農業革新都市への取組

農業革新都市について、
NHKテレビの四国羅針盤で見ました。
舞台は西条農業革新都市です。
経団連が農業にやってきたとのタイトル。
補助金を使わず、少人数の企業経営と機械化ハイテク技術で強い農業を目指す。

未来都市モデルプロジェクトに指定されて、農業革新都市に動き出した自治体、
西条市、資金の9割は住友商事が負担し、地元農協等も係わるそうです。
ただし、農業は企業経営とはいえ、天候に左右されるので、企業の労働管理8時間労働では難しく、家族経営的なことも必要とのこと。

地元農家は、期待と不安が有るようです。
ハイテク、企業経営への期待、農地の借地料アップ、奪い合い、競争相手が増えることの不安。
しかし、旧来の農業への風穴をあけることは間違いないようです。
仕事の仕方、作り方、販売のしかたは刺激になるようです。

また、西条市は、総合特区を申請しているとのことです。
国有地を借地したり、事業経営に補助金を導入したり、
農業都市活性化を目指し、注目を集めています。

農業振興は自治体にとって、二律背反があるそうです。
国際競争力の面では、大規模化が必要ですし、
旧来の零細農家の生活も守らないといけないこと。

東京大学大学院准教授　川島博之氏は、
農業を二つに分けて考えてはと、提言していました。
ひとつは米、国際競争力に乏しい、弥生古来の作物。
もうひとつは畜産、野菜で、強い競争力のある農業を目指す。

ともかく、改革には国民的な大方の合意と、誠実で強い政治力が必要です。
そして、検討してまとめる時間は限られています。
速やかに実行に移して、次世代のためにも、成果を出すことが求められるのです。

貴方は、如何お考えですか。


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