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Venta del Molinillo

アンダルシアでの日常生活とグラナダの一般家庭料理など

Granada(グラナダ)式 Ajo blanco(アホ ブランコ)

2007-06-29 23:29:03 | Molinilloのレシピ

 グラナダは、セビージャに比べて温度はちょっぴり下がるのですが
空気が非常に乾燥しているので、非常に喉が渇きます。

日中はそれでも外にいられないほど暑いです。

こんな日はやっぱりアンダルシア名物「ガスパッチョ」

コレがないとやっぱりここの夏は乗り切れません

と、いうことで、毎日のように昼食にはガスパチョが
出されるのですが、彼のお父さんが

「たまにはAjo Blancoにしてくれよ。」といい

今日はAjo Blanco(アホ ブランコ)、白いアホ(汗)、、、
じゃなくってアホとはニンニクの事です。
白いガスパッチョといわれるAjo Blancoを作ることになりました。

さてさて、Ajo blancoといえば、マラガが有名ですが、アレはアーモンド
ベースで作ります。ブドウを飾ったりもしますね。

以前にはアルメリアの塗るようAjo Blanco、お肉や白身魚のフライ
なんかに添えて食べられるのを紹介させていただきました。

アルメリアの塗る アホ ブランコ

今回は、あれから随分経ってしまいましたが、グラナダで作られるAjo
Blancoを紹介します。



こうやって見るとまるで牛乳のようで、まちがって朝ごはんの
コーヒーの中に入れてしまい顔をしかめてしまうのを想像
してしまいますね

グラナダのAjo Blancoは他のとドコが違うのでしょうか、、、。

それは、コレです



グラナダとは切っても切れない間柄の「ソラマメ」の粉
を使います。

これ、グラナダでは普通に手に入るんですが、他のところ
ではほとんど売っていないんだそうです。

日本で作るときは、大豆の粉でも出来そうですね。でも、色が
真っ白になるかはわからないですが、とにかく豆の粉を使って
見ましょう。 アーモンドで作ると、少量を摂取する分には
良いのですが、アーモンド+油でカロリー爆弾のように
なってしまいますからね。
私は今度、暇を見てセビージャで手に入るガルバンソ豆の粉で
やってみようと思います。

話がそれました。


では材料です。(5~6人分)

にんにく ひとかけ
塩 少々
パンの白い部分 水に浸したもの ひとかけら
ソラマメの粉 スプーン山盛り2はい
ひまわり油 約半カップ
白ワインビネガー 少々。お好みで
水 約2リットル


作り方

1、ニンニク、パンの白い部分、ソラマメの粉、塩をハンドミキサー
 にかけながらひまわり油を少しづつ注いでもったりするまで混ぜる。
2、冷水でさらさらにならない程度に薄める(さらっととろみが残る
  程度)
3、味見をしながらお好みの量のビネガーを加え塩味を再び調節する
4、飲む前に氷を加えよく冷やしていただく。

 水で薄めさらに氷を足すので、薄めすぎないように注意して
   ください。



こうやって、グラスに入れて飲むほか、深皿にいれ、ちぎったパン
をひたひたに浸してスプーンで食べるのもグラナダ流なんだとか。

夏ばてに最適なので、他の豆でも、豆の粉が手に入ったら
ぜひお試しください。

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パプリカを使ったおつまみ

2007-06-16 01:52:39 | Molinilloのレシピ

 カルメンおばさん。

彼のお母さん(6人姉妹プラス一番下の弟一人の7人きょうだい)の
すぐ下の妹です。(上から3番目)。彼のお母さんがかわいいタイプの
おばちゃんなら、カルメンおばさんは腕っ節も強くって、アンダルシア
の肝っ玉母さんという感じ。 実際、若い頃は一家総出のマタンサ
(豚をして生ハムや、チョリソー、ソーセージを作る)のとき
お父さん(彼の亡きお爺ちゃん)と一緒に豚のをかってでる
ほど。

