリーブオイル
小麦粉
サフラン または コロランテ
塩、胡椒
赤ワイン 1カップ

作り方

1、牛テールに塩コショウをし、小麦粉をつけて表面をさっと揚げ圧力鍋へ
2、ジャガイモと、アーティチョーク以外の野菜を皮ごと良く洗い
  圧力鍋へ。 このときたまねぎにクローブをさしておくのをお忘れなく。
  (紛れ込んでしまうのを防ぐ為)


3、加熱し、沸騰してきたらアクをとり赤ワイン、ローレルの葉を
加え圧力鍋の蓋をし、圧力をかけます(7~8分)
4、火を止め、圧を飛ばし、中に入っていた野菜をとりだし
 (クローブは取り除く)ミキサーにかけピューレ状態にし
 目の荒めの濾し器で濾し、濾したものをまた鍋に戻します。
5、ジャガイモは削ぎ切りに、アーティチョークは下処理をして
  おきます。
 
 (アーティチョークは茎とトップの部分を落とし、外側の硬い
  葉っぱの部分を剥きつつ、レモン水やパセリをちぎった水に
  つけながら芯の部分を取り出していきます、最後にくし切り
  にして、再びパセリ水に漬けておきます)
 7、鍋にサフランかコロランテを加えます
 8、きっておいたジャガイモ、アーティチョークを加え再び加熱
   (短時間で圧力をかけても可。そのほうが早いです)
 9、塩コショウで味を調えて出来上がり。



圧力鍋のおかげでお肉が柔らかくトロトロに仕上がり。
スープもこくがあってとっても美味しく出来ました。

彼も大満足です。

どうぞお試しください

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カディス旅行5

2007-04-29 20:37:45 | 日常生活

 なんだかんだ言って、あっというまに最終日

朝から12時半まで仕事の彼を尻目に今日も観光です。

「Casa de obispo」というカテドラル横の遺跡郡(遺跡が
積み重なって地層のようになっているところ)を堪能した後
(とかいって、高所恐怖症の為あまり楽しめなかったのですが)




最後にやっぱりあそこにもう一度行っておきたい!

と、いうことで「中央市場」へ(好きですよね、ホントに

野菜が安かったので、ついでに買っておこうかな、、、なんて
思っていたりもして(笑)(生活感まるだしって感じでしょうか)



立派なマグロと、、、




「Pelliscos」(ペジスコス、つねること)なんていうかわいらしい
名前のまん丸なボールのような生きた蟹や生きた小エビにお別れを告げ
「次回来るときはクーラーボックス持参で来るぞ~!」と小エビ売りの
おじちゃんに宣言しつつ野菜売り場へ。

真っ赤な美味しそうなトマトと、ぎゅっと中身の詰まった
アーティチョークを買いました。

それをえっちらおっちら持って、彼との待ち合わせ場所に、仕事が
終わる時間に行くと、、、。

彼が「もうちょっとかかりそうだよ。このあと締めの抽選会があるん
だってさ。ノートブックのPCなんかも景品にあるみたいだよ。」なんて
いうので

「じゃあ、その辺うろうろしてるねー。」

と、しっかり買った野菜は彼に預けてしばしのお散歩、、、。

すると携帯が、、、。

私「もしもし、、、。」

彼「当たったよ~! ノートブックが僕に当たったんだよ~!」

私「え~!

なんと、東芝の最新のノートブックパソコン(Windows vista搭載)
が当たってしまったんだそうです。

そんなこんなで、当選の写真をとるっていうんで、またそこから
30分。

結局1時すぎてやっと戻ってきました。

さて、そこから、すぐにセビージャに戻るつもりだった彼の同僚を
説得し(だって、こんな時間に戻ったって着いたらお昼ご飯の
時間が過ぎちゃうし、そんな時間から昼食の準備をするの嫌だった
んですよ(笑)) 同僚も行きたがっていたCastillo de San Sebastian
という海にせり出したお城まで、昼ごはん前の腹準備も兼ね行ってみる事に。

 
素敵なアーチをくぐって、、、




お城までの道をてくてく歩いていきます。







到着ー。 結局中には入れなかったんですが(軍事基地関係の
設備があったのかも?) しばし景色をたんのうして、帰り道



さて、食前の運動も完了して、お腹は準備万端です。

こんな所で思いもかけずPCが当たってしまった彼。

私が「こんなところで運を使っちゃったら次の公務員試験用の
分は無くなっちゃうかもよ、、、。おそろしやおそろしや。
と言ったのをえらく気にして(悪い彼女ですね。脅してどうする

