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暇人のお気楽日記

ほぼ、観た映画の感想、たまに日常の諸々。

ブラックダリア

2008-04-21 17:18:38 | 映画・ハ
2006年(米)

監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ジョシュ・ハートネット(バッキー)
   アーロン・エッカート(リー)
   スカーレット・ヨハンソン(ケイ)
   ヒラリー・スワンク(マデリン)

 ブラック・ダリアの事件そのものをよく知らないので、実際の事件をもとにした作品ということはあまり考えずに観ました。前半でいくつかの事件があって、それぞれの事件について話をするだけの部分が多いせいか、なかなか名前が覚えられず、後半でそれがパズルのように一つの事件につながっていくのにちょっとついていけなくて混乱しました。謎解きの部分で名前が出てきても、その人誰だっけ?と思い出せなかったり。。。でもその後半の謎解きの部分は次々と展開がかわっていくので目が離せませんでした。最後の方のヒラリー・スワンクが演じるマデリン、怖い~。マデリンを演じているのがヒラリー・スワンクだなんて、さっき調べてみるまで気づかなかったのですが、あの雰囲気を出すってやっぱりオスカー俳優だからできたのかな、と思ってしまった(^^;;
 予告では、スカーレット・ヨハンソンが事件に絡む怪しい役所なのかと思っていましたが、それは違うんですね。悪くはないけど、いまいち彼女の魅力が生かされていなかった感じ。もったいないなと思ってしまいました。
 皆隠し事したり、異常な部分を持っていたりするなかで、普通の感覚を持ったリーを演じていたジョシュ・ハートネットが素敵でした

ボーン・アルティメイタム

2007-11-12 17:21:57 | 映画・ハ
<監督>
ポール・グリーングラス
<出演>
マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)
ジュリア・スタイルズ(ニッキー・パーソンズ)
ジョアン・アレン(パメラ・ランディ)
デヴィッド・ストラザーン(ノア・ヴォーゼン)
ジョーイ・アンサー(デッシュ)

<ストーリー>
 CIAの極秘プロジェクト『トレッドストーン計画』によって暗殺者にされ、任務遂行中に記憶を失ったジェイソン・ボーンの写真がイギリスの新聞に掲載された。記事を書いた記者のロスは『トレッドストーン計画』をアップグレードした『ブラックブライアー計画』が存在する情報を手に入れ、取材を進めていた。失った記憶を探るため、ロスとの接触を試みるが彼は既にCIAにマークされていた。人の多い駅に呼びだしCIAを撒こうとするが、ロスは射殺されてしまう。しかし遺体からメモを抜き取ったジェイソンは、新たな糸口を得て。。。