そんなおばさんもやっぱり彼のお母さんの妹だけあってお料理は
とても上手。 彼がいつも絶賛する「カタツムリ料理」をはじめ
伝統的なグラナダのお菓子類などいつも珍しいものを作っては
おすそ分けしてくれます。 しかも、十分お料理上手なのに
新しいレシピを見つけては作って味見させてくれたり、さらなる
研究に余念がありません。(見習わなくては

そんなカルメン叔母さんが教えてくれた一品おつまみ。多分おばさんも
どこかで教わった(見た?)レシピなんでしょうけど、大人から
子供まで美味しく食べられ、しかも超簡単!

皆さんメモのご用意を

用意するものは、、、



赤や黄、オレンジ色のパプリカ。(緑でも良いですけど)
今日は赤でやってみましょう。この大きさで3分の2ほど

白ワインビネガー100~150cc
砂糖 コーヒースプーン山盛り6杯

それだけです。

作り方は パプリカを小さくきります。そして、砂糖、白ワイン
ビネガーを加えて弱火でコトコト、、、、、、。

パプリカが透き通ってワインビネガーが飴状にトロトロになったら
出来上がり。

クラッカーの上にクリームチーズをのせ、その上にパプリカを
のせていただきます。



クリームチーズの滑らか感とパプリカの甘酸っぱさがマッチして
とても美味しいです。

煮込みに時間がかかりますが、彩りも良く、ちょっとしたお客さんが
きたときに、他のオードブルと一緒に出すとそれだけで
テーブルが華やかになりますね。

ぜひぜひ、お試しください。

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Esparragos trigueros(野生アスパラガス)のスープ

2007-05-13 01:42:05 | Molinilloのレシピ

 今年はあまりグラナダの彼の実家にちょくちょく行く機会が
なくって(十分行ってるでしょ、って?)去年ご紹介したアスパラ
の話が書けなかったのですが、授業が早く終わった日にたまたま
立ち寄った市場でアスパラを見つけたので買ってみました。

あまり数がなかったので、もう時期も終わりなのかもしれない
ですね。 

今日はコレを使って、彼のお母さんがいつも作ってくれるスープ
を作ります。アスパラ好きの私にはたまらない一品です。
 いつもは春にとっておいたアスパラを適当に折って冷凍しておいた
ものを好きなときに解凍して作ってくれるのですが、今回は生のを
そのまま使います。

では材料です

アスパラ できれば細いもの 大きく2つかみ程度
生ハム  細かく切ったもの50グラム
ニンニク 2かけ
塩、胡椒
古いフランスパン(新しいのでも可)適量
オリーブオイル
作り方

1、アスパラガスは適当に3~4センチ間隔で折って
(野生のものの場合簡単に折れる部分から上のものを使って
ください、でないと繊維が多くて噛み切れない部分が入ってしまうので)
洗っておきます。
2、鍋にオリーブオイルを少量加熱し、ニンニクスライスを炒めます。
3、生ハムのこまぎれを軽く炒め、続いて処理しておいたアスパラを
  炒めます。胡椒を少々加えます。


4、軽く炒めたら水を加え煮込みます。 しばらく煮込むと水分が減って
  スープが濁ってくるので、味見をしながら塩分と水分を調節します。
5、フランスパンを適当に薄切りにし、オリーブオイルで狐色に
  揚げておきます。
6、サーブする直前に鍋に揚げておいたフランスパンを加え、おさらに
  盛り付けます。

 凄く熱いので(しかも冷めにくい)やけどしないように気をつけて
 召し上がれ


生ハムの塩分で、ほとんどお塩を加えなくっても大丈夫かと
思います。 しかも結構煮込むので(15分、20分くらいは
沸騰させながら)アスパラと生ハムの味がとっても濃厚に
でていてとても美味しいです。 茹でてサラダにする用の
アスパラでもできると思いますが、なんとなくもったいないので
できれば細いEsparragosTriguerosの方で作るのがお勧めです。