「それもそうだ、じゃあ今日はお昼ご飯僕がおごるから。」と彼の
同僚の分を払う事にしたようです。 

もともとは同僚の案で抽選に参加する事にしたようなので、これで
同僚もちょっとは気が晴れたのではないでしょうか

そんなこんなで、お昼ご飯。さいごにたっぷり魚介類を堪能することに





最後はイチジクのプリン、ペドロ ヒメネスのソース添えなんて
いうとんでもなく美味なプリンでしめてカディスを後にしました。

はぁ、、、それにしても。書いているそばからまた行きたくなって
来ました。

次回は夏。海水浴の季節にでも行ってみようかと思います(クーラー
ボックス持参で(笑))

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カディス旅行4

2007-04-29 17:00:36 | 日常生活
 さて、午後も仕事の彼と別れた後、またまた一人観光の
始まりです。 

彼が戻ってくるまでに約3時間。 博物館を見て回るには
丁度良い時間でしょう。

と、いうことでカディス博物館へ。

前日、写真を撮った不思議な木のある美術学校のすぐ裏に
ありました。



たった1ユーロ半の入場料で、なんと!2時間以上も居座った女が
ここに(笑) それくらい、きちんとカディスだけのことが
細かく説明されており、大きすぎもせず、小さすぎもせず
実に興味深い時間を過ごしました。






何が一番興味深いって、ローマ時代の遺物や遺跡は沢山残って
いるのですが、フェニキア時代のものも沢山あったという
ことでしょうか。 さすが、スペイン最古の都市だけありますね。

ところで、Cadiz。カディス人のことをGaditano(ガディタノ)と
言うのをご存知ですか? 日本語だと地名に「人」とつけるだけで
どこのひとだというのを言い表す事ができますが、スペイン語の場合
結構変則的です。
なんでCaditanoじゃなくって「Gaditano」なんでしょう。

それはカディスの昔の呼び名にあります。

フェニキア時代は「Gadir」(ガディール)という地名だったんだそうです
それがローマ時代は「Gades」(ガデス)。 今は「カディス」ですが
ローマ時代の呼び名をもとに「Gaditano」ガディタノと呼ばれるようです。

ちなみに、グラナダのGuadix(グアディクス)人のことをローマ時代の
地名(Acci、アクシ)からとって「Accitano」(アクシタノ)と呼ぶ
のと同じですね。(セビージャの都市部に住むセビージャ人を昔のHispalis
という地名から取ってHispalense(イスパレンセ)と呼んだりもします)


(フェニキア時代の棺おけ)


フェニキア時代はフェニキア人が地中海、エーゲ海のさまざまな
都市から色々なものををスペインに持ってきたり逆に輸出したり
していたので、ここカディスでエジプト時代の物がみつかったりも
しています。

しばし、タイムスリップして大昔に来た気分を味わいました。


のんびり博物館を見学してホテルに戻ってきたら、彼はもう
戻ってきていました。

私は一日中歩き回って、彼は一日中仕事でぐったり、でもお腹は
ペコペコです。

ちょっと休憩ののち、彼の同僚と3人で夕飯に出かけました。

ここ数日魚介類ばかり食べている彼ら(私はそれで十分しあわせ
なんですが)もう、ちょっと飽きてきちゃったんですって

という事で、今晩は肉類で。




ここでは、グラナダやアルメリアのようにタパスが自動的に
付いてくるわけではないのですが、それでもタパひとつの値段が
安い割りに巨大です。 私は一皿でお腹一杯に、、、。

それでも帰りは別腹で、、、







海風も涼しすぎなくって心地よいです。

続きます。

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カディス旅行3

2007-04-28 23:38:46 | 日常生活



さて、やっとの事観光案内所でカディスの地図と博物館や施設の
営業時間を書いた紙をもらい、本格的な観光に出発です。

私にとってのカディスでの目玉は、、、、、、


なんと言っても遺跡や考古学博物館を見ること!

