久しぶりに、小栗くんの芝居

観劇も久々だけど、小栗くんの芝居はもっと久しぶり。f^_^;
今日は赤坂ACTシアターで「時計じかけのオレンジ」を観てきました。

チケットを取ったのは確か去年の夏。半年先の予定を決めるのはある意味、“賭”。 今回は2公演見に行く予定でしたが、別の予定が入り、今日だけの観劇です。


予想とおり、かなりインパクト強かったです。 前半、始まって一時間弱くらいは、シーン的にも結構強烈ですねー
一応話や予備知識はあったので「えっ〓」っと、面食らうような事はなかったけれど、全く内容を知らない人はちょっとびっくりするかも。

ただ、こちらも予想とおりですが、小栗くんには合っている役だと思います。
凄く良かった！とは言えないけれど、（ダンスやら歌やらもあるので）役柄的にはかなり良い線を行っていたと思います。そういう意味では期待とおりでした（ちょっとイカレてしまっているような役、毒があるような役は絶対上手いと思っていたので）

それと、今回は多分、新境地を開いたんじゃないかなと思います。
分類はミュージカルだけれど、コテコテのミュージカルではないと思っていたところは当たってましたが、後半、まさか小栗くんがあそこまで歌うとは思っていなかった これは完全に予想外でした。（苦笑）


多分この芝居は賛否両論、好き嫌い、意見が別れると思います。
特に最後の終わり方の演出では、主人公Alexの狂気ぶりからして、ちょっと綺麗にまとまり過ぎなんじゃ…みたいな？


でもその選択は、劇中の主人公Alexの人生のように、私達一人一人に投げかけられました。

「俺は原作とおりにここまで演じた。選択はどうぞお好きなように…」

“NO CHOISE． NO LIFE．”


私的にはこの『時計じかけのオレンジ』。思っていたより良かったかな。
ただそれは…、どちらかと言うと意表をつかれた演出や美術の要素が大きかったかも

生バンドもロックでかっこよかったし、メイクアップも面白かったし、休憩中に舞台上に主役（小栗旬）が残されたままっていうのにはびっくりでした！
でも、ストレート芝居ではないので、演出に目を惹かれる部分があって当たり前かも。（笑）

内容的には、簡単には判断出来ない“人権”というものを最後に改めて考えるようなところは芝居が締まってなかなか良かったです。


座席はほぼ満席。でもよく見るとチラホラ空いています。
もしちょっと観てみたいなと思った方はぜひ行ってみてください。
意外な世界が見られるかも（？）


P.S.
小栗くんの顔の小ささが、やたらと目立ちました
衣装がタイトだから余計なんでしょうか