Venta del Molinillo

アンダルシアでの日常生活とグラナダの一般家庭料理など

Puchero Andaluz

2006-12-30 16:11:38 | Granada
 先日、レンズマメの煮込みを食べた時、ガルバンソ
(ヒヨコマメ)の煮込みのほうが好き、と言ったから
でしょうか、、、彼のお母さんが「Puchero Andaluz」
(プチェロ アンダルー)を作ってくれました。

前にも載せましたが、コシードマドリレーニョに似ていますが
ガルバンソとスープを一緒にして食べる煮込み料理です。

ところで、今日はこんなものが入りました。


何でしょうか、、、。 ふきかウドの様にも見えますね

、、、、、、実はコレです

 

アルカチョファ(アーティチョーク、西洋アザミ)の葉です

毎度お馴染み、いつも食べているつぼみの部分が出てくるのは
まだまだ先のことになるんですが、葉っぱや茎も食べられるん
です。 なんでも、葉っぱはハーブティーのようにして
煮出して飲むと肝臓病に良く効くと言われているんですって。

葉っぱを削いで、茎を適当な大きさに切ったら、黒ずみを
防ぐ為に、レモン汁か、パセリを細かくちぎったものを加えた
お水につけておきましょう。


ところで、Pucheroの作り方はこちらコシードの作り方

全部お鍋に入れて煮込むだけなので、簡単かつ美味しく
カロリー満点、寒いグラナダにぴったりのお料理です





ガルバンソを食べた後は、一緒に煮込んだお肉もいただき
ましょう

クリスマスで散々カロリー摂取しているのに、こんな
カロリー爆弾な料理を食べちゃってどうしようって感じ
ですが、「やめられない、とまらない」な味なのです

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今日は何の日?

2006-12-28 18:54:06 | Granada
 今日、12月28日(日本はもう日付が変わっていますが、、、)
は「El Dia de Inocente」です。 要は日本の
「エイプリルフール」にあたります。

キリストが生まれて、予言でその座を奪われる事を心配した
エルサレムのヘロデス王が子供達を殺すよう命令し、沢山の
子供達が殺されたのですが、キリストの両親はエジプトに
難を逃れてキリストは殺されずにすんだということです。

ヘロデス王は子供を全部殺しましたと伝えられ、王の座も
奪われず一安心だったのですが、実はキリスト一人は
生き残ったわけです。

12月28日の今日は、人型に切った紙を貼り付けたり
(貼り付けられた人は怒ってはいけません
冗談を言ったり、なんと!TVのニュース、新聞各社も
冗談で作った嘘のニュースを流したりするんですよ~

毎年、「コレって嘘じゃない? コレ嘘っぽいよね~。」って
言いながら、新聞を読んだり、ニュースを見たりするのが
恒例となっています。 TVニュースも一見、嘘と見破られ
無いようなニュースを流すので、侮れません。

一昨年は、日本の愛知のエキスポに向けて、セビージャ
にある黄金の塔「Torre de oro」を分解して船で
運ばなくてはいけないんだけど、時間が迫ってて、急がなければ
いけないというようなニュースをご丁寧に、船に乗せるときの
設計図やら、専門家(ニセモノ?)の話などを交えて
それらしく伝えていて、一瞬だまされました。 良く考えたら
ちょっとムリでしょう、、、あれを持っていくのは、、、

そんなこんなで、今日も朝から「偽」のニュース探しに一生懸命
です。 

ところで、実は、今日更新した前回の記事にも
ちょっとした冗談が隠されています。








、、、、、、カイエさん! ごめんなさ~い!「Inocente!」
(イノセンテ)で~す


皆さんも、栗の中にいる虫は食べないようにしてくださいね

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冬の楽しみ

2006-12-28 13:12:01 | Granada
 クリスマスプレゼントを探しに、グラナダ市内に行って
来ました

、、、、、、え?遅いって?

