町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

【悲報】東急8614F伊豆のなつ号、運用離脱・・・

2020年06月29日 | 東京急行電鉄

田園都市線の8500系は2020系による置き換えが急速に進行し、VVVF試作編成の8642Fや最後までスカート未設置だった東武非乗り入れ編成の8606Fなど特色ある編成が姿を消して行きましたが、本日は47運用を最後に伊豆急カラーで異彩を放っていた8614Fが運用を終了してしまいました。

猛暑日の午後に東武日光線を走行する在りし日の8614F。伊豆のなつ号は伊豆半島の観光客誘致の一環として、2005年に東横線所属の8000系に伊豆急へ譲渡された車両と同じカラーを施し運用したのが始まりでした。この成功を受けて2006年から田園都市線でも運行することになり8614Fが抜擢され、以来14年間もこの姿で活躍することになりました。

201912月の東武ファンフェスタで、東武10000系・6050系と並んでいる8614F。以前にも記事にしていますが、6050系リバイバルカラー編成の団体臨時列車が運転されるのに伴い、参加者のみの特別撮影会で展示され華を添えました。

更新工事を受けなかった為、座席モケット以外は殆ど登場時に近い設備を保っていた車内(デハ8514で撮影)8人掛け座席や簡素な形状の袖部の手すりは8000系の更新前と共通です。首都圏の車両で新製から実に44年も経過しながら余り設備が変わらないのも珍しい部類ですね。

こちらが元ネタになった伊豆急8000系。見て分かるように東急8000系の譲渡車両です。こちらも伊豆急での活躍開始から早くも15年、東急時代を合わせれば40年を超えており、後継となる車両が導入されても不思議ではない年代です。

定期運用を離脱した8614Fは直ちに恩田へ向けて回送され、早くも編成が解かれ解体〜搬出の準備が始まっているようですが、よくぞ44年もの間活躍できたな・・・と万感の思いです。


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