NEST OF BLUESMANIA

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音曲日誌「一日一曲」#23 ロバート・ウォード「Toehold」(Black Bottom/Black Top)

2023-04-24 05:18:00 | Weblog
2008年2月17日(日)

#23 ロバート・ウォード「Toehold」(Black Bottom/Black Top)




ロバート・ウォードといえば38年生まれ、60年代よりオハイオ・アンタッチャブルズやファルコンズで活躍してきたシンガー/ギタリストだが、しばらく活動休止ののち、突如90年代にソロでカムバックして話題になったものだ。

ブラックトップ・レーベルで3枚のオリジナル・アルバムを制作後、デルマークに移り、1枚をリリースしている。

いわゆるビッグネームではないが、そのキャリアも実力も、現役ブルースマンのトップランクにあるといっていいだろう。

彼は歌、ギターともに達者で、ゴスペル、ソウル等も呑み込んだ幅の広いボーカル・スタイル、そしてテレキャスまたはストラトとマグナトーン・アンプから紡ぎ出す特徴的なトレモロ・サウンド、このへんが売りだ。

ほどよい粘り、そして枯れを兼ね備えた歌声と、ワンアンドオンリーなギター・トーン、このへんにハマるとクセになりそう。

そんなウォード・サウンドの格好のサンプルが、ブラックトップ三部作のラスト「Black Bottom」に収められた「Toehold」だ。

アイザック・ヘイズほかが作曲、ウィルスン・ピケットが歌って知られるこの曲を、しっかりとウォード節に消化して聴かせてくれる。

ノリのよさはピカ一。ボーカルとギターの絶妙な掛け合いを楽しんでちょ。

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