<感想 ~ちょっぴりネタばらしあり~>
 この映画のシリーズは、1話の映画の中できちんと完結し、なおかつ次作には上手くつなげていると思う。この『ボーン・アルティメイタム』も『ボーン・スプレマシー』と上手くつなげていて、あのラストのパメラとの会話が全く違う意味を持つようになっています。これには驚き  ただ気になったのは、最初にマリーの兄が出てくるのだけれど、『ボーン・アイデンティティー』のDVDではマリーには弟が1人いるという設定だったはず。。。英語で「sister」は姉とも妹ともとれるので、もしかしたら『ボーン・アイデンティティー』の映画公開時には兄がいるという風に訳されていたのかな?DVDしか観ていない私はそこがあれ?と思ってしまいました。映画のストーリー上には何の問題もありませんが(^^;; 
 もう一つ気になったのは、手持ちカメラで撮影する手法にこだわった撮り方。ちょっと、やりすぎな気がしました。あまりにも画面の動きが早くて、何が何だか分からないシーンが多すぎる。。。乗り物酔いする人は気持ち悪くなるかもしれません。それがあの迫力を生んでいるのかもしれませんが、もうちょっとちゃんと見えるシーンも混ぜながらアクションやカーチェイスのシーンを撮って欲しかったかな。とはいえ、迫力とスピード感は素晴らしいです。これは是非是非映画館で観て欲しいです。
舞台はロンドンから始まって、タンジール、ニューヨークとまた大移動していきます。銃撃戦は勿論、頭脳戦部分の駆け引きもあって、ジェイソン・ボーンの能力の高さが際立っていてステキ♪ カッコ良すぎ!
 ニッキーとの過去をにおわせるシーンがあるのですが、ここら辺をさらりと流してしまうのもジェイソン・ボーンシリーズらしい展開です。恋愛メインにしないところがいいのよね。このシリアスで緊張が連続するストーリーが甘くならないように、そういう部分は人間関係を少し見せるだけに留めているのは上手いと思います。ただ、かつて親密な関係にあった人が自分の事を全く覚えていないという気持ちを考えるとニッキーがかわいそうでした  その複雑な心情を少しだけ見せるニッキー役のジュリア・スタイルズの演技が光っていました。一瞬見せる表情が上手い!ラストのニヤッと笑うシーンに思わずこちらもつられて笑ってしまいました。何で笑ったかは秘密☆
 カーチェイスもまた迫力があって、しかも普通そこは悪役が落ちるでしょう、と思うところでジェイソンが屋根から落ちてしまうのは驚きの展開。でも悪役が落ちたら車が爆発しちゃうんでしょうね
 カーチェイスもすごいけど、今度のジェイソンは走る走る  タンジールの屋根の上を飛び越えながら走って行くのが早いこと!前から思っていたけど、彼がオリンピックに出場したら、あらゆる種目で金メダルを狙えるんじゃないかしら? 撮影時はカメラマンもカメラを持って一緒に走り、屋根から飛んだとか。おかげで映像がリアルで自分が走ってるみたいでした。(私は鈍足だけど)
 前作では、電話で話し写真で顔を知っていても実際に会うことは無かったパメラとジェイソンですが、今回初めて実際に対面します。実際にあったわけでもなかったし、現在敵対関係にあるCIAの幹部であるパメラが自分を信じ助けてくれるのを不思議に思ったジェイソンが「なぜ助けてくれるのか」と問いかけた時、「私は殺人マシーンを作る為にCIAに入ったわけじゃない」と答えたパメラの正義感と強い信念が見えて、とても印象的でカッコいいなと思いました。そんなパメラをキリッとした表情で演じるジョアン・アレンがステキ
 そしてクライマックス、全ての記憶を取り戻したジェイソン。最後の最後まで彼をそんな目に合わせた人間たちと戦った後、高層ビルの高い場所から川へと転落。。。水中に浮かぶ姿は「ボーン・アイデンティティー」オープニングの姿そのもので。。。このラストも好き 思わず笑顔になってしまう終わり方でした
 
 アクションやカーチェイスの迫力はスクリーンじゃないと味わえないと思うので、皆様映画館でこの映画を観て下さいませ。超おススメ☆

ボーン・スプレマシー

2007-11-12 15:50:49 | 映画・ハ
<監督>
ポール・グリーングラス
<出演>
マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)
フランカ・ポテンテ(マリー・クルーツ)
ブライアン・コックス(アボット)
ジュリア・スタイルズ(ニッキー・パーソンズ・ランディ)
ジョアン・アレン(パメラ)
カール・アーバン(シークレットサービス)



<ストーリー>
 インド・ゴアでマリーと共に新たな人生を始めようとしていたジェイソン・ボーン。相変わらず記憶は戻らず、断片的に思い出す映像は悪い事ばかり。苦しむジェイソンをマリーが支えていた。ある日、ジェイソンは街中で現地の人間ではない男を見かけ、危険を察知してマリーと車で逃げようした。しかし追いかけてくる男の銃弾がマリーに当たり、二人は車ごと川に転落。ジェイソンが必死で車からマリーを引き出した時には既に彼女は息絶えていた。自分を追う者を探し、真実を知ろうとジェイソンは再びヨーロッパへ戻る。
 その頃CIAである情報を買おうとしていたが、情報員と情報提供者が殺されてしまう。現場に残された爆弾からジェイソン・ボーンの指紋が検出され、現場を仕切っていたパメラは極秘プロジェクト「トレッドストーン」の事を調べ始めた。。。

