まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「傷心のカルテ」 (# 135)

2012-04-12 21:13:59 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~。
まかろんのお茶会、開店です☆

一回お休みしちゃいましたけど、皆さまお元気でしたか?
急に暖かくなりましたね。
桜も満開です。

とはいえ、
痛む心を抱えている人には季節なんて関係ないわけで。

どこに行っても、何をしても、
苦しさが付いてくるんですよね。

すぴでは幸せは外界に何が起こるかに寄るものではない、
むしろ、心の状態が外界を創るのだ、なんて言いますが、
確かに、苦しさに心を占領されている人にとっては
咲き誇る桜すら無いも同然なわけです。


今日まかろんが道を歩いていましたら、
どこかのアパートが道沿いに植えた花を、男の人がわざわざしゃがみ込んで
ちっちゃなカメラで写していました。

そーゆーの、なんか素敵だな、って思いました。


もうすぐ週末です。
空が、花が、春の光が、あなたを包んでいる喜びを
あなたが感じられますように。


2010年9月1日ついったー投稿 <修正> 「傷心のカルテ」

誰も自分を欲しがらないと 
悲しみが心を貫くときは 
立ち止まって周りを見回してみよう 
得ていないものをでなく 
得ているものの豊かさを

事が自分の思い通りにいかないと 
憂いが心を覆うときは 
そこから離れて 見てみよう 
それは本当にそうあらねばならぬのか 
自分のちっぽけな理屈ではなく 
人知れぬ天の理を

時間がただ無為に過ぎてると 
焦りで心が焼けつくときは 
大きな青空を 見上げてみよう 
大丈夫 こうして生きている 
この一瞬一瞬が 天からの贈り物

何も人に勝るものがないと 
痛みが心を切り裂くときは 
ただ今できる事を見てみよう 
いつか誰かが成す偉大なことではなく 
この自分が今ここでできることを 
世界は待っている

そうして今日も世界は回っている



人気ブログランキング ← 心の怪我にお薬を。

<店主の独り言>
今日のネタが早く仕上がれば次回の通常開業日前に1回開店します。
でも、できるか分からない・・・。
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新作 ~ 「桜のつぼみ」 (# 134)

2012-04-05 11:38:05 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今日は~。

最近春の嵐が吹き荒れていますね。
冬から春に変わろうか、というこの時期は天候が不順で、大荒れです。

皆さまも、・・・

お変わりなく過ごされている皆さまも、
何となし内なる変化を感じてらっしゃる皆さまも、
気持ちよく過ごされることを願っています。

来週月曜は残念ながらまかろん、お休みさせて頂きます。

刻一刻と移り変わる桜の美の季節を
ご一緒できないのは残念ですが、
どうぞ、この週末や通勤の行き帰りなどに、日本の春をお楽しみ下さい。


ではまた来週木曜にお会いしましょう。


2012年4月5日ブログ直接投稿 「桜のつぼみ」

桜のつぼみが膨らみ出して
止まってた刻が動き出す
一人二人と 人が欠け
それでもわたしの生は続く

別れと始まりは
いつでも心の中にあり
桜は そんな心を映して
開き散る

何が去っても
何が来ても
さらさら続く
わたしの道

今にも咲きそうな
桜のつぼみは
溢れそうな刻をたたえて
来ては去る人々を見下ろしていた



人気ブログランキング ← 桜の花って美味しいんですかね?
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「菜の花」 (# 133)

2012-04-02 21:11:40 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。やっと通常営業です。
お待たせしました。


段々春めいてきていますね。
桜も、場所や樹によっては咲いてるところもぼちぼち出てきています。
皆さまのお近くではどうですか?

まかろんの散歩道の途中にですね、
菜の花がいっぱい咲いてる所があるんですよ。
近くに桜の木もあるので、
桜の時期になるとなんと、満開の桜と一面の菜の花、という
雑誌の写真みたいな光景が見られます。
ありがたいですねぇ。

皆さまのお近くにも、お気に入りの場所とか、おありでしょうか。

名所とかじゃないし、誰も立ち止まりはしないけど。
子供のころの秘密基地みたいな、自分だけの「名所」。
そんな場所を見つけてみるのも、面白いかもしれませんね。


今日は週明けなので、かるーい口どけの、
こんな茶菓子はいかがですか。

また木曜にお会いしましょう。


2011年3月31日 ツイッター投稿 「菜の花」

菜の花 ゆれる
 
ゆらゆら ゆらゆら

菜の花 そよぐ
 
そよそよ そよそよ

みんなで野原の日向ぼっこ

あらあら奥様 こんなのご存知

ねぇねぇ あのこともう聞いた?

あははうふふで

日がな一日 おしゃべり ざわざわ

菜の花 ゆれる 

ゆらゆら ゆらゆら

菜の花 そよぐ 

そよそよ そよそよ


人気ブログランキング ← こんな季節も、もうすぐです。
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「空に蒔く花」 (# 132)

2012-04-01 21:35:56 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。
まかろんのお茶会、臨時開業です。
この1週間の締めくくりに・・・
そして明日から新しい1週間を始める前の口直しに、お茶菓子を用意しました。

実はこの茶菓詩、昨年の7月に作ったままお出しするタイミングがなくて
蔵出し待ちしていたものなので、
正直、今のまかろんの考えていることとは少し違うのですが・・・。


何の分野でも、学びは螺旋階段のようなもの、と良く言いますね。

学んでいくその時々で課題を抱えているのですが、
ふと気付くと、以前と同じ課題に出くわすことがあります。

でも、問題としては同じでも、その意義が昔と違う、一段深い問いとなっているのですね。

まかろんがこの詩を作ったとき、それはまかろんにとっての真実でした。

今、そこからぐるっと回っているのを感じます。

またきっとこの詩の意味に立ち戻る日も来るでしょう。

冬が過ぎ、春に向かうように。

けれどその時、この詩は別の意義をもって、現れることでしょう。

そうしてまかろんはまた、別の詩を書くのでしょう。


今日は春めいた休日日和でしたね。
安らぎが皆さまの心にありますように。


2012年4月1日ブログ直接投稿 「空に蒔く花」

紅い夕焼け 広がる血の色
涙も叫びも 何もかも
内に抱き込み うずくまる街
花を蒔こう 一つの花を
誰もが持ってる 一つの花
誰もが持ってる一つの願いを

紅い夕焼け 血の色広がる
空に蒔いた一つの花は
ひいらりひらり 風に乗り
海越え 山越え 野原を過ぎて
青空抜けて 鳥と舞い
虚空(そら)の彼方へと 流れゆく

花を蒔こう 一つの花を
誰もが抱える 一つの願い
怒りも苦悶も争いも
ただ一つの望みのために
この身一つの小さな幸せ
誰もがそれだけを望んでる

花を蒔こう 一つの花を
全ての上に広がる空に
この身一つの小さな幸せ
ただ安らぎを愛を 願ってる
全てはその心でつながっている
全てはこの空でつながっている

空に蒔いた一つの花は
海越え 山越え 野原を過ぎて
虚空(そら)の彼方へと 流れゆき
どこへと知らぬ 見知らぬ街へ
幸いあれとの人の想いを
広がる空の下 つなげてく

白い祈りを つなげてゆく



人気ブログランキング ← もうすぐ桜の本番ですね。
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