今日は、ちょっとしたアクシデントで大量に買い込んでしまった
インゲン豆を久々に「Molinillo風サラダ」にしたものと一緒に
夕飯の食卓へ。


ではいただきます 
 


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Rabo de Toro(牛テール) の Guiso(煮込み)

2007-04-29 20:41:05 | Molinilloのレシピ

 さて、約3日間カディスで外食生活をしていた私たち。
久々に家庭料理が食べたくなってきました。

がっかりを覚悟で行ったいつもの「Feria市場」にやっぱり
がっかり。やっぱりおいている魚の種類や鮮度が悪いのは
否めません(でも、安い事は安いけど(笑))
今はフェリアの時期ですからなおさら。 約半分のお店は
閉まっています。

と、いうことで、お肉屋さんへ。

すると、、、、、、。フェリアの時期で闘牛が開催されているから
でしょうか、Lidiaの肉屋さん(闘牛の肉)に立派な牛テールが
並んでいるではありませんか!



「調理するのが面倒じゃなかったら、コレ食べたい。」

という彼のリクエストにお答えして。今日は「Molinillo風
牛テールの煮込み」に決定です。

Molinillo風と書いたのは、実際は牛テールで作ったところを
見たことは無いのですが、豚のスペアリブのぶつ切りや
牛タン、豚タン、普通のお肉などで彼のお母さんが煮込み
料理をしてくれるので、それの応用編ということです。

彼のお母さんのGuiso。美味しいんですよねぇ、、、

では、材料です(約3~4人分

牛テール 約一キロ 他の肉、骨つきでなければ500グラム程
たまねぎ 大1
ニンニク 3~4かけ
完熟トマト 中2個
にんじん 約1本
ピーマンあるいはイタリアンピーマン 小2個(パプリカでも可
ですが、分量を調節の事)
ジャガイモ 中2個
アーティチョーク(お好みで)2個~3個

ローレルの葉 1枚
クローブ 4から5粒
オリーブオイル
小麦粉
サフラン または コロランテ
塩、胡椒
赤ワイン 1カップ

作り方

1、牛テールに塩コショウをし、小麦粉をつけて表面をさっと揚げ圧力鍋へ
2、ジャガイモと、アーティチョーク以外の野菜を皮ごと良く洗い
  圧力鍋へ。 このときたまねぎにクローブをさしておくのをお忘れなく。
  (紛れ込んでしまうのを防ぐ為)


3、加熱し、沸騰してきたらアクをとり赤ワイン、ローレルの葉を
加え圧力鍋の蓋をし、圧力をかけます(7~8分)
4、火を止め、圧を飛ばし、中に入っていた野菜をとりだし
 (クローブは取り除く)ミキサーにかけピューレ状態にし
 目の荒めの濾し器で濾し、濾したものをまた鍋に戻します。
5、ジャガイモは削ぎ切りに、アーティチョークは下処理をして
  おきます。
 
 (アーティチョークは茎とトップの部分を落とし、外側の硬い
  葉っぱの部分を剥きつつ、レモン水やパセリをちぎった水に
  つけながら芯の部分を取り出していきます、最後にくし切り
  にして、再びパセリ水に漬けておきます)
 7、鍋にサフランかコロランテを加えます
 8、きっておいたジャガイモ、アーティチョークを加え再び加熱
   (短時間で圧力をかけても可。そのほうが早いです)
 9、塩コショウで味を調えて出来上がり。



圧力鍋のおかげでお肉が柔らかくトロトロに仕上がり。
スープもこくがあってとっても美味しく出来ました。

彼も大満足です。

どうぞお試しください

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チョリソーを使った一品おつまみ

2007-03-02 15:28:35 | Molinilloのレシピ

 さてさて、前回の予告どおり、今日はチョリソーを
使った、超簡単な一品をご紹介します。

皆さん、メモのご用意を(笑)