スペインでは「Los Reyes Magos」が子供達にプレゼント
をはこんで来る1月6日までがクリスマスです。
(サンタクロースも一応はいますが、外国の習慣です

そんなこんなでグラナダ市内。いつもは他の国や、スペインの
他の都市からの学生が沢山いるのですが、この時期は皆、帰郷
していて、街中はどこと無く閑散としています。






ウロウロあても無く歩き回って、、、


ミニチュアグッズが置いてあるクリスマスの蚤の市にある
出店なんかを覗き込みつつ、あーでもない、こーでもない
とやっていたらいつの間にかお昼の時間に、、、。

やっぱり買うものを大体決めてから来ないと時間の無駄
ですね、、、

そんなこんなで、駐車場への道すがら


彼がそこの果物屋さんで「栗」を買いましたよ

丸々太って美味しそうな「栗」

帰ってから、早速おやつの時間に皆で炒って食べました




こういうときに威力発揮、の暖炉、お芋でもチョリソー
でも、簡単に焼けてしまうから便利です。

はじけないように、切込みを入れた栗。 短時間で
あっという間に焼けました。



そこから皆無口。 「あちっ!あちっ!」と言いながら
黙々と皮を剥いて半分に割りつつ口に放り込んでいきます。

半分に割ると時々、栗を好んで食べる芋虫が一緒に
蒸されて出てくることがあるんですが、栗だけを食べて
育つ幼虫なので、甘くてとても美味しいんだとか、、、。

この虫がいる栗を見つけようといつも皆争奪戦のようになって
栗を剥いていきます。





小さくてわかりづらいですが、ホラ!ここにも一匹
見つけましたよ。 

恐る恐る口に入れてみると、、、、、、

蜂蜜のようなあまーい香りと味がしました

それにしても、こういうのがあるから、冬の暖炉って
病み付きになりますね



 

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スペインのクリスマス2

2006-12-26 12:29:54 | Granada
 さて、前夜の消化不良もおさまらないまま25日の朝。


今日は彼の実家に人が集まるので、朝から食事作りです。
(昨日はサクロモンテの叔母さんの家でした)

朝から彼のお母さんが「子牛肉のビール煮」を作ろうと
大きな子牛のもも肉2,5キロと格闘中。 10人しかいない
し前菜も沢山あるのに、果たしてこんなに食べられるのか
というような量の肉を切っていきます。

ともかく、起床して珈琲飲んだら、すぐ昼ご飯の支度をする
といった感じで、もうお腹一杯です

時間はあっという間に経つもので、もう1時半、スペインの
昼食は2時過ぎから始まるので、そろそろ生ハムを切って
行きます(乾いちゃうからね)。



さて、先日プレゼントに買ったイベリコのパレティージャ
(前足部分の生ハム)、イベリコ=脂肪分が多い(でも
良い脂肪だけど)というのをすっかり忘れてて、切り出される
脂肪の多さに
「不良品だ!買ったお店に言わなくっちゃ。」と大騒ぎして
彼のお父さんに「イベリコだからコレがあたりまえなの、この
脂肪の所が美味しいんだよ。」と宥められつつ(恥ずかしい
ようやっと、赤身の部分が見えたことにホッとし、テーブルの
セッティングを終えたところでもう2時! 後は叔母さん一家を
待つばかりです。

昨日あんなに食べたのに、げんきんなもので、数々のお料理を
見ていたらお腹がへってきました、、、。


叔母さんたちが来ると、早速食事開始です



まずは前菜。 やっぱり生ハム、チーズ、魚介類を
コレでもか!というほど黙々食べて行きます。

今回はカニが出たのでホントに黙々、、、
しかし、なんですね、日本もそうですが、カニを食べると
皆無口になりますね。 剥くので精一杯。あのおしゃべりな
スペイン人の食卓でも「し~ん、、、。」と静まり返った
物になってしまうんですから、蟹の威力恐るべし!といった
感じでしょうか。(今度からうるさい人には蟹を与えておくと
いいかもしれないですね

そんな感じで、皆一生懸命カニと格闘した後は一皿目
「七面鳥のスープ」です。


もうこの時点でお腹一杯なのですが、続いて2皿目
「子牛肉のビール煮」


もう、この辺になってくると「あぁ~!そんなに盛らないで
てば!」「いいから食べなさい!」の押し付け合戦になって
ます(笑)

そして、ここで終わらないのがスペインの食卓。続いて
デザート2種。

今日はチョコレートのムースとマンダリンオレンジのプリン
です。




プリンは見た目がちょっと、、、ですが、実は自家製で
とってもソフトで美味しいです。(食べられない!
とか言ってぺろりと食べちゃった人がここに一人、、、


、、、、、、、、、。





「ま~だみんな食べてるの~?」

犬(大きなカツラか黒いモップに見えますが、一応「犬」
です)も呆れています


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スペインのクリスマス

2006-12-25 17:37:23 | Granada

 皆さん、大変御無沙汰しておりました、そして、、、

Feliz Navidad!

