LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

マルノコスライド治具

2010年02月01日 | 工作

 スライドマルノコを持っていないので治具を作ることにした。仕掛けは簡単だが精度を出すには工夫がいる。例によってアルミアングルを使うのだが、たわむので3mm厚は欲しい。ホームセンターで3mm厚20mm×20mmと3mm厚30mm×30mmを購入。160mmのマルノコしかないので、フェンスが高いとノコ刃を多く出せない。最大切り幅530mm、厚42mm。タモ集成材(30mm×500mm×4000mm)も切れる巾を確保した。フェンスとノコ歯をいかに90度に保持するかが肝だ。一発では決められないのでフェンスの方の取り付け穴を多少大きくし、少しだが動かせるようにした。フェンスの微動ではAMOさん、その他多くのHP、ブログを参考にした。カラーコンパネを使いトリトン風にした。仮留めして1度テーブルを切って、その線を基準にフェンスを合わせる。先端は少し飛び出る。切断後も丸ノコを保持するため。ノコの通った溝に墨線を合わせれば正確に切れるはず。切断前にフェンスに接触する材の木っ端面を正確な直線にしておく。写真8のトグルクランプは汎用、Fクランプとの組み合わせでさまざまな場面で活躍する。

1.下地合板24mmとカラーコンパネ12mmを張り合わせて台にする。角材を2本用意し、高さを合わせておく。
2.アングルを切断砥石で切る。バリ=写真1=が出るのでヤスリで取り除く。この時ヤスリを直角に当てるときれいに取れる=写真2。
3.レールに取り付け穴をあけ皿取り、両面テープとビスで片方を留め、もう一方は丸ノコのベースに合わせて留める。
4.レールがセット出来た後、丸ノコを1回通せば正確な直線が切られているはず=写真3。
5.この溝にスチール製の定規をはさみ込む=写真4。
6.はさみ込んだ定規にサシガネをあて=写真5、切り出しておいたフェンス用のアングル3mm厚30mm×30mmをあてて、ビスで緩く止める。正確に合ったところでビスを締め込む=写真6。
7.完成=写真7。
8.材を保持するクランプ=写真8、手で押さえるだけでも安定感はある。向こう側に見える板は、材が長い場合の枕用。
9.実際の切断手順は、墨を合わせ材をフェンスに押しつけてセットする。丸ノコの安全カバーを上げて(紐などで引っ張っておく)ノコの後方を上げた状態でスイッチオン、回転が安定してからレールに落とし切断開始。丸ノコの先がレールの先端に達したところでスイッチオフ。
 
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