極楽とんぼは風まかせ

東は東、西は西。交わることなき二つとはいえ、
広い太平洋、東の風が吹き、西の風が吹き・・・

出たり入ったりの忙しい日だったけど

2011年09月22日 | 今日の風の吹きまわし
木曜日。午前11時30分に目覚まし。早起きの予定が入るたびにいちいち時刻をセットするの
がめんどうで、ベッド脇においてある時計はカレシの英語教室がある毎週火曜日に合わせて
「午前11時30分」にジジジジ。旅行用の小さい時計はその日の予定に合わせてピーコ、ピーコ。
だけど、独身時代から数えて何十年もの勤め人生活では目覚まし時計で起きるのが普通だっ
たはずなのに、いったん目が覚めた時に起きる生活が身についてしまったら、目覚ましで起こさ
れるのがおっくうでしょうがない。ま、人は易きに流れるもんだから・・・。

今日は、カレシが午後1時にヘアカットの予約で、ワタシが午後5時20分に歯医者の予約。午
後は仕事になりそうにないから、カレシにくっついてモールへ。途中で別れて、ワタシはベイが新
しいクレジットカードと一緒に送ってきた割引クーポンで買いたいものが頭にないままの「浮遊」
ショッピング。めったにいかない二階売り場に上がったら、どうやら婦人靴のセール。ちょこっと
見てみるけど、元よりワタシの足に合うサイズはない。それにしてもまあ、最近のヒールの高い
こと!となりが「おちびサイズ」の売り場なので、何となく見ているうちに目を留めたのがポンチョ
風デザインのおしゃれな黒いTシャツ。Vの字にカットが入った首まわりと袖から裾までの縁取り
が真っ赤な刺繍で、胸の辺りには点々と光もの。79ドルは高いと思ったけど、ここで25%オフ
のクーポンを使用。となりの(ベイの)ディスカウントショップの家庭用品の棚を見ていたら、2人
分を料理するのにぴったりのサイズのスロークッカー。ま、13ドルに15%オフのクーポンを出し
てもあまり得していないような気もするけど、鴨のコンフィを作るのに便利そうだから・・・。

カレシと青果屋で落ち合って野菜を買い足し。カレシはヘアドレッサーのアントニオから前からの
約束だったイチジクの苗をもらってご機嫌。庭に植えてから3年くらいすると甘いイチジクの実が
なるんだとか。スーパーでも青果屋でもイチジクは季節限定で地元では栽培されていないし、日
持ちが悪いらしくていつも目玉が飛び出るほど高い。そのまま食べてよし、ジャムにしてよし、肉
や魚のソースにしてもよし。桃栗3年というけど、早く実をつけるようになるのが待ち遠しいなあ。

歯医者の予約がなぜか午後5時20分という変則的な時間。実は右下の臼歯のオーバーレイに
傷でもできたのか、この2、3週間ほど舌の横が荒れてひりひりしていたので、念のために見て
もらうことになっていた。見るだけだから時間はかからないだろうということで、カレシがタクシー
サービスをしてくれることになって、ラッシュの中をウー先生のところへひとっ走り。中国系の若
いウー先生、まずオーバーレイを調べて「歯は問題なし。舌を出して」。ワタシの舌はけっこう短
めだから、そんなにべろっと出てこない。ガーゼに包んで引っ張り出して、右にひねり、左にひね
り。「う~ん、赤くなっているところがあるし、ちょっと白っぽいかな」ということで、口腔病理学の
専門医に見てもらうことになった。「念のためにね」って、舌ガンの兆候がないか診てもらうってこ
とでしょと言ったら、「心配なさそうだけど、念のためにね」と。ところが、紹介状をもらって帰って
来たら、ひりひり感がほとんど気にならなくなって、このまま治ってしまいそうな感じ。ゲンキンだ
なあ、ワタシ。ま、診てもらって得はしても損はないから、予約は取っておこう。

ヘンな時間にヘンなお出かけをしたから、夕食はいつもより1時間以上の遅れ。そこでささっとで
きてしまう非常食ということで刺身。マグロはビンナガ、サケにハマチ。大根を桂剝きにして、残
った芯は真ん中を刳り出して、昆布出汁でさっと茹でて冷ましたのにイクラを載せてカイワレで
飾ってメインコースはできあがり。松茸であっさりした澄まし汁。ほんのちょっぴり柚子の汁を落
としたら、これがすごくおいしい。ご飯はほのかに青竹の香りがする緑色の竹香米。

     

帰り着くなり、カレシが「腹減ったあ。何でもいいから早く~」と騒いでいたのが、30分ちょっとで
非常食が一転してごちそう風になった。冷蔵庫に残っていたオレゴン州の濁り酒を出してきて、
ご満足のカレシは「Good(うまい)」の連発。(日本のテレビのうまいもの番組にタレントとして売
り込んであげようか・・・。)さて、今夜のランチは太短いとうもろこしにしようね。雨が降る季節に
なって、今年はもうこれで新鮮な地物はおしまいかな。


3 コメント

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 (花猫)
2011-09-24 15:53:12
流行なのか、最近の靴でヒールの高いものをよく見かけますよね。
踏まれたら痛そうだし、転けたりしたらかなり危ないですよね。少し前に日本で 若い女の子が高いヒールを履いてて転倒して亡くなった事がありましたよね。

一生懸命育てた娘がハイヒールのせいで命をお落とすだなんて、ご両親も悔やんでも悔やみ切れない心境だったでしょうね。
爪立ち歩きのようです (lyra)
2011-09-24 18:50:25
ヒールは10センチ以上ありそうですね。まさに爪立ちで歩くようなもので、足首を鍛え抜かないときれいに歩けないでしょうに。それに、背が高くて姿勢の良い人でないと履いても冴えないです。いっそのことバレエのトウシューズを履いて歩いたらどうなんでしょう。

かかとのストラップがないものもあって、見ていて怖いと思いました。亡くなったお嬢さんもそういうのを履いていたのかもしれないですね。私はずっと昔かなり高めのヒールのブーツを履いていて、札幌の地下鉄駅の階段を踏み外して転げ落ちました。足首の捻挫と擦り傷で済みましたけど、頭を打つ危険もあったわけですね。

流行とはいえ、そもそも誰があんな「非人道的な」デザインを思い付くんでしょうね。靴のデザイナーって男性がほとんどだと思いますが・・・。
自分から進んで「纏足」? (花猫)
2011-09-24 19:51:18
中国の高貴な女性の纏足は、男性社会が産み出したものですが、ハイヒールは女性自らがスタイルを良く見せるために選ぶものですよね。

私も服によっては、ヒールは履きますが、せいぜい5センチぐらいだと思います。(測ってないので正確には解りませんが。)それ以上だと次の日に腰痛を起こしてしまいそうです。若い時でも10センチのヒールは履いたことないですね。
ショッピングセンターで、若い子が前も後ろも高い15センチぐらいありそうなヒールを履いて煙草休憩を取っているのを見たことがありますが、こちらのほうが気が気ではありませんでした。気持ちはもう、隣のおせっかいババァでした。
纏足と言えば、ワイルドスワンという本を読んだ時、著者のお祖母さんの纏足について書かれていました。

まだ年端もいかない小さな女の子の、その小さくて可愛い健康な足を折るのは ひどく残虐で、人道に外れる行為だと腹が立ちました。

好きで履くハイヒールは勝手にどうぞ ですが、纏足は許せません。

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