フェニキア人との交易で栄えたスペイン最古の都市であるカディス
に遺跡や考古学に関するさまざまな資料が無いわけがありません。

考えただけでもドキドキしてきます。 今自分が見ている水平線上を
フェニキア商人の船が来てたんですよ、、、あ、、、鳥肌立ってきた、、、。
                       (バカみたいですみませんね

早速チェックしたら、フェニキア時代ではないですが、ローマ時代の
魚の塩漬け製造所跡「Antigua fabrica de salazones romana」っていうところが
あるらしいということで、さっそく行ってみました。今回は教会観光もアーメンも
ソーメンも無しってことで、、、(普段散々そんな環境に浸かっているから(笑))


着いてみると、入り口がなかなかわかりづらくて、地元の人に
教えてもらい早速中へ。

中には巨大な深い石の浴槽のようになっていました。まるで
「Baelo Claudio」という、以前カディスのボローニャという海水浴場の
目の前にある遺跡の記事があったと思いますが、あそこの遺跡にも
あったような巨大な魚の塩漬けの製造所。 ローマ人はどうやって食べて
いたんでしょうかね、、、気になるところです。

さて、彼とお昼ご飯を食べる約束をしていたのですが、あとちょっぴり時間が
残っていました。

ということで、閉館時間も間近な「Teatro Romano」ローマ劇場跡へ。





猫がまったりとくつろいでいました。


きっとこういうのはローマの時代も今もかわらないんだろうな~なんて
大昔に思いを馳せつつ遺跡を後にして、ぐるっと回って彼との待ち合わせ
場所へ。、旧市街に車で入ってくると思わず「うわっ!」っと思っちゃうような
巨大な塀がお出迎えです。



さて、お昼ご飯を済ませて(普通のメニューを頼みました。ウエイターの
おじさんが私の2皿目を「サルモネテ」という魚のフライを頼んだのに
「サルモレホ頼んだよね?」って聞いてきて「それって、メニューの
2皿目には無いんじゃない?」「あ、そうか、、、。」というとぼけたやり取り
があって面白かったです。)彼が希望していた「Torre Tavira- Camara oscura」
というところに行ってみる事に。 私ばっかり好きなところ観光してて
たまには彼の希望も聞いてあげなくちゃね、ということで、あまり
興味はなかったのですが、コレが大当たり。(以外と単純に出来ている
私の頭の中(笑))

カディスの旧市街には沢山の塔があるのですが、これは昔、商人の家や
海軍が港に入ったり出て行ったりする船の見張りをするところだったとか。
ところで、この、Torre TaviraというTaviraという苗字。 ポルトガルのTavira
という地名と何か関係あるんですかね。Marques(侯爵)だとか、Conde(伯爵)
だとかえらい人のお家だったみたいですけど、、、。

さて、この塔の見ものはCamara Oscuraという暗室があって、その天井に
設置された反射鏡を360度回転させて、手元にある丸いスクリーンに
外の様子を見せてくれる事にあります。

いろんな国の人がぐるっとスクリーンの周りに集まり、ガイドのお姉さんの
いやにRに巻き舌が入った英語とスペイン語の説明を聞きつつ、カディスの
建物の様子を見ていきます。 良く見ると、洗濯物がひらひらしている様子や
かもめが横切っていく様子。 船がゆっくり出港していく様子が手に取るように
見えてとても引き込まれていきました。 

このCamara Oscura(カマラ オスクラ)セビージャにもグラナダにもマドリにも
あるんですって。 興味のある方は観光に来たついでにその町のCamara oscura
に行ってみるのも面白いかもしれないですね。

Torre Tavira Camara Oscuraはコチラ www.torretavira.com


 







最後に塔の屋上に上って町全体を見回します。

こうしてみると沢山の家の屋上に塔があるのが見えますね。

続きます。



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カディス旅行2

2007-04-28 14:05:05 | 日常生活

 昨日はファリャ劇場の事を書いたらすっかり興奮して写真を
載せるのを忘れてしまいました こちらでございます



カディスのカーニバルのメインイベントともいえるチリゴタを
掲げるこの舞台を載せずにカディスを語れようか、、、
なんて大げさかもしれないですが、バルやレストランの
おじちゃんたちはどこかユーモアがあって、普通にしている
んでしょうけど、なんとなくどこか笑いを誘います。なかには
道端で歌いながらあるいているおっさんもいたり(笑) 年中
カーニバル気分なんでしょうかね、、、。