<感想>
 これも以前書いたつもりでいたけど、抜けてました。なんてこった!
 いきなりマリーが殺されてしまうのにはビックリしました。原作では生きてジェイソンとの子供も授かり家庭を築いていますからね。。。思いっきり原作無視? ここはもう少し別のやり方でジェイソンをヨーロッパに戻して欲しかったな。マリーはジェイソンにとって重要な存在だったし、何も殺さなくても。。。でも彼女が死んだ事が世界中を逃げ回って転々としてきたジェイソンに、真実と向き合わせる決意をさせる重要なシーンなのかな?
 ヨーロッパに戻ったジェイソンは、自分を追う者がCIAのパメラという人物である事を知るのですが、この映画の中で悪役組織的に描かれているCIAの中で数少ない好人物。始めはジェイソンを殺そうとするのかと思ったけれど、パメラはあくまでも真実を追求し、その上で判断しようとする。それを遮るかのようにあくまでとにかくジェイソンを殺せと要求するアボットが怪しすぎてバレバレなのが気になったけど、それだけアボットがジェイソンに脅威を感じて焦っていると観客に思わせようとしたのかな? CIAの上層部の人間らしくない気がするのがちょっと気になってしまったのですが。第一作目を観ている人にとっては彼が悪役なのは分かっているので、パメラの前ではもう少し上手に振る舞ったほうがよかったような気がします。まあでもその辺がアボットという人のお粗末な人柄を上手く表現しているという事でしょうか?
 なんとなくう~ん(ー_ー)ゞ、と思うところもあるのですが、この映画のウリの一つカーアクションはまた派手にやってくれました。今度はタクシーやパトカーで街中をあちこちの車にぶつかりながら派手なカーチェイスを繰り広げます。スピードの出るスポーツカー等ではなく、普通のタクシーや4駆の車が使われているところがリアルいいなと思います。前作より派手になってるし。
 ジェイソンを追いかける人物がCIA以外の人間も絡んできて、事件が複雑になっていくのだけれど、そこはパメラがいることで上手く分かるようになっています。このパメラという人、怪しげな行動をする人間が多いCIAの中で唯一裏表がなく正義感の強い女性で、好感が持てます。一度もあった事がないジェイソンとパメラの間に信頼感が生まれていっても不自然に感じませんでした。そして、ラストシーンのジェイソンの「少し休め」なんていう思いやりのあるセリフが印象的♪

 しかし、このセリフは実は。。。。というのが「ボーン・アルティメイタム」であるのですけど。それは「ボーン・アルティメイタム」の方の感想まで秘密♪

ボーン・アイデンティティー

2007-11-12 13:50:07 | 映画・ハ
<監督>
ダグ・リーマン
<出演>
マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)
フランカ・ポテンテ(マリー・クルーツ)
クリス・クーパー(コンクリン)
クライブ・オーウェン(教授)
ブライアン・コックス(アボット)
アドウェール・アキノエ・アグバエ(ウォンボシ)

<ストーリー>
 マルセイユ沖で漁をしていた漁船の船員が、海上に漂う男を発見し救助した。男は背中に2発の銃弾を受け、お尻にはチューリッヒ相互銀行の口座番号を記す小型のライトが埋め込まれていた。男は意識を取り戻すが、記憶喪失になっていたため、その銀行を訪れ口座番号を伝えると貸金庫に案内された。中にはパスポートがあり、自分はパリ在住のアメリカ人「ジェイソン・ボーン」と知って安心したのもつかの間、その貸金庫の下に何種類かのパスポートと多額の札束、拳銃を発見。自分の正体が何者かと不安を抱いた。貸金庫に拳銃だけを残して、ジェイソンは銀行を出た。
 その様子がCIA幹部のコンクリンに報告されると、コンクリンはすぐにジェイソン・ボーンを抹殺するように指令を下した。何も知らずにアメリカ大使館を訪れたジェイソンは警備員に呼び止められ、本能的に危険を察知して逃亡し、そこに居合わせたマリーにパリまで乗せてくれるように頼む。。。

