町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

多摩線・江ノ島線各停の主力になりそうな小田急3000形6両編成(3次車)

2020年03月25日 | 小田急電鉄

いよいよ3月26日からは新型通勤車5000形(2代目)の運用が開始され、今後は置き換え対象とされている8000形界磁チョッパ制御車と1000形ワイドドア車が更に注目を浴びることになるでしょう。そして、現在も見られる3000形+8000形や1000形による異形式併結10両編成なども徐々に数を減らし、最終的には消滅する方向になるかも知れません。併結10両が消滅しても、江ノ島線や小田原線新松田〜小田原間と日中の多摩線では6両編成の列車が必要になる為、5000系の増備がある程度まで進めば現在他形式と連結して10両を組む3000形が、単独運用中心に移行して行くと思われます。

多摩線各停で単独運用中の3265F3次車による6両編成で、2005年には電動車の台車周りに防音カバーを設置する試験を行ったことでも知られています。10両編成組成時には、写真のクハ32651000形リニューアル車4連を連結するため、物々しい連結器やスカートの切り欠きが目を引きますね。ちなみにこの編成は4000形の導入に先立ち、主電動機を全密閉式に換装している為、同形式に近い磁励音を発します。

江ノ島線各停運用に入る同編成。下り側は非常時以外連結は行わないので、すっきりした外観です。リニューアル工事が進行する1000形も10両固定編成化が施工されている為、必然的に3000形が6両運用に回されるでしょうから、近い将来このような運用が中心で、他形式(1000形4両)と組む姿はイレギュラーなものになりそうです。

車内は2次車を踏襲しており、ドア上に千鳥配置されたLED表示などは変わらず引き継がれましたが、戸締力弱め機構を搭載して、手荷物などを挟まれた際に引き抜きやすくしました。15インチ液晶画面の採用は2004年増備の4次車からになります。

3次車まで搭載されたLED表示器。後にこの黒枠タイプが8000形VVVF更新車、1000形ワイドドア車に改造で設置され、当初からLED表示を搭載していた1000形両・10両固定編成にも換装された編成が現れました。

今後は5000形の増備に合わせて、6両編成で在籍するグループにも注目して行きたいと思います。

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