さてさて、2日目。 彼はお仕事で出かけていったので、私は
外をふらふら歩き、適当に入ったバルで朝食を済ませ、素敵な
お花屋さんの立ち並ぶ広場を通り過ぎ(本当の名前はPlaza Topete
プラサ トペテっていうらしいんですが、お花屋さんが沢山あるから
でしょうか、地元の人はPlaza de las flores、プラサ デ ラス 
フローレスって呼んでいましたよ、素敵ですよね)






前日の夜ひそかに目をつけていた
中央市場へ。 

海に近いカディスのことだからきっと新鮮な魚が
あるに違いないと思っていたら、、、







 




建物自体がくたびれた感じなのはご愛嬌。だってこの市場
スペイン最古の屋内市場なんだそうです。

それでも、置いてある魚介類の種類や新鮮度、値段はさすが
海辺の町。セビージャのトリアナにある市場にもまったく
引けをとらないほどです。 ますます、ここに住みたくなって
来ました、、、(笑)

特に気に入ったのが、カディス名物「Tortillita de camarones」
(あの某○んべえに入っていそうな小エビのかき揚げ)用の
小エビ、新鮮で生きたまま売っているんです。 
もうたまりませんね

小エビ売りのおじちゃんと「もう私、カディスに住みたくなってきた。
魚はいろんな種類で新鮮で安いし、きれいな海は近いし、町並みは
素敵だし、食べ物は美味しいし、人はおおらかでユーモアたっぷり
だし、言う事無いよ。(でも、カディス、スペインの中で一番無職の
人の割合高いんですよね。)」 
「そうか、うれしい事言ってくれるなぁ、もうここに住んじゃいなよ。」
なんて会話をしつつ市場を後にし、目指すはカディスの観光案内所。

でも、何でだかどうやっても海に着いちゃってなかなか見つからず、地元の
人に聞きながらテクテクと歩いていました。すると、目の前に信じられない
光景が、、、。







カディスのカテドラルでした。見たときは思わず「うわぁ~
きれい!」とつぶやいてしまったほど。 まるで、中南米の
どこかの国の昔スペイン領だった所の様じゃないですか?

セビージャのカテドラルを威厳たっぷりの「女王」と形容
するならば、こちらは若い「貴婦人」を思わせる雰囲気でしょうか。
とにかく青い空と白い雲、ヤシの木と凄くマッチしていてとっても
素敵でした。

ちなみに、116年もかかって作ったので、下半分はゴシック様式
上半分はネオクラシック様式で作られているんですって。作っている
最中で流行が変わっちゃったからと言う事でしょうか。それにしても
美しかったです。

3に続きます。



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カディス旅行

2007-04-27 19:00:46 | 日常生活

 皆様、こんにちは。 

 結局、泊まったホテル、ネットが使えると聞いていたのに
使えたのは1階、2階の客室のみで、挙句のはてに「有料」だった
そうなんです。 どちらにしても毎日歩きつかれてくたくた
で、ネットをする暇が無かったのですが、日ごろの運動不足を解消する
良い機会になりました。 

カディス。すばらしく気に入りました。アンダルシアの中で1,2を
争う(私の中では)お気に入りの街になったほど。
思わず彼に「いつかカディスに公務員の席が空いていたら、候補に
加えて~」と言ってしまったほど。
とにかく人も、街もとっても素敵な所でした。 


さて、一日目。

今回は初の「鉄道」での旅。「世界の車窓から」ファンの私としては
とてもうれしい限りです。





が!


乗った列車の窓が汚すぎて写真がとれない~ 

さっさとあきらめて、隣に座ったコロンビア人の女性の方
と話し込み「カディスは小さい街だけど、凄く素敵なところよ~」
と期待の膨らむ言葉をかけてもらい、わくわくした気分を抱きながら
カディスの駅に降り立ちました。

着いたら、いつの間にか仕事の終わってた彼がお出迎え

もう、潮風の香りがします。 暑くも無く、寒くも無く、さわやかな
潮風の中、彼にポーターよろしく荷物を引きずってもらいながら
早速ホテルへ。




うちの寝室より広い、、、。なんて当たり前なことに喜びつつ早速
夕食がてら食前のお散歩に出かけました。

私たちが滞在したところはカディスの中でも旧市街「Casco antiguo」という
地区で、港町特有のどこか遠い外国の地を思い起こさせるような、リスボアや
小樽にもなんとなくちょっぴり似たような、とにかく趣のあるところでした。