実は、このメニュー、チョリソーを作っている最中の醍醐味
で、腸詰前の香辛料が入ったお肉をそぼろ炒めにして食べる
習慣があるのですが、



そのお肉を使ってカルメン叔母さんが作ってくれた一品です。
病み付きになってしまい、家でも作ってみました。

うちでは、もう腸詰にされたたチョリソーしかなかったのですが
それでも、十分おいしくいただけます

作り方

チョリソーを細切れまたは薄切りにし、少々のオリーブオイルで
いためます、薄切りマッシュルーム(ほかのきのこ類でも可)を
加えじーっくりいためます。 

炒めたものをお皿に盛り付け、上から「カブラレスチーズ」など
アオカビチーズを乗せオーブンまたは電子レンジで「チン!」



たったのこれだけです

簡単でしょ? 手間隙なく、急なお客さんのときでも
簡単に出来上がる、ビールのとまらなくなるおつまみです。

チョリソーにしっかり味が付いているので、別に塩も胡椒も
必要ないですが、日本のチョリソーで作るときは、お好みで
塩コショウで味を調えてください。

チーズはアオカビ系、熟成されたものだとなお美味しいですが
苦手な方は、カマンベールなどでも良いと思います。

マッシュルームきのこ類は、チョリソーの味がしっかりしみこむ
くらいじーっくりと炒めましょう。

ぜひお試しください。


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冬の魚介スープ

2007-01-22 16:59:47 | Molinilloのレシピ

 最近、喉の調子がおかしいです 

いがらっぽくて、咳も少し。風邪の前兆でしょうか
こんな時はビタミンCをとって夜はさっさと寝てしまう
ですが、テストもあるし、そうも言ってはいられません。

ここは1つ、体の温まるスープをズズッとすすって(注、
良い子は音を立ててはいけません)頑張らなくっちゃ

と、言う事で、今回はMolinilloの
冬の定番

「メルルーサとアサリのスープ」です

ところで、日本にお住まいの皆さんは

「メルルーサとは何ぞや?」と思われるかもしれません。

「メルルーサ」とは白身の、口が大きく小さい牙が沢山
あり、目が実に大きく、外見上、実にぶっ細工な魚です。

「こんな見た目の怖い魚、どうやって食べるの?」と
一瞬躊躇してしまいそうですが、身は淡白で結構美味しい
です。うちではスープの他、輪切りにした切り身をニンニク
パセリ、レモン汁につけておいて小麦粉をつけて揚げたり
して食べます。
 きっと日本にあったらかまぼこの材料になりそうな
本当に見た目が不細工な(←しつこい)魚なんです。
(別にメルルーサに恨みがあるわけでもなんでもありません)

あまり、説明になってませんがそんな感じです。 でも
良いダシがでます。

では材料です。(4人前)

メルルーサ 切り身(輪切り)8切れ程
アサリまたはチルラ 150~200グラム
ニンニク 3かけ
パセリ  少々
オリーブオイル 少々
塩、胡椒 少々
卵黄  1個
レモン汁  1個分
前日残ったパンの薄切り 適量


作り方

1、ニンニクをみじん切りにしたものを、少量のオリーブオイル
  で炒め、メルルーサ、砂抜きしたアサリ、パセリを加え
  水をがぶるくらい加え煮る。
2、沸騰したら、アクを取り弱~中火にし良くにこむ。
  (途中水が少ないようだったら途中で足しても可です)
3、しばらく煮込むとスープが白濁してきます。そうなったら
  塩、胡椒で味を調え、食べる直前に、卵黄、レモン汁を
  混ぜたものを(マヨネーズを少々水に溶いたもので可)
  いれ、さっと一煮立ちさせたら出来上がり。
4、薄くきったパンをスープ皿にお好みでひき、その上から
  スープをかけて召し上がれ




 メルルーサをお魚屋さんで買うとき、頭は捨てないで
えらと口先を切り取って処理してもらい、最初に煮る
とき身と一緒に加えると良いだしがでます。(頭はあとで
捨てましょう)