<感想>
 以前にも感想を書いた事があるのですが、「ボーン・アルティメイタム」を観る為におさらいの意味で再観賞したので、ちょっと手直ししつつ改めてアップしました。といっても似たような事しか書けないのですが。(単にジェイソン・ボーン祭りにしたいだけなんだけど(^^;;ゞ)
 記憶を失った暗殺者ジェイソン・ボーンは、あらゆる面ですぐれた能力の持ち主。自分自身に対する疑問を常に抱きつつも冷静な判断力と行動力があり、ハーバード出身(でも卒業してないらしい)の知性派マット・デイモンがはまり役でした♪ 銃やナイフを使わなくても、そこらへんにあるものを武器にする機転もきくし、勿論強い♪ ボールペンがこんな凶器になるなんてビックリだし、かっこよかったー! 
 この映画の見所の一つ、カーチェイスもどこにでもあるような一般車で狭い街中を猛スピードで走り回り、狭い場所を通り抜ける事で追っ手を上手く撒いてしまう。リアルさを求めた監督が、車の中に一緒に乗り込んだり、時には助手席から撮ったりしたそうです。ジェイソンと教授の対決シーンで山地を走るシーンも走るマット・デイモンをフランカ・ポテンテとダグ・リーマンがカメラを持って追いかけながら撮ったらしいです。フランカなんて女優さんなのにねΣ(´Д` )ナント!!
 どこまでもリアルさを追求したダグ・リーマン監督は、手持ちカメラで撮影するシーンも多かったようで、画面が揺れるし切り替わりも早いです。撮影場所もなるべく舞台となっている場所で撮影をしたので、ヨーロッパをあちこち移動したとか。しかも寒い時期だったそうで、大変だったみたいですね。でもその甲斐あって、ヨーロッパの街中で記憶をなくしたアメリカ人の孤独さが全編のわたってひしひしと伝わってきました。(勿論それが監督の狙いだったのだけど) これは手法はシリーズを通して映画の撮影の中に活かされていたみたいです。マリーと恋に落ちるのはちょっと強引だけど、マリーといる事でジェイソンが人間らしい感情をみせる大事な存在なので仕方ないなと思えます。
 この映画のBGMで使われている音楽も映画の雰囲気にとてもあっていて好き♪
 アクションにカーチェイス、謎解きや心の葛藤など、見所満載の映画でした♪
 私は大のお気に入り☆

ハンニバル

2007-10-12 17:47:25 | 映画・ハ
<監督>
リドリー・スコット
<出演>
アンソニー・ホプキンス(ハンニバル・レクター)
ジュリアン・ムーア(クラリス・スターリング)
レイ・リオッタ(ポール・クレンドラー)
フランキー・フェイゾン(バーニー)
ジャンカルロ・ジャンニーニ(パッツィ)
ゲイリー・オールドマン(メイスン・ヴァージャー)

<ストーリー>
 バッファロー・ビル事件から10年後、FBI捜査官のクラリス・スターリングは赤ん坊を抱いた麻薬密売人のイヴェルダを射殺した事で、マスコミやFBIの内部からも非難を浴びてしまう。そんな彼女の窮地につけ込み、大富豪のメイスン・ヴァージャーは、クラリスを利用してハンニバル・レクターを捕まえようと目論む。
 イタリアのフィレンツェでフェル博士と名乗り司書をしていたレクターは、クラリスに手紙を送った。その手紙を手がかりに、クラリスはレクター博士を探し始め。。。

<感想>
 うーん。。。なんだかねー。。。レクター博士のシリーズの中で、これだけは今イチだなーと思う作品なんですよね(^^;; レクター博士の天才的かつ狂人ぶりはいかされているとはいえ、心理的な恐怖より視覚的グロテスクさを追求する方向へ行ってしまった感じがするのよね。。。。配役もクラリスはやっぱりジョディ・フォスターに演じて欲しかったなと思う。ジュリアン・ムーアも悪くはないのですが、何となく違うのよね。
 それでもアンソニー・ホプキンスのレクター博士は素晴らしかったです。前作よりも全然出番も多いし、パッツィを殺すあたりのシーンはいかにもレクター博士らしいシーンなので気に入っています。(←殺しのシーンが好きなんて変ですが)脳みそのシーンは気持ち悪~い! あれはやりすぎでしょう?と思うのは私だけでしょうか? クラリスと手錠でつなげられた時、自分の手を切り落とすのは意外でした。そのまま抱えて連れて逃げるのかと思ってしまいました(そうあって欲しかったのかも?)
 クラリスとレクター博士、捜査官と犯罪者でありながら、信頼感があったりお互いの事を理解しあっていたり、ちょっと不思議な関係(?)で、あの微妙な空気がこの映画の魅力のひとつでもあると思うので、それがジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスの方がいい感じに見えたのかも。。。もしも続きがあるなら、またジョディ・フォスターがクラリスをやってほしいです。
 あ、でもその前に、ギャスパー君の若きハンニバルがもう一度見たいけど

