町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

都営バスに増殖する2代目いすゞエルガ(1次車)

2021年02月01日 | 都営バス

20158月の発売開始以来、全国のバス事業者でその姿を見かける2代目いすゞエルガですが、東京都交通局では発売から1年以上も遅れて導入が始まりました。1次車に相当するグループは他社でも見られる比較的オーソドックスな仕様ですが、2次車からは中扉の幅を拡大し行先表示器をフルカラーLED化するなど僅かながらバリエーションも生まれています。

都市新バスとして開設された都02系統で運用中のB737号車(QDG-LV290L22016年式)。大幅に車体形状はモデルチェンジしていますが、前扉が折戸で中扉が戸袋式の車体は昭和世代の車両のスタイルに先祖返りしたかのようにも見えます。都02系統はグリーンライナーの愛称があり、車両の正面に専用のヘッドマークを掲げていた時期が長らく続きましたが、現在は始発停留所発車時の車内放送で呼称されるのみになってしまいました。

秋葉原駅付近を行く秋26系統に充当中のB769号車。臨海支所所属の同車は秋葉原駅中央改札前に建つヨドバシAkibaのラッピングを纏っていますが、タイヤ部分をカメラのレンズに見立てた独特のデザインで一際目立ちます。

比較に先代エルガでは最末期の仕様であるQPG-LV234L3(2012年式)。似ているようで、正面の角や灯火類、前扉形状など大分違っていることが良く分かりますね。

車内設備はエンジンの小型化に伴いノンステップエリアや通路幅が拡大され余裕のある空間になりました。写真には確認出来ませんが、前輪のタイヤハウス上の座席は廃止されており、荷物などを置かれることが無いようにパンフレットのラックが設けられています。

現在はどこの事業者も色の違うエルガだらけになり、鉄道車両以上に標準化されてしまった感がありますが、省力化やコストカットを考えると仕方ないのは残念でもあります・・・。

コメント (2)
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