あちこちに、熱帯植物や、中南米から大昔に持ち込んだ面白い
種類の木が大きく育ったものがきれいに整備されて植えられており
とてもきれいな街だなという印象を受けました。
(と、いうのもセビージャで私が住んでいる地区は「今日は空がきれい
だなぁ、、、」なんてのんきに空を見ながら歩けない。犬の○ンが散在
しているから無理も無いんだけど、、、。)





のんびり歩いてお腹もぺこぺこになった所で夕食です

やっぱりカディスに来たんですから、ここはやっぱり魚介類
を食べないとダメでしょう

と言う事で、お手軽に魚介類のフライをキロ単位の量り売りのものを
適当に買ってビール片手に彼の同僚と、彼と私との3人で即席Botellon
(ボテジョン)と称し外のベンチに座ってつまみます。





やっぱり海辺の町で食べる魚介のフライは一味違うもんだと
感心してしまいました。(感心しすぎて皆無口で黙々食べあっという間に
食べ終わってしまい、おかわりを買いに行くほど(笑))


帰り道は、あのカディスのカーニバルやチリゴタで有名な
「Gran Teatro de Falla」(ファリャ劇場)の周りを感激しながらぐるーっと
まわりつつ、帰りました。

続きます



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フェリアだけど、、、。

2007-04-25 00:21:41 | 日常生活

 最近、週末は彼の友人の結婚式に出席したり、その関係で
遠方から別の友人が泊まりに来たりして、なかなか更新が
滞っております 

さて、正式には月曜日の夜12時からセビージャのフェリアが
はじまりましたよ。 もう2週間ほど前からクラスメートは
そわそわしていて全く授業にならなかったのですが、はじまって
良かったです、ハイ。

街にはフラメンカスタイルのピチピチとした若いお嬢さんたちや
なかにはミッチーやサッチーが衣装着ているようなおばちゃん達も
見かけますが、皆ウキウキしていてそのウキウキ感がとても伝わって
きます(馬アレルギーも伝わってきますけど(笑))

さて、ここは私も一丁フェリアに繰り出そうか。と、行きたいところ
ですが、そうは問屋が卸しません。去年死にそうな目にあっているので
行きません(中には抗ヒスタミン剤がっちり飲んで行けば?という
アドバイスをくれたクラスメートもいましたが、そしたらお酒飲めない
じゃん!(←酒飲み) という事で却下)

そうこうしていたら救いの女神が手を差し伸べてくれました。

うちの彼が水曜日から金曜日までカディスに出張。 食費、宿泊費
交通費はアンダルシアの皆様の大事な税金から出してくださるそうで
こんな機会はありません。わたりに船という事で、ちょっぴり自分達の
お金を加算してツインの部屋にしてもらい、私はカディス観光をさせて
もらう事に。 もちろん彼は仕事です(←アンダルシアの皆様
のために鞭打って働くのだ!彼よ!(笑))

エアコン、国際放送はもとより、無料のネット接続(各部屋)はては
枕のメニューまで(枕がお好みで選べる)あるんだそうで、とても
楽しみです。

明日はスペインに来て初の電車の旅でもあるし、ブログの更新のネタ
が出来た事もありとてもうれしいです。

出来たら向こうで更新するつもりです。

では皆様、後ほど



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踊る洗濯機

2007-04-15 19:17:41 | 日常生活

 よく晴れた日曜日の昼

前日のサッカーの試合のために泊まりに来ていたM君を
交え三人で「Alameda de Hercules」という所で遅い朝食をとり
ピソ(アパート)に戻ってきてのんびりとした平和な朝を
過ごしていました。

さてさて、今日は午後からヒラルダの塔に登ったりなんかして
半日セビージャ観光を楽しもうか、だからちょっと早めに
お昼ごはんなんかを食べたりしようか、などと考えつつ
台所に立っていたら、、、、、、