ハイスクールミュージカル

2007-10-05 13:53:38 | 映画・ハ
<監督>
ケニー・オルテガ
<出演>
ザック・エフロン(トロイ・ボルトン)
ヴァネッサ・アン・ハジェンズ(ガブリエラ・モンテス)
アシュレイ・ティスデイル(シャーペイ・エヴァンス)
ルーカス・グラビール(ライアン・エヴァンス)
モニーク・コールマン(テイラー・マッカーシー)
コービン・ブルー(チャド・ダンフォース)

<ストーリー>
 大晦日の夜、パーティーのカラオケ大会でデュエットしたのをきっかけに親しくなっていくトロイとガブリエラ。新学期が始まると、偶然トロイの通う高校にガブリエラが転校して来て、二人は学校のミュージカルのオーディションを受ける事にするが。。。

<感想>
 2006年にアメリカのディズニーチャンネルで放映されたオリジナルドラマ映画だそうです。
 トロイはバスケ部のキャプテンで学校の人気者。ガブリエラは少々内気だけど数学の得意な優等生。父親やチームメイトからのプレッシャーで期待に答えようと努力しつつも、息の詰まる日々に息抜きを求めていたトロイと、ずっと天才少女扱いされてきて普通の女の子に憧れていたガブリエラが互いに想いをよせていく。。。この設定って日本の少女漫画の王道ですよね(^^;; オーディションではライバルがいたり、二人を引き離そうとする者がいたり。。。ストーリーは単純ですが、歌や踊りがよかったです。特にガブリエラ役のヴァネッサ・アン・ハジェンスの声が魅力的♪サントラが欲しくなっちゃう☆
 アメリカ映画にありがちなやたらとセクシーに振る舞う子とか、濃厚なラブシーンとかも全然無くて、キスシーンさえないのがよかったと思います。とても高校生らしいさわやかな雰囲気で、観ていて微笑ましかった♪ 映画の中で悪役的なライバルのエヴァンス姉弟も根はいい子で、最後は潔く「頑張ってね」とエールを送るのも観ていて気持ちいいくらいさわやかでした♪ ティーンエイジャーに大人気というのも納得できます。勿論、大人だって充分楽しめるし、観た後も清々しい気持ちになれるような映画でした。
 早く「ハイスクール・ミュージカル2」が観たい!

羊達の沈黙

2007-10-04 10:59:53 | 映画・ハ
1991年(米)

<監督>
ジョナサン・デミ
<出演>
ジョディ・フォスター(クラリス・M・スターリング)
アンソニー・ホプキンス(ハンニバル・レクター)
スコット・グレン(クロフォード主任捜査官)
テッド・レヴィン(バッファロー・ビル)
チルトン医師(アンソニー・ヒールド)

<ストーリー>
 FBI訓練生のクラリスは、ある日クロフォード主任捜査官に呼び出され、ある任務をまかされた。それは元天才精神科医であり、人を食べて州立精神病院に監禁されているレクター博士に会い、現在発生している猟奇殺人事件(バッファロー・ビル)の犯人の精神状態を解明してもらう事だった。レクター博士はクラリス自身の情報と引き換えになら協力をすると言い、禁を破ってクラリスは自身の過去を打ち明ける。。。