先週の中ごろより彼が体調を崩してしまい、どうなる事
やらと思いましたが、昨日なんとかグラナダの実家に
戻る事ができ、静かなクリスマスを過ごしています。

お腹を壊して体調の悪い彼には申し訳ないけど、恒例の
クリスマスの御馳走をたらふく食べて、満足満足
お休みの後に体重計に乗るのがとっても怖いです

さて、話によるとここら辺のクリスマスはイブの夜
(La nochebuena)に大きな食事をするということですが
(カタルーニャは25日のお昼に大きな食事をするそうです)
どんなものを食べるのでしょうか、、、。



まずは前菜。とにかく生ハム、チーズ、魚介類(海老
蟹の茹でたもの)をコレでもかというほど食べます

そして、1皿目。 今回は魚介のスープでした。
(去年は1皿目に普通に魚料理、2皿目に肉料理がでて
「食べきれない!」と不評だったので、コレでも「軽め」
???にしたそうです)



その間、この時間帯には毎年恒例の
スペインの王様からのお話がTVでながれています。

(誰も聞いてないけどね(笑)
あっ誰かが「ちょっと~、TV誰も見てないなら消して!」
なんて言って消されてしまいました
(こんな事書いてますが、スペインではこの王様、とても
尊敬されています。この人がいなかったら今のスペインが
無かったといっても過言ではありません、なにせ王制に反対
のスペインの共産党までこの方には敬意を表している
くらいですから、、、。)

そんなこんなで、食事はおしゃべりをしながら着々と進んで
行きます。


2皿目は肉料理。 家庭によって違いますが、今年は
牛フィレ肉の緑の胡椒と生クリームのソースです。

実はもうこの時点で皆お腹一杯です。 夕飯を9時過ぎに
はじめていつもちょっとしか食べないこの国で、昼ご飯
並みの量を夜に食べろというんですから仕方ないんですが
皆ベルトを緩め緩めしつつ、一生懸命食べます

そして、、、

まだあった、、、デザート。 この時点で夜の11頃です



口直しのレモンのシャーベットと、今回はドイツ風(?)
丸太型のケーキが一切れずつ

もう食べられない~ と、いっても「いいから食べなさい。」
と押し付けられます。

食後はカタルーニャのCavaで乾杯

最初から最後まで飲んで食べてまた飲んでの夕べを過ごしました。
外からはVillancicosやぺタルド(ねずみ花火)が聞こえてきます
、、、、、、

明日はまた大きな食事。 ちょっとその辺をひとっ走りしないと
消化出来ません。 

その割りにスペイン人、皆、結構ケロッとしているんですよね、、
、、。

おそろしや、おそろしや

 


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Rosco(ロスコ)作り

2006-12-16 20:10:32 | Molinilloのレシピ
 ある日、クラスメートの誰かが言いました。

「クリスマスだって言うのに、クリスマスらしいものが
クラスに一つもないねぇ、、、、、、。

それを聞いて先生が、「う~ん、、、そうねぇ、、、
別に皆で話し合って教室の中を飾ったりしてもいいわよ。」

結局、それっきり、、、。

確かに、学校の入り口にはシンプルだけどアンティークそうな
Belen(ベレン、注スペインではクリスマスツリーではなく
キリストの生誕時の馬小屋やその周辺の町の中の様子を表した
ミニチュアを飾ります、今は他国の文化のクリスマスツリーも
飾られるようになってきていますが、、、) が飾られて
いるだけ、、、。 殺風景で、ちょっと寂しいかも、、、。

うちの彼の職場はというと、毎年この時期、皆でちょっと
づつ小銭を出し合って、クリスマスのお菓子の籠もりや
アニス酒を買って、いつでもつまんだり飲んだり出来る
ように、常備してあるそうです。 すばらしい!