食べる時に再びレモンを搾るとさっぱりとした味になり
  ます。


今回は、出来上がりの際に、卵黄、レモン汁ではなくて
マヨネーズにこの間送ってもらった「柚子胡椒」を加えて
見ました。

そうしたら、、、美味しいのなんのって

日本で作られる方はぜひぜひ柚子胡椒。加えてみてくださいね。

お勧めです



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海と山 (チキンと海老のチョコレート煮込み)

2007-01-14 18:32:11 | Molinilloのレシピ

 さて、今日は久々のレシピです。

もう、載せたと思っていたのですが、見返してみると
まだだったんですね。

そんなこんなで、今回は Mar y montana(エヌの上にはチルダが
付きます、マール イ モンターニャ、海と山の事です)という
聞いたところによるとカタルーニャ地方のお料理です。彼の
お母さんが昔一家でバルセロナに暮らしていた頃教わったお料理
だそうです。もう今ではすっかりMolinilloのレシピとして
定着しているんですけどね。こちらのレシピの本に載っている
この海と山のレシピとちょっと違ってグラナダ料理の特徴である
アーモンドのソースも入っているので、もしかしたらちょっと
Molinillo風に
アレンジされたものかもしれません。

さて、タイトルを見て「肉と魚介!? しかもチョコレート!?
うぇぇ~。」と思ってしまう方もいるかもしれませんが
コレが結構合うのですよ。 しかも、スペイン、この「肉と
魚、魚介類」を使ったレシピが結構存在します。

では材料です。(2人分)

鶏肉 鶏半分分をぶつ切り、もしくは胸肉なら1枚(注:日本で
パックになって売っている胸肉はピース1つが鶏半胸分と
見積もっています。なので、この場合2枚分使ってください)

海老 8尾~10尾(大きさによって調節)
アーモンド 一掴み
ニンニク 3~4かけ
古いパン(バゲット)一欠けら4~5センチくらいの厚さ
パセリ(イタリアンパセリ) 少々
チョコレート ビター 薄い板なら4~5センチ四方 1個
トマトピューレ 1カップ
コニャック 少々
ローレルの葉
水 1~1,5カップ
塩コショウ、小麦粉 適量
オリーブオイルまたはオイル 揚げる用

作り方

1、鶏肉をぶつ切りにし、塩コショウをし、小麦粉をつけ
 オリーブオイルで軽く揚げる。海老も軽く素揚げにする
2、ニンニク、パン、アーモンドを軽くきつね色になるまで
 揚げ、水を入れた筒状の容器に移しておき、チョコレート
 パセリを加えミキサーにかける。
3、プライパンにトマトピューレを入れその上に揚げた鶏肉
  海老を並べ、ローレルの葉、コニャック、2のミキサーに
 したソースをかけ、中~弱火でジックリ煮込む。
途中焦げ付かないように時々揺さぶり(テフロン加工の
フライパンならあまり心配ないかもしれないですが(笑)
塩で味を整え、ソースが飴上にとろりとしてきたら出来上がり。

ソースまでパンでぬぐって召し上がれ




これ、別に鶏肉じゃなくてもウサギを使ったり(私は
食べませんけど)海老の代わりにcigala(シガラ)と
呼ばれる手長海老やしゃこ、Bogavante(ボガバンテ)
と呼ばれる鋏の大きなイセエビみたいな海老を使っても
いいかもしれません。

 

ぜひぜひ一度お試しください



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Rosco(ロスコ)作り

2006-12-16 20:10:32 | Molinilloのレシピ
 ある日、クラスメートの誰かが言いました。

「クリスマスだって言うのに、クリスマスらしいものが
クラスに一つもないねぇ、、、、、、。

それを聞いて先生が、「う~ん、、、そうねぇ、、、
別に皆で話し合って教室の中を飾ったりしてもいいわよ。」

結局、それっきり、、、。

確かに、学校の入り口にはシンプルだけどアンティークそうな
Belen(ベレン、注スペインではクリスマスツリーではなく
キリストの生誕時の馬小屋やその周辺の町の中の様子を表した
ミニチュアを飾ります、今は他国の文化のクリスマスツリーも
飾られるようになってきていますが、、、) が飾られて
いるだけ、、、。 殺風景で、ちょっと寂しいかも、、、。

うちの彼の職場はというと、毎年この時期、皆でちょっと
づつ小銭を出し合って、クリスマスのお菓子の籠もりや
アニス酒を買って、いつでもつまんだり飲んだり出来る
ように、常備してあるそうです。 すばらしい!

