茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

日本の匠ってすごい 木屋の卸し金

2020-07-29 21:45:52 | 日本マメ知識
 デパートの和食器売り場をそぞろ歩きするのも、私の趣味の一つです。
 そぞろ歩きの第一は美術画廊ですけどね。

 この間のそぞろ歩きで、心が動いたもの。



 鶴の形をした卸し金。このフォルム、おめでたくて~、かわいい。
 
 その横には、



 亀のデザインは私的には最高!とは言い難いのだけど、でも、鶴と並んでいるとお目出たくて、いい!

 ちなみに普通の卸し金は、大小たくさんありまして



 
 鶴亀以外にもあるのかしらと木屋のHPを検索してみたら、他にも
かぶ、ひらめ、ふぐ、たい、ほたて、江戸流金(金魚)とありまして、楽しすぎる!!
https://www.kiya-hamono.jp/item_list.php?f_b_category_id=2&f_m_category_id=85


 更に、茶筅の半分みたいなささらとセットのものもある。
”薬味寄せ”
卸した食材をきれいにとるためのもの。



 茶筅があったら、代用できるなあと思って薬味寄せを調べてみたら、
「奈良県生駒市は茶筅の産地です。その製造過程で生まれる材を活かした
薬味寄せができました。
しなやかな穂は薬味卸しや擂鉢の目からきれいに食材を掻き出します。」
との説明あり。
やはり、同じ場所で作られていたんだ!
こんなところで茶道に繋がり、なんだか嬉しい。


 こんな鋏もありました。



 おしゃれだ~。美しすぎる。


 実用的なものに自然のデザインを落とし込み、作る。
 日本の匠に感動、ため息。

 使い心地は、やはり元の形には叶わない気がしますが、
使い手の気持ちを和ませてくれることは間違いなさそうです。

 茶道具以外でも、日本のお道具を見ると新しい発見があって、ワクワクが止まらない!


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