町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

東急1000系1500番台を見る

2018年05月03日 | 東京急行電鉄

2013年、東横線が東京メトロ副都心線と直通を開始し、同時に長年続いた日比谷線との直通を終了しました。直通専用車として運用されていた1000系は全編成が運用離脱し、地方私鉄へ譲渡されましたが一部は東急に残留し、池上線・東急多摩川線に残る7700系の置き換え用に改造されています。

7000系に合わせた緑系の帯に細い金を配し、東横線時代とは大幅に印象を変えた1000系1500番台。写真は元1005Fだった1505Fで、中間のデハ1305・1255は上田電鉄6000系に、デハ1405・1455が一畑電気鉄道1000系に改造され譲渡(デハ1215のみ廃車)されています。今後は雪が谷検車区に新製配置された編成もこの姿に更新されるようです。先頭車の電動車化と共に、VVVFインバーター制御装置を東洋電機GTOサイリスタから東芝製IGBTに換装するなど、外観のみならず中身も変化しました。

元1003Fの1503F。3両化で捻出された中間車の内、デハ1403・1453が一畑電鉄へ、一方でデハ1303・1253は何れも先頭車化改造の上で福島交通へ譲渡(デハ1213は廃車)されました。日比谷線に直通し、田園調布や自由が丘、六本木、霞ヶ関、秋葉原と誰もが知っているであろう都心を闊歩したのも今となっては昔の思い出です。しかし、ここまで改造するくらいなら7000系で直接7700系・7600系を置き換えれば良かったのでは・・・と計画に疑問も沸きますね。

車内設備は7000系に合わせて木目調の化粧板に緑の座席と、大規模に更新されイメージを一新しました。中仕切りは撤去され、代わりに手すりを設置しドアには黄色の警戒テープが貼り付けられています。

東横線時代からのものと思われる車内案内表示器。元から池上線向けに雪が谷検車区に配置された車両にも設置されているのが確認できますが、更新改造までは稼動しないようです。

 


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