何がいいって、仕事中なのに、お菓子食べたり、お酒(アニス)
飲んだり出来るってのがいいじゃありませんか、、、(酒飲み

それに、女の人たちだけじゃなくって、大の大人の男性が
クリスマスのお菓子(とっても甘い)をつまむ姿、なんだか
想像するだけで、可愛く思ってしまいます

さて、話しがそれましたが、クラスメートの一言を何気なく
聞いて「、、、、、、クリスマスのお菓子でも作って
持ってきてあげようかな、、、。」などと、思ったのでした。

お酒はさすがに持ってこれなさそうだけど、Rosco一個ぐらいなら
皆に配ってもバチは当たらないでしょう(笑)

早速、準備です。



ところで、先日「クリスマスの準備」で紹介したロスコ
作りでしたが、分量を書いてませんでした。

このお菓子、各家庭や地域で色々作り方が違ったり、分量が
まちまちなんだそうです。 だから、「Rosco(ロスコ)」
と言っても実に色々なものがあるんだそうですよ。

今回は「Rosco de aceite」(オリーブオイルのロスコ)です。

材料(約50個分)

小麦粉 1キロ
白ワイン 2分の1カップ
アニス酒(Seco)(別名Aguardienteとも言います)2分の1カップ
レモンの皮 2分の一個分
アニスの実 又はMatalahuva(マタラウバ) 一掴み
オリーブオイル バージンエキストラ 500ml
白砂糖 150~200g 
白砂糖(まぶす用に)適量

作り方

1、オリーブオイルをフライパンに入れ中火、レモンの皮を
  ジックリ揚げます。加熱する事によってお菓子の酸化を防ぎ
  レモンの皮を入れることによってオリーブオイルの強い香りを
  消します。
2、レモンの皮が小さくなってきつね色になったら火から下ろし
  別のフライパンに少量油を分けておきます(アニスの実を
  炒める為)
3、アニス酒とワインを耐熱性のボールに混ぜて入れておきます。
  そこに少しさましたオリーブオイルを全部加え、いためておいた
  アニスの実も油ごと加えます。
4、3をかき混ぜながら小麦粉を豪快に加えていきます。
5、お砂糖を(好みで調節)加えます。
6、良く混ぜて(油が入っていて手にくっつかないので、手で
  混ぜてもOKです)耳たぶくらいの硬さになったら、ペーパー
  シートをひいたオーブンの板上に○の形にして並べて
  いきます。
  
7、180度、25~30分で焼き上げ、熱いうちに白砂糖をまぶして
  出来上がり


アニス酒を添えて(笑)(酒飲み
(写真はアニスSecoですが、普通はアニスDulceを飲みます)

さて、早速、月曜日に学校に持って行こうと思います。
皆、気に入ってくれるかな、、、。






学校のベレン「El Nacimiento」。シンプルだけど、ステキですよね

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買っちゃった、、、

2006-12-16 17:10:43 | 日常生活
 いつもお世話になっている彼の両親に、お歳暮代わり
(なんて、スペインにはお歳暮なんて無いんですが
に買っちゃいました。
 いつも美味しいご飯を御馳走になっているし、夏の間は週末
行けば、トマトやらパプリカやらズッキーニやら畑の
野菜を山ほどくれるし、クリスマス期間は2週間も彼の実家で
すごすんだから、コレぐらいはフンパツしてもいいよね。

って、事で、、、

ジャジャジャーン!

Paletilla Iberica(パレティージャ イベリカ)です!




Jamon(ハモン、生ハム)はちょっと大きすぎてお値段が
張ってしまうのと、今年は1家族だけの年越しとなって
しまうので、後ろ足の部分のJamon(ハモン)ではなく
前足の部分のPaletilla(パレティージャ)を買いました。

それでもちゃんとIberico Bellota(イベリコ ベジョータ)
(ドングリで育てたイベリコ豚)なんで味はお墨付き

 クリスマスの夕食はコレが食卓に並ぶ事でしょう。

皆、喜んでくれるといいな~

(とか言って、一番喜んでいるのはうちの彼だったりして
皆、美味しいもの食べたいもんね)





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クリスマスの準備3

2006-12-12 21:33:03 | 日常生活
 日本も今頃は、クリスマス商戦真っ盛りでしょうか
忘年会の予定を立てたり、クリスマスだけじゃなくって
お正月のお飾りの準備なんかをしたりされているんでしょう
ね。

さて、日本は年末と言えば「第九」(私の勝手なイメージ
かもしれないですが)そうです!ベートーベンの第九
ですよ! (ちなみに未だにイ○マサのオホーツクの
歌が頭をよぎります(笑)古い?)

