ドイツのアウトバーン、飛ばしているのは金持ち？（Ｔ）

（写真）ルール工業地帯を縦貫するアウトバーンＡ40号線

　報道によると、ドイツの調査会社「ＴＮＳインフラテスト」が２月27日に発表した調査結果によれば、速度無制限の区間があることで知られるドイツの高速道路「アウトバーン」で、推奨速度（時速130キロ）以上で走行しているドライバーは、月収2500ユーロ以上の者の方が多く、逆に月収1500ユーロ以下の者は少ないことが判明したそうです。調査は、2007年２月時点で運転免許を取得している18歳以上の運転手1002人を対象に実施されたそうで、月収1500ユーロ以下の運転手では推奨速度を超えて運転すると答えた人は37％に留まったとか。

　たしかに、私自身もアウトバーンを運転していると、200キロ前後で疾走しているのはベンツやポルシェといった高級車が多く（但し、実際には、全てのベンツやポルシェがそうである訳ではなく、やはり200キロ前後で走っている車の数は極めて少ない）、逆に商用車や小型車は大人しく120キロ前後で運転していることが多いという印象があります。果たして上記の調査結果だけで「金持ちは金持ちであるが故に飛ばしている」と断言できるかどうかはわかりませんが（金持ちであればそれだけ性能のよい車を購入できるため）、性能のよい高級車に乗ると、自然、高速安定性もよいのでスピードをだし勝ちになることは確かなようです。

　ちなみに、個人的な経験からすると、アウトバーンでは時速150～160キロぐらいが、速いわりに安定して走行できてよい気がします。それ以上の速度だと、私の中古車の性能を以ってしては、不可能では無いものの、エンジンにかなり無理をかけている感じがしてしまいます。