マオ猫日記
「リヨン気まま倶楽部」編集日記
 



(写真は後刻掲載)

 ヘルシンキ地下鉄で運行されている列車は2形式あり、いずれも比較的新型。車体全体がオレンジ色に塗装されており、前面と側面車端部の窓に行き先表示があります。最新型は乗客用ドアが両開きのプラグドアで車内化粧版が白基調、通路があって車両渡りができるという点以外は在来車と共通で、比較的長い車体(25メートルぐらいある?)は片側3ドア(両開き)、戸袋窓はありません。最新型の車体製造メーカーは米ボンバルディア社で、これはニューヨークの地下鉄の最新型車と同じです(そういえば、最新車の車内はどことなくボンバルディア社製の「香り」がします)。

 車内は白い化粧版にオレンジ色のプラスチック製椅子がクロスシートとして並び、天井には枕木方向に3ヶ所、次の停車駅を表示する装置もありました。パリの地下鉄とは異なり、ドアはボタンを押さずとも一斉に開閉(その点はフィンランド国鉄車両とは異なります)。集電方式は第三軌条式で、トンネル断面積を小さく抑えています(それでも車体自体は大きいのですが)。全車、駆動はVVVFインバーター方式で、目を閉じて乗車していると東京の地下鉄を思い出させます。

 車両は2両編成で組成されており、日中はこれを3編成連結して6両で運転していますが(前面は非貫通式なので編成間の車両渡りはできない)、まれに短い編成で運転されることもあるようです。

 



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