父の日記 昭和17年

昭和17年の日記 
ようやく召集解除 神武屯を発ち東京へ向う

昭和17年7月22日

2005-07-22 | 昭和 (父の日記 昭和17年) 
22日 (水) 晴れ 涼し

午前はⅡst長の所へ、紀念祭の事について連絡に行く。
本部へ寄って副官と森田少佐に会ひ、紀念祭の打ち合せ、
午后、黒河へ連絡に行く。黒河神社に慰霊祭を挙
行するので八月二日にやって貰ふやうに頼む。同行新井
岩本中尉。其の他数ヶ所を連絡し、一龍とニューギンザ
ゴールドへ寄って帰る。帰隊八時半。本部の将校室に
中村、大野中尉等が来てゐる。あとから又崎山、上島中尉
等が来て、十時頃まで無駄話。十一時就寝
八ヶ月ブリで黒河へ行ったが大部変ってしまった。食
堂へ行っても何も食べられぬし、飲みに行ってもつまらぬし、
昔日の面影なし。甘いものが少し出て来たやうだ。今日
は神武屯の13i安藤部隊の外出日だが兵隊の
数も至って少ない。少し活気がなくなったやうな気がする。


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