「ダカダカダカダカダカ、、、、、、。」と異常な音が
聞こえてきました。


「Maerilla! 早くドアを開けて!」ととっさにうちの彼が
叫びます。

あわてて、トイレ、洗面所、バス兼用ルームの戸を開けに行くと

すでに時は遅し、、、、、、、、、、


なんと、トイレの戸が開かなくなってしまいました。

原因は、、、




こやつでございます。


スペインの洗濯機って欧米にあるタイプの横周り(ドラム式
って言うんですか?)式で、音はうるさいし、途中から
洗濯物を入れられないし、挙句の果てに脱水のときなど
洗濯物が少なすぎると空回りして踊りだします。(様は
動き回るってこと(笑))

その動き具合ったら、まるで生きているかのよう

この洗濯機が、脱水のときに前にせり出してきてしまい、トイレの
中側への内開き式ドアの場合、完全にブロックされてしまい
戸が開かなくなってしまいました。

さあ困った、どうしよう。M君とともに3人でパニックになりながら
落ち着け、落ち着け、何か鉄の薄い棒はないか(下から差し込んで
押して中に押し込むつもり)アレはどうだこれはどうだと
工事現場に鉄の棒を探しに行ったりなんだり、とにかくあらゆる手を
尽くします。
挙句の果て、トイレに気軽に行けないとなるとなんとなく「トイレ
に行きたい」様な気に、、、(笑)

1時間以上の悪戦苦闘の末、結局休憩と称して、頭を冷やす為
遅い昼ごはんを食べる事にしました。

飲むビールも、お水も「トイレが近くなる」と思うとなんとなく
控えめにしながらこれからの計画を立て始めました。

さて、結局。戸を壊すしかない。と判断した私たち。

借りているピソなので、やっぱり大家さんの判断を仰がないと
いけません。(もしかしたら、同じ事が過去にも起きているかも
しれないですからね、なにかいい方法を知っているかもしれないし。)

ちょっぴりドキドキしながら彼が電話をすると、、、。

「あら~。今までそんなの起きた事無いわ~。でもトイレだと困るでしょう。
家の弟(お兄さん?)が大工さんだから、どうしたらいいか聞いてみるわね。」
と快く言ってくれました。

そして、そのすぐ後。

「これから家の兄といっしょにそちらに行くわね。」

あぁぁ、もう一安心です これで、夜中に外の公衆トイレに
行かなくてすむ(笑)

そして、約30分後、、、。

大家さんとお兄さん登場。 大きな大工用具のバックを2つ抱えて
来てくれました。 今日は日曜日なので、どこの業者さんも
閉まっていてどうにもこうにもならないので本当にありがたい
限りです。

そして、、、。


結局ドアを枠ごとはずさないとダメだと判断し。さっさと
ドアをはずしてくれました。






あぁぁ、良かった


それにしても、洗濯物は十分入っていたのにおかしな事です。

これからは洗濯中どんなにうるさくてもドアを閉めるのをやめようと
思いました。

そして、いつか自分達のピソや家をもった暁には

「絶対ドアのそばに洗濯機を置かないぞ!」と心に
誓ったのでした 



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カルソッツ

2007-04-13 17:07:44 | Granada
 続きます、と書いたまま、一週間近くも経ってしまいました
ごめんなさい 

セビージャに帰ってきたとたん、怒涛のテストの嵐にへこたれて
更新を怠っておりました(笑)いかに、セマナサンタの間
だらだら過ごしていたのか、思い知らされました(反省)

と、いうことで、土曜日 





やっぱり叔母さんの家でご飯です 洞窟住居、狭いようでいて
結構スペースあるんです。隣の家から椅子やテーブルを
借りてきてはくっつけて、大きな食卓の出来上がりです。



この日のメインは「チョト」。 

「ちょっと。」じゃあありません「チョト」です(笑)

クリスマスの頃の記事にも登場した子ヤギの煮込みです。

ぶつ切りのを丸ごと買ってきて、乾燥パプリカやハーブ
大量のニンニクとともに煮込みます。

実はこのメニュー。チョリソーや、ハモンと共にレストランを
やっていた頃の「Venta del Molinillo」の看板メニューだったそうで
凄く美味しくて有名だったんだそうです。

セマナサンタの「Jueves santo(聖木曜日)」と「Viernes santo
(聖金曜日)」が終わると子羊を食べたりするんだそうですが
今回は子ヤギが登場しました。


