このアザで思い出す事

私が小学生の頃

なぜか居間に私の机がありました。






ある夜のこと







いつものように、椅子の背のバネと椅子の足を使いながら

のけぞりを楽しんでいると






椅子のすぐ横でコタツにハマってくつろいでいた母に注意されたのでした。






しかし、

自分ではこういう事をしていて椅子で倒れた事も無いし、

絶対大丈夫だと思っていたので、言う事なんて聞きません






呆れる母







そしてまた後ろへ倒す私


危ない！！（゜д゜lll）













でも、ギリギリのトコで止まれる快感！






チャレンジ精神とでも言いましょうか？






そして更なる高みを目指して

より傾けたのでありました。






おおっ、危うい！！





でも大丈夫…






の　はずが…






椅子ごと母の顔の上に落下！

わたしの体重が加わった鉄のパイプが母の顔面を直撃したのでした！！






突然顔を抱え唸り声を上げながら、母はのたうちまわるのでした






慌てる父に怒鳴られました。






鼻血とか出たかもしれません。

あまりに恐ろしくて、その後の事は覚えていません。






多分、こっぴどく叱られたに違いありません。


覚えているのは


翌日、学校から帰り、家の影からそぉーっと覗いてみると


母が庭で洗濯物を取り込んでいました。






母の顔が見えた時、





恐ろしさで倒れそうでした。





普段、厳しい母だったので相当締め上げられると思ったのですが

この時は、怪我について私を責める風も無く

何故だか優しかったのを覚えています。



ごめんね、お母さん。

どんなに痛かった事でしょう。



母に危害を加えた事は他にもあり

「耳を掘ってあげる」と、痛がる母の耳を無理やりゴリゴチ掘りまくり

横たわる母の耳から血が流れ落ちたのを見てビビった事もあります。


お母さん、アホな娘でごめんなさい。




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