Venta del Molinillo

アンダルシアでの日常生活とグラナダの一般家庭料理など

春のグラナダ料理

2006-04-07 16:50:31 | Molinilloのレシピ
 さて、先日「春の味2」で書きました「Colleja(コジェハ)」
という野草ですが、Tortilla(トルティージャ(オムレツ))
や煮込み料理に使われます。



意外とクセがなく食べやすい野草なのですが、野草だけあって
小さい虫らやなんやら、色々ついています

と、言う事でまず大事なのはきれいにすることです。

彼のお父さんはもったいないと言って嫌がるのですが、長い
茎の部分は丁寧に取り除き、ほぼ葉っぱだけの状態にします。

そして、塩水につけ、虫やゴミが上がってくるのをまって水を何度も
取り替えつつ、つけ置きします。


約5~6回水を取替え、きれいにしたのち熱湯で茹でます。

茹でた後、よく水を切ったのちそのまま料理に使ったり
小分けにしてラップに包み冷凍庫へ。必要時解凍し、オムレツや
煮込みに使います。

ちなみに、茹でて切った水は豊富に鉄分と他の栄養素を含んで
いるので、さまして庭に再びまきます。湯で汁一滴といっても
無駄にしませんよ

さてさて、本日はグラナダの田舎料理である「コジェハとポテトの
煮込み」のレシピをご紹介します。

「え~!野草とポテトの煮込みってなんだか味気無さそう、、、
と思うでしょう? そう、昔は皆貧乏だったので肉なんかは
入れませんでしたが、今はちょっと豪華です。
たかが草の煮込みとバカにしちゃあいけません。コレが結構
美味しいのですよ。


材料(2~3人分)

ジャガイモ 中2個
コジェハ(茹でたもの) 大きく一掴み なければアセルガの
茹でたものやほうれん草でも可

ニンニク 2かけ
パンのかけら 1つ
アーモンド  一掴み
揚げ物用 油 適量

生ハムの切れ端 お好みで 50~80グラムのもの
チョリソー 二つ
水  適量



作り方

1、ポテトの皮をむき適当に削ぎ切りしておく。
2、鍋にオリーブオイルを少々入れ、中火で細かくした生ハムを炒め
  その後ポテトをいれいためる。

 

3、ポテトの表面がうっすら透き通ってきたらコジェハを加え
  少し炒めたのち水を材料がかぶる程度入れる
4.ポテトに火が通るくらい煮た後、輪切りにしたチョリソーを加え
  さらに10~15分程煮込む。塩加減を調節する。
5、食べる前130分くらい前になったらパン、ニンニク、アーモンドを
  油できつね色にあげ、水の入った深い容器に移しハンドミキサーに
  かける。
6、5を4に加えさらに15分程ぐつぐつ煮た後さらにもりつけいただく。



生ハムとチョリソーからでたスープがなんともいえなく美味しいです。
また、揚げたアーモンドの香ばしさがアクセントとなって
材料はそんなに使ってないのですがよいコクのある味に仕上がって
います。

コジェハではなくほうれん草なんかと作ってもおいしいと思います。
ぜひお試しください


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2 コメント

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Unknown (salahi)
2006-04-08 19:52:51
この野草、美味しそうですね~。

ギリシャでもポテトと野草や青菜を煮込んだりしますが、そちらは揚げたパンやアーモンドでソースを作るのが独特ですね。これはグラナダ料理のテクニックなんですか?
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salahiさん (maerilla)
2006-04-10 19:42:18
こんにちは。



この野草柔らかそうですよね。野草=クセがあるの

イメージがどうしても抜けない私ですが、コレはクセがなく美味しいです。

ところで、salahiさんのご指摘どおりグラナダの村で作られる家庭料理はアーモンドをよく使うようです。

ちなみにグラナダのカタツムリ料理にもアーモンドソースが使われています。
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