話は変わって、今日のタイトルの「カルソッツ」。
有名なカタルーニャ地方のお料理です。

今回は、バルセロナとジローナに住む彼のおばさん、おじさん
一家が来ていたので、おばさんの旦那さん(ウエスカの人)
が指揮をとってくれて、畑で取れた美味しそうな若い葱を
カルソッツ仕立てにすることにしました。

もちろん、ソースを作ったのは昔バルセロナに住んでいた時
教わったという彼のお母さん。 なにやら奥をごそごそ探して
半ば茶色くぼろぼろになったソースのレシピを見つけて
来ましたよ。 









日曜日になってやっとこ晴れたので 外で一杯やりながら
つまむにはもってこいの陽気です。




さあさ!早く食べないと無くなっちゃうよ~! といわれ
我先に、我先にと皮をむいては口に放り込んでいきます。

程よく焼けた葱は甘くって、ソースとの相性もばっちり

本当にあっという間に無くなってしまいました。

さて、前菜終了。 今日は堅苦しくは無くつまみ程度に



「ピンチート」といわれる「モロッコ風串焼き」と



「パンセタ」といわれるばら肉の塊の部分を焼いて
焼きあがるそばからつまんでいきます。

なので、メインの(まだ食べるか!



「Habas con jamon(アバス コン ハモン)」といわれる
ソラマメと、生ハムの煮込みが出てくる頃には

「ヒョエー! もう勘弁して~! 状態に。

結局、叔母さんの押しに負け、彼と一皿を分け合ってやっとこ
さっとこ食べました。(しかも目玉焼き付きだし、、、(涙))

セビージャに帰ってきてから一週間、食欲がわかなかったのは
言うまでもありません(汗)(しかも、お酒類も飲みたくなかった
この私がですよ!?



、、、、、、皆さんも、食べすぎにはくれぐれも気をつけましょう。
(って、こんなに食べる人いないって、、、(苦笑))



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聖金曜日(Viernes santo)

2007-04-08 11:28:52 | Granada
 うわぁ~~~!なんだかんだ言ってあっという間に日曜日

イエス キリストさんもめでたく復活しちゃいましたよ。

この一週間何をやっていたかというと、思い出すのは「食べる事」
だけ 明日からまたダイエットの日々です。

ところで、金曜日と土曜日の食事がまだでしたね(もういいって?

見ているだけでお腹いっぱいになってしまうので、ざっとご紹介
していきますね。 名前だけでも覚えておくと、スペインに来られた
時にでも注文できますし、、、(しないって?


まずは、軽く前菜から。 金曜日はまだ肉を食べられないので
魚介類やオリーブ。チーズなどが出されます。

そして、定番「バカラオ料理」



まずは、彼のお母さん特製(おばあちゃん直伝)のバカラオ(塩鱈)
団子のスープ。 塩の具合がちょうどよくってすごく美味しかった
です。 この塩抜き。バカラオの大きさによって調節するのが
すごく難しいんですよね。



そして、バスク地方のお料理として有名な「鱈のピルピル」
オリーブオイルに溶け出した鱈の皮のゼラチン質が「ピルピル」と
音を立てるからそういう名前になったと聞きますが、おばさんが
ちょっとした手を加えて絶品の出来に。



そして、お次はまたまた彼のお母さん特製の「鱈のホワイトソース」
ポルトガル料理のレシピからなんですが、もうすっかり定番と
なっています。ポルトガルのセニョーラにも負けない味に
仕上がっています。






もちろんこの後デザートと、食後のコーヒーに甘いものを
思いっきり食べて、皆へとへと



食べすぎで疲れるってなんとも贅沢な話ですね
(と、いうか本来はこの日はキリストが亡くなった
朝だから、朝食抜きなんだそうです。)

と、言う事でこの後皆で、食後の運動と称しCortijo(農場)
に行きました。



ここで思いっきり飛び回るはずが、雨やらみぞれやらが
降ってきて皆家の中へ

そして、ある人はこんなものを採ってきました。


旬の「野生のアスパラガス」です。

生えているのはあらかた採り尽くされてしまっていたそうですが
ここ数日の雨でこれからもっと生えてくるだろうとのことでした。
楽しみ

そして、誰からとも無く「おやつ」と称して、落ちているアーモンドの
殻を割っていき。アーモンドを食べだしました。

ひぇぇ! また食べてるの?という感じ。

食べるものはどこにでも転がっているんですね、この辺(笑)


続きます。




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