マオ猫日記
「リヨン気まま倶楽部」編集日記
 




(写真)プールサイドの風景

 このところ、世界各地で新型インフルエンザの感染が問題となっていますが、その流行が起こる前の4月中旬、4泊5日で、生まれて初めてグアム旅行に行ってきました。

(写真)グアム国際空港に到着したコンチネンタル航空機。国内線で使っているような小型のボーイング737型機で、乗客もほとんどが日本人!そのためか、非常口の案内表示が(米国の航空会社なのに)「非常口 EXIT」と日本語対応でした。もっとも、通路が1本しかない小型機であるため、機内食配布のカートとトイレに行きたい乗客とか狭い通路に集中し、身動きが取れなくなっていることも・・・。

 もともとは、単に南の島で海水浴がしたい、ぐらいの希望で、格別グアム島に行きたいという訳でもなかったのですが、この時期、ゴールデンウィークが始まるまでの端境期で、大手旅行業者のツアーが、往復航空券とホテル込みで非常にお安くなっており、沖縄やハワイと比較の上、グアムを選んだ次第。成田国際空港からコンティネンタル航空の小型機(まるで国内線!)で3時間半と飛行時間も短く、1歳の子供連れとしてはこの短さもグアムを選んだ理由の一つでした。4泊5日のツアーだと、現地にまるまる1日滞在するのは3日間だけですが、往復の飛行機が日中のフライトとなり、無理なく現地入り、帰国できます。今回は、はじめて自家用車で成田空港まで赴き、空港会社の経営する駐車場に車を停めての出国となりました。

(写真)プールの水面と水平線が一体化

(写真)市街地はいかにも暑い地域らしく白い建物が多い。

 初日の夜に現地入りした後、特に目指すべき観光地があった訳でもない(もっとも、3日目夜にはハガッニャで週一度だけ開催されるチャモロ・ヴィレッジのナイトマーケットに出かけたほか、4日目にはレンタカーで島内を一周しましたが)ので、基本的にはホテルに滞在し、プールサイドでのんびり。ときどき、お肉いっぱい(笑)のアメリカン・フードを食し、あとは日焼けするに任せていました・・・。

(写真)透明度が高いグアムの海岸

 それにしても、グアムには日本人観光客がいっぱい!既に日系の旅行業者やレンタカー会社が多数進出し、NTTドコモも現地の携帯電話会社を買収して「ドコモ・パシフィック」なる会社を設立。日系旅行業者共同による観光地巡りの買い物バスが運行されている(しかも、車体表記は、英語より日本語のほうが目立つようになっている)、HISは独自の買い物バス路線を運行。空港到着時も専用のカウンターに客を集め、手際よくホテル送迎バスに誘導していました。最近では中国人や韓国人も徐々に増えているようですが、やはり人数的にはまだまだ日本人が圧倒的多数のようで(小さい島ながら、日本の総領事館も設置されている)、航空便も(正確に数え上げた訳ではありませんが)アメリカ本国(ハワイ方面)より日本発着便のほうが多そう。ホテルのみならず、普通のお店やレストランに行っても、日本語が通じるところが多そうでした(一部の雑貨屋では、日本のペットボトル飲料を販売していたり、日本円が通用したりもしました。)。

(写真)紺碧の海

(写真)アメリカン・サイズの食事(チェーン店「ルビー・チューズデイ」のステーキ)。肉の大きさがグラムではなくオンス表示なので、「8オンス」がどのぐらい大きいのか分からぬまま恐る恐る注文しました。

 もっとも、いくら街に日本人が多くても、外国は外国。海のきれいさは南の島ならではで、湿気を含む摂氏25度ぐらいの気温ながら快適に泳げるのはさすがグアムですが、街の作り(広い道路、四角く区画整理された街)はアメリカそのものですし、レストランで出される食事の量も米国級。2001年の米国同時多発テロ攻撃事件以後、厳しくなった出入国手続き(機械による指紋採取までやってました!)もアメリカ式でした。それでいて、生活している人の多くは白人というよりグアム先住のミクロネシア系米国人(チャモロ族)で、流暢なアメリカ英語を話すのに顔は日本人に似た人たちがたくさん居ました。やっぱり、日本人の祖先の約半分(南方系?)は、このミクロネシア系の方々なんですね・・・。

(写真)グアムの日没

 日本から近くて、それでいて外国なグアム。また機会があったら、訪れてみたいです!

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