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マツタコ

ヤプログが終了したので、とりあえず引っ越します。

建設的意見交換と感情だけのケンカ

2007-10-17 23:32:22 | 地元の話
久々の会議に行ってまいりました。
思ってたよりも、建設的な会議になったんで、
まずは成功だな。

報告でも言いたいことは山ほどあるだろうし、
細かいところを指摘しはじめると、
これまた山ほど言いたいことがあるので、
そこをぐっと我慢して(一部我慢しなかったけど)、
フリートークの時間を短いながら持って、
いくつか抽出できた共通の課題のごく一部だけど、
つっこんで話ができたことはよかった。

あっ、議事録をみんなに公開してもらうよう言うの忘れた。
ああっ、島の詳しい人の名前を聞こうと思って忘れた。
あああっ、ミュージアムのサロン機能へつなげていこうって言うのも忘れた。

てな具合で、忘れたことも多いんだけど、
20日にもミュージアム関係の会があるから、
今日、思ったこと、まとめとこっと。

それはそうと、今日、職場で口ゲンカな大喧嘩があって、
その場に居合わせた4人のうち3人が
いたたまれずに退出してしまいました。仲裁しても無駄だし。

その一方が、あの噂のKYさんなんですよね。
つうか、なんであの人は誰とでも彼とでもケンカになるのかな。
言ってることは、部分的に間違ってないこともあるんだけど、
あれじゃあ、何言ったって受け入れられるわけがない。
「私の言ってることが正しいんだから、
あなたは、従えばいいのよ」的な空気がプンプン漂うんですよね。
一度エンジンがかかると(自分が否定されたり反抗されたりすると)
相手のことは全否定。怖ぇ(( ;゚д゚)
納得できるような根拠も無しに否定するからね、
あっという間にケンカ。とてつもなく非建設的。
相手に聴く耳を持たせる環境づくりが最も大切なのに。
まったく相手を見ずにしゃべってるみたいなもんだな。
時間・体力・精神力の無駄遣いな感情だけのケンカ。

だからなんだろうな。相手は大泣きしてるのに。
KYさんは、ケロっとしてる。
「言いすぎたかな?」とか一切ない。ビツクリですよ。
人への攻撃がここのところヒートアップしてるのは問題だな。

私も怒らされて、ケンカをしかけたけど、
私が言った言葉を笑って聞いてたので、
5秒で怒るのをやめて言いました。
「なんで笑うの? 気分が悪いから向こうへ行って」

なのにですよ、1時間程度しか経ってないのに、
普通に会話をしにくる。どういう神経してんだろ?



「そりゃあええ」と感謝する

2007-10-07 20:40:11 | 地元の話
いよいよW家でやってる版画展も大詰めです。
明日がフィナーレ。明日は私は朝パシリをして、
夕方から撤収の手伝いに行きます。
他にしないといけない仕事もたんまりあるもので。

で、今日は久々にカフェも手伝ってきました。
いつものようにボチボチしか入らなかったけど、
今日はお祭りの日なので、おみこしがやってきました。

子ども御輿と大きな普通の御輿。


なんか一気にわっと人がやってきて、
さっと去って行きました。

夕方からは「ぷか」さんの「びんぼう神様さま」っていう
人形劇を見させてもらいました。
人形に味があるんですよね。とっても。
でも、声がちょっと聴こえにくかった。

これは疫病神さんです。人形の大きさがわかるかな?


お話はとても面白かったです。
高草洋子さんの作品で、地湧社から本も出てます。
http://www.jiyusha.co.jp/mokrok/books/z1999.html
私が買ったのは、これとは装丁も違ってて950円でした。

貧乏神なんて来ていらないですよね、普通。
福の神は家にいついて欲しいですけど。

だけど貧乏神様がやってきた松吉(いい名前だ)の家では、
松吉は、どんな貧乏になっても「そりゃあええ」と言うんです。
布団が一枚になってしまったら、
「そりゃあええ、いつもくっついて寝りゃあええ」てな具合です。
挙句の果てに、神棚までつくって貧乏神を毎日拝みます。


貧乏神さんは、貧乏になったら人間はいがみあいののしりあう
だろうと思って、それを楽しみにしてたのに、
松吉の家では、逆に感謝されてしまい、
まったく張り合いがないのです。

そして福の神に相談するのです。
福の神は言います。福の神が行った家では、
次から次へと欲かいた願い事をされ、それを叶えたら叶えたで、
文句を言う。ほとほと嫌になったと。
願い事を叶えれば叶えるほど人間の顔がギラギラしてくる。


貧乏神さんは、それまでは人間の悪い部分を見て、
笑ってたのに、松吉のところに来てはじめて、
松吉たちのために「貧乏神」でもできることはないか
って考えるんです。

このあとも物語は続きますが、全部書いてたら大変なんで
こんなところにしときますが、
運命(神様)を受け入れて感謝することは大切ですよね。
人の気持ちを動かすことができるのは、人の気持ちだけ。
「そりゃあええ」って「ロマンス」でトルストイが言ってた
「よかったあ~」に少し似てますよね。



言葉を発すること

2007-10-04 23:18:03 | 地元の話
朝からお城山に登って、お城のことを
いろいろと勉強してきました。

午後からはこないだからの懸案について
ボスから方向性を聞く。
もし、そのとおりになると、緊急手配が必要になる。
つまり、私はますます忙しくなる。
けれど、望んでいた方向だから、がんばろう。

