極楽とんぼは風まかせ

東は東、西は西。交わることなき二つとはいえ、
広い太平洋、東の風が吹き、西の風が吹き・・・

幻覚トンボ

2007年11月17日 | 今日の風の吹きまわし
ぶっ通しで40時間起きていた後で、お風呂でリラックスして、いつもの時間にベッドに入った。ふだんから
寝つきはあまりよくない。どうも就寝時間ぎりぎりまで仕事をしてハイになっているせいかもしれないけど、
ベッドに入って1時間以上も「眠り」が訪れて来ないことが多い。気持の上では眠りたいんだけど、頭の中
ではどうもぺちゃくちゃひとりごとなのだ。しゃべっているのは確かに自分。英語だったり、日本語だったり、
二つがくるくると入れ替わったり・・・。

うつ病だった頃は疲れているのに眠れなくて、2時間も3時間も悶々としていたから、1時間やそこいらなら
まあいいかと肩をすくめてしまうことにした。悶々としてもしょうがないから、目が覚めた状態のままでじっと
目をつぶって「独り言」を聞いている。そうすると時間はかかってもいつの間にかぐっすりと眠ってしまって、
今度は電話が鳴っていてもびくともせずに眠っていることが多い。たまには夢の中ですとんと眠りに落ちて
夢を見ることもある。私の頭の中はどういう構造になっているんだろう。

ふつうの時間にベッドに入って、目が覚めたら12時。完全徹夜の後でも、ちゃんと8時間で目が覚めると
いうのも不思議だけど、気分が爽快でちっとも寝足りない気がしないのも不思議。だからといって、偉大な
ナポレオンのように3時間しか眠らないでいいというわけにはいかないらしい。(もっとも、ナポレオンだって
連戦連勝だったのがしまいには連戦連敗になったのは、やっぱり万年寝不足のせいじゃないかなあ・・・。)

眠らずにいて34時間くらいというあたりで、えっと思うような珍現象が起きた。仕上げの見直しをしていた
原稿にテーマとはぜんぜん関係のない文章がある。何だ、これ。徹夜でボケッとしていたのかなあと思い
つつ、DELETEキーをバンバン叩いて消そうとするけど消えない。そのうちにひょいと消えたと思ったら、
数行下に移っている。何か頭の回転が減速して、画面を見ている目はちょっぴり酩酊気味。見えるはずの
ないパターンまでもにゃもにゃと見えてくる。コンピュータの調子がおかしいのかなあ、火事場みたいなとき
なのにぃ・・・とカリカリし始めたところで、後はごく何ごともなく普通に進んで、作業は約束した時間に無事
終了。

極度に睡眠不足になると幻覚症状が出るというけど、あれってひょっとして幻覚だったのかなあ。芸術家は
寝不足が高じたところでインスピレーションが閃くこともあるんだそうな。でも、私は芸術家じゃないしなあ。
それとも、目が覚めていても夢を見ることができるというから、ひょっとしたら、脳みそが勝手に居眠りを決
め込んで、仕事をしている夢を見たのかしら。う~ん、やっぱり徹夜は脳みそにあまり良くないようだから、
少しは考えたほうがいいかもなあ・・・


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
極限 (花猫)
2007-11-19 06:08:35
トライアスロンをしている友人が、極限状態で、給水等の無い所で給水塔を見たりしたと言ってました。
極限状態まで疲れていらっしゃったのでは?

生牡蠣、美味しいですよねぇ。デフラグと、リセットは大切ですよね!
極限 (Lyra)
2007-11-19 07:49:34
なるほど。極限だったんでしょうね。自分でそうと気が付かないから危ないですね。クライアントの社長にもしかられたし、気をつけなくちゃ。



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