アレを聞くともう今年も終わりに近いんだな~という気分
になりますが、スペインでは何を聞くんでしょうか。

実は、スペインにもジングルベルの歌が流れたりもしますが
やっぱり正統派はスペインのクリスマスキャロルである
Villancicos」(ビジャンシーコス)です。

ちなみにアンダルシアでは「フラメンコ風Villancicos」が
主流です。

さて、この時期は色々な教会でコンサートがあったり
コンクールが開かれたりするのですが、私の通っている学校
でも、例のごとくクラス対抗のVillancicosコンクールが
開催される事になりました。

今日はその模様をちょっとご紹介



 どこのクラスにも必ず歌のうまい子は一人はいるもので
その子(真ん中のボーダーのセーターを来た子です)が
中心になって歌を決めています。 
もう一人、丁度背中を向けている手前の女の子も凄く
上手です。ボーダーのセーターの子は正統派フラメンコ
を凄く上手に歌います。(また渋い声を持ってるんですよ
この子) 手前の背中の子は3年連続Villancicosコンクール
で優勝しているチームに所属するつわものです。
この2人がいる限り安心ですね。

あーでもない、こーでもないと一度は「La Nana de la sena sta
Ana」(Senaのnにはチルダが付きます)という曲に決まったの
ですが、またまたもめています。

そして、決まらないまま誰かが歌いだし、いつの間にかまた
最初に戻ってしまいました。



歌う子、カホン(楽器)をたたきながら歌う子、手拍子
合いの手を入れる子、まったく別のことをやっている子
さまざまです。 さすがスペイン人!まとまりが
ありません 

ちなみに、楽器はここに写っているカホン
(真ん中女の子が座っている木の四角い箱)のほかに
タンバリン、中身を空けて(飲んで)おいたアニス酒の
瓶の外側(小さいギザギザがついている)を引掻いて
音を出したり、さまざまです。 

ところで、アンダルシアのVillancicosフラメンコ風
聞いてみたいですか?

では、「百聞は一見にしかず」ですね。こちらをどうぞ!

http://www.youtube.com/watch?v=NTllHG0c6xU

http://www.youtube.com/watch?v=UaYdVvd5bao

http://www.youtube.com/watch?v=dHdMlJh88_s




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クリスマスの準備2

2006-12-10 15:55:27 | Granada

 さて、昨日は、クリスマスのお菓子である「Rosco ロスコ」
(○の形から0点を取ることを「ロスコをもらう」と言ったりもします。
について紹介しました。

ところで、クリスマスのお菓子にはどういう種類のものがあるので
しょうか。

 

この時期出回るお菓子は工場で生産される物の他に、修道院
で作られる手作りのもの、各家庭で作る手作りのものがあります。

どれもアーモンドとラードがたっぷりのお菓子です。


その中でも代表的なものが

Turron「トゥロン」
Polvoron「ポルボロン」
Mantecado「マンテカド」などです。

Turron「トゥロン」と言うお菓子は、アラブ時代からの流れを汲む
蜂蜜、お砂糖、卵、アーモンドを使ったお菓子で、アリカンテの
Jijona(ヒホナ)と言う所のお菓子です。
種類は色々あって、元祖はTurron Duro(硬いトゥロン)のアリカンテ
のものと、Turron Blando(やわらかいトゥロン)のヒホナ(と、言っても
ヒホナもアリカンテのなかの村なんですけど)に分けられます。

他に、近年現れた新しい種類のものとしては、Turron de Chocolate
(チョコレートのトゥロン)とTurron de yema(黄身のトゥロン)などがあります。