何がいいって、仕事中なのに、お菓子食べたり、お酒(アニス)
飲んだり出来るってのがいいじゃありませんか、、、(酒飲み

それに、女の人たちだけじゃなくって、大の大人の男性が
クリスマスのお菓子(とっても甘い)をつまむ姿、なんだか
想像するだけで、可愛く思ってしまいます

さて、話しがそれましたが、クラスメートの一言を何気なく
聞いて「、、、、、、クリスマスのお菓子でも作って
持ってきてあげようかな、、、。」などと、思ったのでした。

お酒はさすがに持ってこれなさそうだけど、Rosco一個ぐらいなら
皆に配ってもバチは当たらないでしょう(笑)

早速、準備です。



ところで、先日「クリスマスの準備」で紹介したロスコ
作りでしたが、分量を書いてませんでした。

このお菓子、各家庭や地域で色々作り方が違ったり、分量が
まちまちなんだそうです。 だから、「Rosco(ロスコ)」
と言っても実に色々なものがあるんだそうですよ。

今回は「Rosco de aceite」(オリーブオイルのロスコ)です。

材料(約50個分)

小麦粉 1キロ
白ワイン 2分の1カップ
アニス酒(Seco)(別名Aguardienteとも言います)2分の1カップ
レモンの皮 2分の一個分
アニスの実 又はMatalahuva(マタラウバ) 一掴み
オリーブオイル バージンエキストラ 500ml
白砂糖 150~200g 
白砂糖(まぶす用に)適量

作り方

1、オリーブオイルをフライパンに入れ中火、レモンの皮を
  ジックリ揚げます。加熱する事によってお菓子の酸化を防ぎ
  レモンの皮を入れることによってオリーブオイルの強い香りを
  消します。
2、レモンの皮が小さくなってきつね色になったら火から下ろし
  別のフライパンに少量油を分けておきます(アニスの実を
  炒める為)
3、アニス酒とワインを耐熱性のボールに混ぜて入れておきます。
  そこに少しさましたオリーブオイルを全部加え、いためておいた
  アニスの実も油ごと加えます。
4、3をかき混ぜながら小麦粉を豪快に加えていきます。
5、お砂糖を(好みで調節)加えます。
6、良く混ぜて(油が入っていて手にくっつかないので、手で
  混ぜてもOKです)耳たぶくらいの硬さになったら、ペーパー
  シートをひいたオーブンの板上に○の形にして並べて
  いきます。
  
7、180度、25~30分で焼き上げ、熱いうちに白砂糖をまぶして
  出来上がり


アニス酒を添えて(笑)(酒飲み
(写真はアニスSecoですが、普通はアニスDulceを飲みます)

さて、早速、月曜日に学校に持って行こうと思います。
皆、気に入ってくれるかな、、、。






学校のベレン「El Nacimiento」。シンプルだけど、ステキですよね

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これからの季節はコシードを

2006-11-03 17:38:56 | Molinilloのレシピ

 あんなに暑かったセビージャも、先々週の雨から
やっと気温が下がって来ました。

日中はていれば、まだまだ薄着で過ごせる日もあります
が、朝晩は寒いと感じる日も少なくありません。

そんな事からでしょうか、先日彼に買い物を頼むと
ガルバンソ(ヒヨコマメ)とパック入りの色々なお肉が
入ったセットを買ってきました。


もう、そんな季節なんですね

と、言う事で今回は冬以来の「Cocido(コシード)」または
「Puchelo(プチェロ)」と言われる煮込み料理です。

材料(2~4人分)

ガルバンソ豆 250~300グラム
とりもも 1~2本
骨付き生ハムのかけら こぶし大
Hueso saladoといわれる塩漬けのトンコツ 1個
牛肉塊 適量 200~300gくらい(?)
トシーノと呼ばれる 豚の脂身の塩漬け ひとかけら
豚ロース塊 コレも200~300gくらい(?)

