雨と風と快晴と 2.0

個人の勉強とPCライフに役立つツールをめざすブログ。
個人としてはWebクリエイターとして活躍中(?)。

適正な報酬?

2005年05月20日 | 考えること
仕事にて思うこと。

よく分からないが、給料の形態が「裁量労働制」と言うものになるらしい。

裁量労働制とは、何時間働こうが1日の作業時間を一定の時間に決めてしまい、自己の裁量で仕事を進めていいという制度。

通常 1日7.5H が基本なのだが、今後は毎日2時間の残業を見越して規定時間を9.5Hとして考えるのだ。

これは、1日の作業が5時間で終わったとしても9.5時間とみなすし、5時間残業したとしても9.5時間とみなすこととなる。
 # ちなみに、「みなし労働時間制」の一種。


月単位で考えてみる。

1日2時間の残業だと月に約40時間も残業したことになる。(本当はしていなくても)

今、自分の月の残業時間が20時間もないから、20時間分の空残業をしたことになる。(余分に給料をもらえてラッキー!)

しかし、月100時間も残業している人はどう思うだろう?

会社の命令でハードな仕事をしているのに、60時間もサービス残業をしていることになる。

しかも、20時間しか残業しない人と給料が同じなのでは割に合わない。

勝手に40時間なんて見なすなよ!!って感じであろう。


みんなそこが心配。


自分も7月からは別プロジェクトに移動するわけだが、そこが忙しければ会社に対して納得できない思いになるだろう。

プロジェクトの要員、状況等が正当なものでない(どう考えても間に合わないのが目に見えている)のに、「残業代は出さんが、仕事だけはちゃんとやれ!」と言われても納得できるか!!
 # 過去、残業が180時間にもなったことがあった・・・。(その頃は月俸制)


とは言え、うちの会社は数年前から年俸制であり、上のような状況は既にいくつか発生している。

実はこれって、法的に問題なんです。

本来は残業代は支払われなければならないもので、残業代の不払いを合法化するためには、労使が合意した上で労働局に届け出る必要があるそうです。

ってことは、すでに不法に残業代が支払われていないことになるのだ!

もしかしたら、今までの不払い分を請求できるんじゃないのかなぁ?


今回の裁量労働制の導入は、ここをカバーするためのものでもあるのです。

会社側は実質は何も変わらないといっているけど、なんか心配なんだよなぁ。

適正な報酬を得るためにも、うちょっと調べてみようと思います。

もしご存知の方、ご教示ください。
 # あいさんは詳しいのかな?


っていうか、こんな記事書いてないで仕事しろよ!!