「ことば」だけだといろんな意味にとられるんですよね。その「ことば」が、いつ、どこで、誰が、誰に対して、どのように、どんな目的で発せられるのか。そういうシチュエーションによって、意味が変わる。しかも、受け手の感性と気分によっても「何も感じない」言葉もある。「だから、なに?」ってやつね。でも、それはどんな言葉でもそうとらえる人はいるんで、別に問題はない。問題なのは、その言葉で人が傷つくかってこと。
「単語」に対しては、その「単語」から連想するものが、人によって様々で、肯定的にとらえる人と否定的にとらえる人がいる。でもこれまた仕方がない。その単語が世の中にある限りは、対面する強さは持ってもらうしかないと思う。
ただ、ことば、文章になると、その文脈によって「単語」も意味を持つようになるので、人を傷つけない言葉を選ばないと。
まっ、言葉の意味(シチュエーション)を深く考えずに、反射的に傷ついたと思う人たちもどうかと思うけど。言葉を深く読みとらないやりとりに慣れてしまってる人たちが結構いる。短絡的かもしれないけど、マンガの影響かな?とも思ったり、マンガにも一応ものすごくわかりやすい文脈はあるわけだから、そうとも言えないか、とも思ったり。
そういう意味で、役者がセリフをいう作業って、その言葉を発するために、言葉だけではなくて、その「場」を考えて身体に理解させようとするわけで、ものすごいコミュニケーション力の訓練だと思う。
形から入って気持ちがつくられる場合と、気持ちから入って形につながる場合と両方だろうけど、こないだの「坂の上の雲」の子規をやった香川照之さんなんかは、病気の子規を演じるのに体重を落としてた。体重を落として、形として子規に近づくことで見えてくるものがあるんでしょうね。ただ、その熱演はすごいと思うけど、個人的には最近の香川さんには過剰感を感じることが多くって、その姿から子規を感じるよりも、香川さんスゴっと感じてしまうのは残念。大絶賛されてるので安心して、もし香川さんが読んだら傷つくかも知れない言葉も書けるわけですけどね。
批評や批判は、あってしかるべきですよね。世の中全員違う人間なんだから、自分と違う考えを持ってて当たり前と。批評・批判までも人を傷つけるからとなくしてしまったのではダメで、世の中には同じ考えの人もいれば、違う考えの人もいる。それを知ることで、また自分の考えも深まっていくというふうにしないと。
そこで「この人は違う意見だから私と合わない」と決めちゃって、すり寄る努力を面倒だから、とやめてしまっていいものだろうか、まあ、その人の場合は他に居場所があるので大きな問題はないんだけど、自分の世界を広げる気がない人って結構いるんだなあ、と思ったのでした。
「単語」に対しては、その「単語」から連想するものが、人によって様々で、肯定的にとらえる人と否定的にとらえる人がいる。でもこれまた仕方がない。その単語が世の中にある限りは、対面する強さは持ってもらうしかないと思う。
ただ、ことば、文章になると、その文脈によって「単語」も意味を持つようになるので、人を傷つけない言葉を選ばないと。
まっ、言葉の意味(シチュエーション)を深く考えずに、反射的に傷ついたと思う人たちもどうかと思うけど。言葉を深く読みとらないやりとりに慣れてしまってる人たちが結構いる。短絡的かもしれないけど、マンガの影響かな?とも思ったり、マンガにも一応ものすごくわかりやすい文脈はあるわけだから、そうとも言えないか、とも思ったり。
そういう意味で、役者がセリフをいう作業って、その言葉を発するために、言葉だけではなくて、その「場」を考えて身体に理解させようとするわけで、ものすごいコミュニケーション力の訓練だと思う。
形から入って気持ちがつくられる場合と、気持ちから入って形につながる場合と両方だろうけど、こないだの「坂の上の雲」の子規をやった香川照之さんなんかは、病気の子規を演じるのに体重を落としてた。体重を落として、形として子規に近づくことで見えてくるものがあるんでしょうね。ただ、その熱演はすごいと思うけど、個人的には最近の香川さんには過剰感を感じることが多くって、その姿から子規を感じるよりも、香川さんスゴっと感じてしまうのは残念。大絶賛されてるので安心して、もし香川さんが読んだら傷つくかも知れない言葉も書けるわけですけどね。
批評や批判は、あってしかるべきですよね。世の中全員違う人間なんだから、自分と違う考えを持ってて当たり前と。批評・批判までも人を傷つけるからとなくしてしまったのではダメで、世の中には同じ考えの人もいれば、違う考えの人もいる。それを知ることで、また自分の考えも深まっていくというふうにしないと。
そこで「この人は違う意見だから私と合わない」と決めちゃって、すり寄る努力を面倒だから、とやめてしまっていいものだろうか、まあ、その人の場合は他に居場所があるので大きな問題はないんだけど、自分の世界を広げる気がない人って結構いるんだなあ、と思ったのでした。