<感想>
 この映画って、もう16年も前の映画なんですね。。。改めて観てみたら、ジョディ・フォスターが若い!(←当たり前だけど)クレジットがアンソニー・ホプキンスよりジョディ・フォスターが先だったのも、当時は気づかなかったなー。実をいうと、この映画の題名がなんで「羊達の沈黙」というのかさえ覚えていなかったのですが(というか当時は分かっていなかったかも。。。)、昨日久しぶりに観てみて、あー、そうだった!と思う事が多かったです。
  改めて観直してみると、レクター博士の場面って思っていたより少ないんですね。でも印象に残っていたのはレクター博士のシーンとクラリスとの会話のシーンばかりだったので、それだけ強烈なインパクトがあったという事でしょう。今観ても、アンソニー・ホプキンスの目が怖いと思いつつ見ずにはいられない。クラリスに向かって肉を吸うマネをしている「ズズズーッ」と言うシーンはゾッとしたし、クラリスの指を一瞬撫でるシーンも、たかが指なのに妙に緊張してしまいました。穏やかな語り口調なのに、相手の目を見据えて微動だにしないのが余計に迫力を感じるし、無駄な動きが全くないというのもレクター博士の計算高さや天才ぶりを強調していたんですね。
 アンソニー・ホプキンスの演技もすごいですが、ジョディ・フォスターのキリッとしていて緊張感あふれる演技も上手いです。アンソニー・ホプキンスの迫力に圧倒されつつも負けまいと頑張っていたのかもしれないけど、それがいい感じに役にハマっていた気がします(←私の勝手な想像ですが)。
 クラリスの上司であるクロフォード主任捜査官役のスコット・グレンもいい感じ♪クラリスに想いを抱きつつもそれをあまり表に出さない抑えた演技がいいなーと思います。こんな上司がいたらステキ♪
 この映画はつい何度も観たくなる作品の一つです。

ハンニバル・ライジング

2007-09-25 17:27:05 | 映画・ハ
<監督>
ピーター・ウェーバー
<出演>
ギャスパー・ウリエル(ハンニバル・レクター)
コン・リー(レディ・ムラサキ)
リス・エヴァンズ(グルータス)
ケヴィン・マクキッド(コルナス)
スティーブン・ウォルターズ(ミルコ)
リチャード・ブレイク(ドートリッヒ)
ドミニク・ウェスト(ボピール警部)

<ストーリー>
 1944年リトアニア、名家に生まれ幼い妹と共に裕福に暮らしていたハンニバル・レクターは、ドイツ軍の攻撃を逃れるため、両親とともに山小屋に避難した。しかし、その山小屋でドイツ軍の攻撃にあい、両親が死亡、幼い兄妹だけが生き残った。そこへ脱走兵のグルータス達がやって来て、山小屋を乗っ取ってしまう。飢えた彼らは、やがて幼い妹ミーシャをハンニバルから引き離し、外へ連れて行く。助けを求めて兄の名を呼ぶミーシャ。そして、断末魔の悲鳴。。。
 8年後、ソ連軍に保護され孤児院に送られたハンニバルだが、そこはかつて彼らが暮らしていたレクター城だった。恐ろしい体験に言葉を失っていたハンニバルは、攻撃的な性格故に周りの物から虐げられていた。そしてある日、ハンニバルは孤児院を脱走し、パリの叔父の所へ向かった。しかし、既に叔父は亡くなっており、迎えてくれたのは美しい日本女性、レディ・ムラサキだった。

<感想>
 若き日のレクター博士を、アンソニー・ホプキンスとは全く似ていないギャスパー・ウリエルが起用されたのは、あのレクター博士の雰囲気を重視したためでしょうか? 恐ろしいのに惹き付けられずにはいられない不思議な魅力を放つアンソニー・ホプキンスのレクター博士の雰囲気を、彼もとてもよく表現できていると思います。ほとんど違和感なく観られました。
 レクター博士のシリーズは好きで全部見ていますが、泣いてしまったのは初めてです。このシリーズを観ている人に「ハンニバル・ライジングを観て泣いちゃった。」と言ったら「ええ~!?」と驚かれちゃいました。まあ、レクター博士のシリーズで泣く人、あまりいないか? で、どうして泣いてしまったかと言うと、思いっきりネタばらしになってしまうので、まだ観ていない方は、ここから先は読まずにとりあえずこの映画を観て下さいませ。