Turron de yema(トゥロン デ ジェマ) です。
アーモンド、砂糖、レモンの皮、卵1個に黄身だけ2個入っています。

Polvoron(ポルボロン)はアンダルシアで作られるクリスマスの
お菓子でセビージャのEstepa(エステパ)と言う村がとても有名です。

Polvo(塵)というのが頭につくように、食べるとポロポロ崩れて
きてしまうので1つづつ紙に包まれて売られています。 時には指で
つまんでも崩れてしまう程の繊細さなので、食べるのに注意が
必要です。 

同じ原材料で作られる(トーストしたアーモンド、小麦粉、ラード
砂糖)お菓子にMantecado(マンテカド)というのがありますが
Polvoron(ポルボロン)が楕円形で回りに砂糖がかかっているの
に対してMantecado(マンテカド)は円形でゴマがかかっています。

 マンテカドです。

Polvoronと同じように楕円形のお菓子でManchego(マンチェゴ)
といわれるものがありますが、これはやはりラードと
小麦粉、オレンジジュース、シェリー酒などリキュールワイン
などから作られているお菓子で、粉砂糖がかかっています。

 マンチェゴです。



この時期は村の各家庭から甘い香りが漂ってきます

クリスマスが来るのは嬉しいけど、この時期この香りで
嬉しいような、今年も終わってしまうんだなぁというちょっと
寂しい気分になります。



夕暮れのネバダ山脈がまたいっそう寂しい気分に拍車を
かけてくれます

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クリスマスの準備1

2006-12-09 20:21:24 | Granada

 もうすぐクリスマス(スペインではNavidad(ナビダー)と言います)
ですね。 
もう街は色とりどりのイルミネーションで飾られ、どこのお店も
一足先にプレゼントを買ってしまおうという人たちでしょうか
沢山の人でにぎわっています。

 そんな12月も3分の1を過ぎ、同じ敷地内に住む彼の親戚達が
いっせいにクリスマスのお菓子作りに入りました。

スペインでは最近では外国のクリスマスの習慣であるクリスマスツリー
(ドイツの方から来ているそうです)やプレゼントを24日の夜に渡したり
(スペインでは1月5日の夜です)することもちょっとづつ見られるように
なってきたそうですが、まだまだ昔ながらの「クリスマスのお菓子を食べる」
という習慣は廃れずにしっかり根付いています。
クリスマスケーキなんてここでは食べないんですよ~(笑) 
ビックリですよね

おっと、彼のおばあちゃんが「何だかに載せる記事を書くんだろう、隣で
何だかあんたを呼んでたよ、いくのかい。」とお誘いに来てくれましたよ。

では早速行って見ましょう。

お菓子作りや、チョリソー作り用の物置兼離れの家に行くと、早速
生地作りをしていました。



コレは「Manchegoマンチェゴ」といって、ラ マンチャ地方に伝わる
クリスマスのお菓子の生地です。

さて、続いてメインの「Roscos Aceitones」(通称ロスコ)と言われる
お菓子作りに入ります。

スペインのクリスマスのお菓子は大抵アーモンドか、オリーブオイルか
マンテカ(ラード)が入っています。 今回のはオリーブオイルをメインに
使います。

ここで大事なのは、必ず使うオリーブオイルを加熱する事です。
そうする事によって、酸化を防ぎ、長持ちさせる為です。



レモンの皮を入れオリーブオイルの強い匂いを消します。

Matalahuvaといわれる甘ーい香りのするハーブを加え
煙が出る前に火から下ろし、同じく大きな盥に測っておいた
ワインに加えます。



昔ながらの天秤計りで小麦粉を豪快に計り



何でも豪快に、豪快に! って感じですね。(、、、私でも出来そう
(笑))

生地が出来上がったら、形を作ります。



結構大雑把でしょう? (私でも出来るかも、、、

形を作ったら、他に作って型抜きしておいたお菓子と共に
薪オーブンへ





待つこと15分弱

おいしそうな香りが充満してきましたよ~。



待ちきれずに、熱々の出来立てをつまみ食い(笑)(バックにあるのは
これから焼くのを待っているRoscoです。)

 美味しい! 食べ過ぎに注意です。 
スペイン人たちはこのクリスマスの時期、クリスマスのお料理と
沢山の種類の甘ーいお菓子で体重を増やす人も少なくないんだとか
(中にはこの時期5キロも増えちゃう人もいるんだそうですよ

クリスマス前にダイエットしておかなくちゃですね、、、

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