そして、夜は、「ことば」関係の外の会議。
今日の会議は、前2回を出席できてなかったので、
どんな展開になってんのかと思って行きましたが、
ふーむ、なるほど、こちらもこれから。
「朗読」のイメージって、私は少々地味な感じで
とらえてたんですが、いろいろあるんですね。
「群読」って言葉をはじめて聞きました。
実際に劇団をやってる人がやってみてくれたんだけど、
ちょっと、演劇に近い感じがしました。

学校の卒業式とかで、最後のメッセージとして、
群読って結構行われてるんですね。
ソロがあったり、掛け合いがあったり
全員で叫んだり、コーラスみたいな感じらしい。
私は、そんなことしたことないけどなあ。
出身地によって違うのか、それとも、
私が卒業したずっと昔にはなかったのか・・・

相手に伝えるために言葉を発すること。

最近、小学校なんかでも「音読をさせたい」
ってところが増えてるらしいけれど、
確かに、言葉の伝え方、つまりはコミュニケーションは、
下手な人がどんどん増えているようなので、
「言葉を発する」ことは訓練する機会が欲しいかも。



笛の音を聴きながら月見

2007-09-25 23:52:25 | 地元の話
もう怒涛のごとく時が流れて、
気付いたら夜の10時半。
でも、今日は中秋の名月。
K庵では観月会があったので、行ってきたのです。

今日は篠笛を吹かれる方たちに来ていただきました。
途中からは太鼓も加わり、まるで「花の乱」の富子姫が
橋の上で夢に出てくる公達を待っているようなイデタチで、
庵の方から広場の方へとしずしずと歩きながら笛を吹く。

ものすごくよかったですよ。写真はボケボケで撮ったので
まったく良さがわからないと思います。残念。


こちらは渡部家住宅とは違って、驚くほどの大盛況。
軽く100人以上は来られました。

お弁当もおいしかった。秋の味覚、まったけご飯です。

私、ひとつ覚悟を決めたことがあって、
今朝は、昨日、しこしことまとめた4枚ほどの紙を持って、
とってもシビアな要望をお願いしてきました。
たった4枚の紙はとっても軽いんだけど、
とても重たい宿題を渡してきました。

どうなるかはまだわからないけど。
思うような答えが出てこないなら、
もっと上に直接訴えるかも知れない。
タイムリミットも、もうそこまで来ているし。



「一人語り」を語る

2007-09-23 21:31:04 | 地元の話
覚えているうちに、昨日の一人語りの感想を。
重要文化財の民家の土間で、スライドも使用して、
旅の途中で亡くなったお遍路さんの物語は語られました。

場所やモノに宿る記憶は深い。
今回、版画展をされている井手さんが語られてました。
自分の作品は銅を腐食させてつくりあげている。
自然の腐食の時間を早めて、そこに凝縮された時間がある。
百年以上の時を刻んだ民家にも、その百年の時間が詰まっている。
だから、コラボをしているんだ。

とにかく、場所やモノに宿る記憶。
私たちが古いものの中で包み込まれるような温かさを
感じるのは、その記憶のせいかもしれないですね。

物語は、二つの寄り添うように立つ墓石を前にして、
村の人たちの噂話からはじまります。
一つは、40代半ばの男性のもの。医者の不養生。
チェーホフも44歳で亡くなってますが、
この人も町医者で病気でなくなっているんです。

そして、隣に立つ墓石は、ずっと若い女性のもの。
確か20代だったと思います。
女はその町医者とは違う男の妻と墓石には刻まれ、
亡くなったのは、町医者の二日後。

もっと興味深いことに、二つの墓石の戒名は
向かいあって彫られていたんです。

実際には男の職業は不明だったと思いますが、
この二つの墓石がある物語を生み出していくのです。

場面は変わります。女は御手洗島の遊女だったんです。。。

ここから先は、まだ来週も公演が控えてますから、ナイショです。

その日の朝5時に原稿ができたとおっしゃってました。
案の定、語りはカミマクリですんで、
こっちの技術はほんとこれからだと思いますが。
物語はとても面白かった。
さすがに、小説で賞をもらったことのある方だけあります。
構成がとてもうまい。ってエラソウかしら。

最初、スクリーンを見ながらの語りはナレーション的だなと
思ったんです。
人物を一切、登場させずに、場所とモノだけでつないでいく
のは、うまくやれば面白いかも知れません。
今は、スライドショーも正直、こなれてないのですが、
映像の技術をもっとあげれば、ずっとすんなり入り込める。
私は静止画での展開がいいと思う。
普通のドキュメンタリーって音楽に頼ってるところが多い。
映画の「HERO」とか観てても、やっぱり音楽の効果って大きい。
でも、そうだな、音楽も今みたいにないほうがいい気がした。

自然に聴こえる蝉の声や風の音でいい。
通りのざわめきでもいい。そういうのはアリだな。
表現手法としてとても興味深いし発展可能性のある一人語りでした。

いま、「HERO」のスペシャルをつけっぱなしにしてます。
かなりみんなに誉められてるけど、
私、中井貴一さんの演技って苦手やわ。
滝田という人物が苦手なのかも知れないけどね。
いや、やっぱ演技が苦手なんだな。
「ロマンス」の木場さんの晩年チェーホフもダメなんだけど、
かなりの人が誉めているし、人とちょっと感覚が違うのかな。
単に、登場人物の好き嫌いの問題かも知れないけど。