ローレルの葉 1枚
ジャガイモ 中1~2個
粒胡椒 3~5粒

ニンニク 3かけ
玉ねぎ 小1(お好みで)

キャベツの葉、カリフラワーなどお好みで 少量

作り方

1、ガルバンソ豆は前日夜から水に漬けておく
2、圧力鍋にジャガイモ、キャベツやカリフラワー
  以外の材料をガルバンソと一緒に火にかける
  水は後でジャガイモを加えるのと、アクとりをする
  ので考慮して少し多めに入れる。
3、アクが出るのでアクをしっかりとる。
4、アクがとれたら、圧力鍋の蓋をし蒸気が出始めてから
  7分~10分かける
5、蒸気を逃し、削ぎ切りのジャガイモ、お好みでキャベツや
  カリフラワーを加え、再び火にかける。中火程度で
  ジャガイモに十分日が通ったら出来上がり。
  
塩漬け骨や脂身を使っているので、塩は入れません。 薄味だな
と思ったら、調節してください。
ガルバンソの色が綺麗に出るように、重曹を少量加えて煮ると
良いそうです。

鍋にかけるだけで出来る超簡単、でも美味しくてボリュームたっぷり
の冬メニューです

 








サラダは、ブルゴスのフレッシュチーズとトマトとアンチョビ
のサラダ。



もうそろそろ、ワインの欲しい季節ですね

ではいただきま~す



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アンコウのアドボ(Rape en adobo)

2006-10-15 02:02:42 | Molinilloのレシピ
 最近、学校に通い始めたのでお料理している暇があまり
ありませんでした

今日は学校もお休みなので(テスト前だけど、、、)久々に彼と
一緒に馴染みの市場へ

お肉屋さんで「ある物」を買って、その後プラプラとメニューを
考えながらいつもの魚屋さんの前を通りかかると、、、。



こんなものが売っていましたよ。




さて、コレは何の魚でしょう?


正解は、、、、、、タイトルにもあるように小さいながらも一応

「アンコウ」なんです

スペインでは結構春夏秋冬問わず見かける魚なんですが
(本当は冬に鍋に入れたりして食べた方が美味しいのにね
魚屋では頭の部分(何と肝は捨てちゃう人が多いんです、時々
言うと肝をタダでくれたりします)は出し汁用に、尻尾の身のある部分
は食用に使われます。丸ごと一匹売っている時もあれば、頭と胴体
別々に売っている事もあり、さまざまです。

今回は1キロ6ユーロ(約900円)で売っていました。
なかなか安いでしょ

ということで、今日の夕食には「アンコウのアドボ」に決定です

アドボの作り方はこちら鮫のアドボ

最近知ったのですが、アドボって言う名前のお料理、フィリピンにも
あるんだそうです。 昔スペインが植民地にしていた頃の名残
でしょうか、、、。スペイン人が向こうから持ち込んだ料理法なのか
それともスペイン人がフィリピンに持ち込んだ料理法なのかとっても
興味あります。

ちなみにお昼ご飯は丸々太ったあぶらののった「いわし」が
売っていたので「鰯の蒲焼きのせご飯」にしてみました。




さてさて、夜になっていい感じに味もついたかな、と言う事で
からりと揚げてみました。



セビージャはまだまだ日中暖かいんで、冷たいビールが美味しい
です。  おつまみ代わりに最適です

それにしても、ビネガーの酸味が食欲をそそります。ビールも
ついついすすんでしまいますね(そればっかり、、、


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