というわけで、以下はネタばらしまくり。。。

 まだあどけない少年時代のハンニバル・レクターは、幼い妹をかわいがり、よく面倒を見る優しい少年。それが、戦時中とはいえ、両親を目の前で殺され、最愛の妹が飢えた兵士に殺され食べられてしまうという恐ろしい体験をした為に、少年の優しい心が死んで、冷酷で残忍なレクター博士誕生のきっかけとなってしまう。私は戦争の悲惨さも知らないし、そこまで飢えた事もないけれど、例え飢えたとしても生きた人間の子供を殺して食べるなんて事が出来るものなのだろうかと考えてしまいました。それを実行した脱走兵達が人の形をした魔物にしか見えない。成長したハンニバルが残虐性に目覚め、この時の脱走兵達を捜し出して復讐していくのだけれど、実際に彼らを殺し、その肉を喰らうハンニバルよりも、犠牲となっていく彼らの方が悪者に見える。妹を喰らっておきながら何の罪にも問われず、のうのうと生きている彼ら。裕福な暮らしをし、彼らが殺した妹から奪い盗ったブレスレットを自分の娘に与えている者までいる。そんな彼らの態度がハンニバルをますます凶行へと駆り立てる。。。レディ・ムラサキの止めようする声が、ハンニバルに届かなくても仕方ないような気がします。
 この物語の重要人物である日本女性のレディ・ムラサキ、何でこんな名前なの?とか、日本人としてはツッコミを入れたいシーンはいくつかあって、何で鎧兜に祈っているわけ?参考資料はもしかして「八つ墓村」?(めちゃめちゃセットの雰囲気が似てる気がしたんだけど???) とか、何で誕生日じゃないと刀を磨いてはいけないの? とか。。。日本のイメージをこんな所で変な形で植え付けないで欲しいのよね。。。生首をお供えにしちゃってるし(^^;;
 でも、私は剣道はあまり知らないけれど、それなりにサマになっていた気がするし、コン・リーの抑えた演技が、あまり感情を表情や言葉に出さない日本人の雰囲気が出ていて、その辺は結構よかったと思います。でもやっぱり日本人女性役は日本人女優を使って欲しいですね。
 映画の終盤、グルータスによって、知らなかったとはいえ妹を自分も食べてしまっていたという事を知らされ、その時のハンニバルの苦悩、そこに至るまでに犯した殺人を思えば、今さらレディ・ムラサキに許すように説得されても、到底許す事などできるはずもなく、そしてそんなハンニバルとレディ・ムラサキが一緒に生きる事などできるはずもなく、二人の別れはごく当然の成り行きであり、ハンニバルにとって唯一の味方であり救いでもあった彼女との別れとあまりに惨い彼の生い立ちを思うと、去って行くレディ・ムラサキの姿とグルータスを喰らうハンニバルの姿を見つつも涙が出てしまいました。

 この映画、cokyさんも指摘していたけど、ここで終わってしまうと単に復讐劇でしかないんですよね。アンソニー・ホプキンスのレクター博士に至までには、やはりもう一つエピソードが必要な気がします。その時は是非ともまたギャスパー・ウリエルに演じて欲しいなと思います。

ハリーポッターと不死鳥の騎士団

2007-08-20 11:14:09 | 映画・ハ
2007年

監督:デイビッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター)
   ルパート・グリント(ロン・ウィーズリー)
   エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー)
   ヘレナ・ポナム=カーター(ベラトリックス)
   リビー・コルトレーン(ハグリッド)
   レイフ・ファインズ(ヴォルデモート)

<感想>
 今、出演者をチェックしていて気がついたのですが、ヴォルデモートはレイフ・ファインズだったんですね!この役、誰だろー?と思いつつ、調べてなかったので驚いちゃった。しかもスネイプ先生役のアラン・リックマンが「ダイハード」のテロのリーダー・ハンス!(←今さら?)別人じゃん!(←当たり前?)

