マオ猫日記
「リヨン気まま倶楽部」編集日記
 




(写真は後刻掲載)

 フィンランドの首都ヘルシンキ(Helsinkiは北緯60度、東経25度に位置する港湾都市で、人口は56万905人(2006年1月1日現在)とフィンランド全人口(525万5580人)の10.6%(首都圏全体では127万4746人となり、全人口の約24%)にもなります。市のシンボルの木は西洋カエデ、市の動物はリスだとか。

 1812年にロシア支配時代に古都トゥルク(Turku)からロシア皇帝の命令で遷都した都市で(トゥルクはヘルシンキより西側、スウェーデンよりにあり、旧宗主国スウェーデンの影響が強いと考えられたため)、北欧的な清潔さ、景観の美しさがあり、伝統的建築と現代の建物が適度に混ざっています(どちらかというと現代建築のほうが多い)。駅前広場にはトラムやバスの停留所が集まり、ホテルやデパート、金融機関、ファーストフード店が軒をつられていますが、やはりどことなくさっぱり、きれいな印象(写真上)。もっとも、冬は零下30度まで下がるヘルシンキでは、古い建物も新しい建物も窓は全て二重窓(窓が二枚)になっており、郊外の建物などはどことなくロシアっぽい気もします。一般的に、フィンランド人は欧州の中でも堅実、忍耐強くて質素だとされていて、実際に市内を歩いていてもブリュッセルやパリで見るような大規模な建物(王宮、官公庁など)はほとんどありませんでした(大統領官邸等の官公庁については、後述)。

 初日は、空港からフィンランド航空の運行する連絡バス(その一部は、何故か青い車体に大きな日の丸と白い折鶴が描かれ、日本関係の広告バスとなっている)に乗り、スカンディック・コンティネンタルホテルを経由して午後8時ごろにヘルシンキ中央駅前に到着(写真下)。頭端式のホームが櫛形に8~9並ぶ中央駅にはフィンランド国鉄(VR)の全列車が乗り入れ、白い車体に赤い塗装の入った国鉄の特急や通勤列車がここから出発していきます(フィンランド国鉄の駅についてはこちら、車両についてはこちらも御覧下さい)。

(その2に続く)



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« フィンランド... フィンランド... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。