 ハリー達も随分成長しましたねー。彼らの成長ぶりが楽しみの一つでもあります。特にハーマイオニー役のエマ・ワトソンは、どんどん綺麗になっていくのが花開くようでステキ♪
 
 ヴォルデモートと戦おうとダンブルドア軍団を結成したハリー達。子供でありながらも一生懸命戦う姿をみて、冒険心をくすぐられてしまいます。そして彼らがピンチの時に助けに現れたシリウス・ブラック達のカッコいい事!大人も負けていられません♪ でもそこでシリウスの意外な運命に、愕然とするやら悲しいやら。。。ハリーにとって唯一の家族と言える程の存在だったのに。。。何とも悲しい結末に、やりきれない気持ちになりました。このシリーズ、だんだん暗い出来事が多くなる気がするのですが。。。そういえば主要人物の誰かが死ぬという事を聞いたような。。。知りたくないなー。というか、誰も死なないで欲しいです。子供が主役の映画らしく、爽快に終わって欲しいんだけどな。
 ますます続きが気になる映画です。

ホステル

2007-08-10 16:06:38 | 映画・ハ
2006年(米)

監督:イーライ・ロス
製作:クエンティン・タランティーノ
出演:ジェイ・ヘルナンデス(バクストン)
   デレク・リチャードソン(ジョッシュ)
   エイゾール・グジョンソン(オリー)
   バルバラ・ネデルヤコーヴァ(ナターリア)
   リック・ホフマン(アメリカ人ビジネスマン)
   三池崇史(特別出演)

<ストーリー>
 オランダ・アムステルダムでバックパッカーの旅をしていたパクストンとジョッシュ。途中でオリーというアイスランド人も加わり、大麻からドラッグへ、遊びはエスカレートしていく。そして、飲んだくれてホテルの門限に遅れ、閉め出されてしまった3人を窓から招き入れてくれたアレックスに、スロバキアのブラティスラバという街にあるホステルで、ヨーロッパで最高の女達が待っていると教えられ、3人は向かう事にした。
 ブラティスラバのホステルに着いた3人は、セクシーなナターリアとスベトラニャと同室になり、スパやクラブで遊び回り、それからそれぞれの相手とベッドで楽しんだ。しかし、次の日の朝、仲間のオリーがいなくなっていて、ホテルのフロントで確認すると、早朝に1人でチェックアウトしたと言われる。しばらくしてオリーから「帰国する」とだけメールが入り、不審に思ったバクストンとジョッシュはオリーを探し始める。。。

<感想>
 この映画の感想を書くかどうしようかと迷ったのですが、一応見たので感じたままを書きます。ネットで「ホステル2」の紹介を見て、興味を惹かれて観てみましたが(←怖いもの観たさに、つい。。。)。。。う~ン。。。怖いというよりは気持ち悪い映画でした。スプラッター系の映画って、追いかけ回されたり追いつめられたりする時の恐怖感が面白さなんだと思うのですが、これはそういうシーンは少なくて、それよりも残酷な映像ばかりに目がいってしまって、気持ち悪かったです。公式HPを見たら無修正版DVD発売の宣伝があったので、という事はレンタルで借りて私が観たものは、あまりにも残虐なシーンはカットされていたのでしょうね。いつもなら、カットしないでよ~と思うのですが、これはカットしてくれててよかったーと思ってしまいました。
(ここからちょっぴりネタばらし)
 街全体がグルとか、人の命をお金で競り落とし、いかに残酷にいたぶるかを楽しむ人達がいるとか、そういう設定は確かに怖いなーと思います。でもそういう怖い設定より、どれだけ残酷なシーンを描くかという事に重点をおいているようで、ストーリーより映像が気になるという感じかな? それとこんなヨーロッパの片田舎のような街に、日本人の女の子が2人で旅しているというのも不自然な気がして、気になってしまいました。クエンティン・タランティーノって日本好きなのかしら? それにしては、とんでもない役よね。(^^;; 顔がお岩さんだし。。。
 でも最後に自分をいたぶった相手にバクスタンがお返しするところは、ちょっとスッキリしました。ブラックな終わり方しなくて良かったわ。(ある意味ブラックな終わり方だけどね)