Paper Moon -Blytheに恋して-

ファッションドール、ブライスに魅了された中年主婦が書くドールに関するつれづれ日記

Blythe大好きサイト   Paper Moon

ホームページのトップをブログに持ってきました


“Every Picture Tells A Story”Blythe Photo Contest2008にて 2年間連続で
ミス・ポピュラリティー賞を受賞致しました
応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
これを励みに一層の精進をしてまいりますので今後とも宜しくお願い申し上げます

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Blythe撮影in菜の花畑

2008-03-29 00:08:05 | Blythe撮影
Blythe撮影の為に仕事の休みを入れておいたので撮影に出掛けました。

実は撮影するテーマも無く、撮影用の洋服も作ってなかったのです。
しかし、スティーブと一緒に休める日でないと撮影は無理なので無理矢理の撮影です。

とりあえず、春っぽい感じに花でも入れようかと…

花といえば、今日から『全国都市緑化ぐんまフェア』が始まりまして、
数ヶ月前から街のいたる所で花壇造りの無理矢理的な工事が繰り広げられていました。
私の住む市では14億円もこのフェアにつぎ込んでいるようです。
(あれ?県でかな?聞きかじった話なので適当に読んでください)
なのに、大金をつぎ込んで作った会場の庭園は来年にはサラ地に戻してしまうそうで…
街のメインロードは無理矢理取ってつけたような花飾りがあっちもこっちもしてあります。

そんなもったいないお金の使い方ってどーなんでしょう?!

9時半から始まったマーチングバンドの賑やかな音楽が家まで聞こえて来て
祭り好きの私の気持ちをそそりましたが、賑やかな会場を横目に観て街を離れました。

そして辿りついたのが、ここ。小高い丘の上の花畑です。
上毛三山(じょうもうさんざん)がグルリと見渡せます。






今日もスティーブのアシスタント業が始まりです
このジーンズ、ダサイです
(スティーブ、いい加減新しいジーンズを買いましょうね)






何となく思いついた撮影場所の菜の花畑




『全国都市緑化ぐんまフェア』に合わせて「花祭り」が今日からスタートしていました。
でも…地味です。





「あ、ちんどん屋





花總が子供の頃はよくこういう「ちんどん屋」さんが町の中を練り歩いていました。
ちんどん屋さんの音楽が聞こえるとおばあちゃんと表通りに出て観たものです。
近所の家々から人が出てきて観ていました。
懐かしいです





メーカーから昨日退院してきたデジカメ君で試し撮りをしてみました。

ノボリが邪魔です





可愛いけど、このデジカメではボケみが出ず、花がうるさいです。






一人でデジカメで色々撮影していると、スティーブがセッティングの仕事を始めています。

す、すみません

でも、このジーンズはいただけません 残念
この青いバッグもどうなんでしょう???
でも軽くて丈夫だと、彼のお気に入りです





「ウェルカム・ウインター」ちゃん

この子は目に憂いがあって素敵です





おぉ、吸い込まれそうなウルウルお目々
めんこいです




でも、今日のメインモデルさんはフランス女優の「フランソワーズ」です

スティーブはブライス固定&レフ板係りです。

「スティーブ君、手が入っちゃってるんだよね 」

「あぁ、花にくっつき過ぎ

「もっと左 もっと右 もう少し下に下げて

「ブライスの顔が下を向き過ぎ 今度は反り過ぎなんだよね

今日も言いたい放題です 
スティーブごめん
でも、こんな感じじゃ全然ダメです





メグも呆れています





アンダーです。





これもアンダーです





デジカメはあくまで確認用なのですが、アナログ一眼の仕上がりも散々でした
全滅です

写真て本当に難しいですね
もっと撮って勉強しなければいけませんね。



このちんどん屋さんの感じが寅さん映画の最後のシーンによくある雰囲気がして
とっても素敵でした(変な文章ですね)





スティーブ&メグちゃん、今日もお疲れ様でした。

いつもご協力ありがとうございますです

Happy Birtheday to 父!

2008-03-27 23:55:45 | 花總のつぶやき
3月27日、父の82回目の誕生日でした

本当は食事にでも連れて行きたかったのですが、私が仕事だったし、
母がつい先日心臓カテーテル検査をしたばかりで外食は無理だったので
電話でお祝いを言いました。

「お父さん、お誕生日おめでとう

何だか照れくさそうな父でした。

昨年はプーさんのぬいぐるみ付きの電報でお祝いの言葉を送りました。
いつまでこうしてお祝いの言葉を言ってあげられるのか解らないので、
心を込めてお祝いしてあげたいと思う今日この頃です。

日を改めて両親を食事に連れて行こうと思います。


父は私に似て(逆ですね)おっちょこちょいでビビリでグウタラで我が儘で内弁慶で目茶苦茶コントな人です。

昔から頼りがいが無く、どうしょもないダメ人間ですが、そういったダメ人間的な面も今では愛しかったりします。

↓の写真はダンスパーティーで踊る最近の父です。
昔は荒井注に似ていたのですが、今はピカソに似ています。
毛が無くて可哀相なので1本生やしてあげました。優しい娘でしょ?!





実際に踊っている姿は観た事は無いのですが、週に2、3日は踊っているらしいです。
そのせいか、80代とは思えない機敏な動きをするので驚きます

相手の女性は実家の3件隣の70代のオバサンです。若いです

本末転倒

2008-03-27 11:40:07 | 花總のつぶやき
最近、本当にやりたい事、やらなければならない事ができていません。

それは昨年2月から本格的に?働き始めた事から狂ってきている気がします。
最初は仕事は週3~4日程度という事だったのですが、週に5日~6日は働いています。

しかもパートとは名ばかりで、やっている事は社員と同じです。
私のパート先は社員は店長1名(26歳男性)、副店長1名(23歳男性)だけです。
後の10名は全て時給730円のパートです(+内職さん3名, 縫製加工者さん3名)。

私達パートはお金の管理、
売り上げ処理、
メーカーへの在庫確認、
発注、
お客様へのご案内、
アドバイス、
ミシン販売における説明、
苦情受付、
編み物教室等の受付処理、
縫製依頼書作り、
売り場作り、
ポップの作成、
商品の発送、
見本の作品作り、
レジ、
お子様のお漏らしの処理、
毎日の閉店後の掃除、
夏には「ちびっこ工作教室」もやります。

店の実権を影で握るお局様(20代)に毎日注意をされ、神経はピリピリでヘトヘトです。


おっと…
言いたい事からだいぶ道が外れて愚痴になってしまいましたね。。。


この手芸店に勤めると決めたのも、ドール服を作るのに社割りで多少安く材料が購入できる事が決め手の一つでもあります。

そして、週1~2回の洋裁学校…
これも、ドール服を作るにあたって自由自在にパターンが作れるように製図の勉強を基礎からやりたくて通い始めました。
が、専門学校としては既に成り立っていない学校なので、服作り教室といった感じです。

勉強になる事は沢山あるのですが、本来の目的がなかなか教えてもらえません。
しかし、先生はとっても真面目で一生懸命に教えてくださる方なので
「次はいつ来られるの?仕事が休みじゃなくても午前中いらっしゃい!そして学校から仕事場に行けばいいじゃないの」とおっしゃります。

ありがたい事ですが…。
午前中はとっても忙しいです(家事はあまりしませんが…)

それに仕事でヘトヘトで…少しは身体を休ませたいです。

そして、仕事から帰り、22時位からパソコンにへばり付いて…。。。気づくと深夜

太極拳教室もサボることが多いのですが、5月に中伝というワンランク上の試験を受けなくてはいけなくて、師匠からは「サボらず出てきてください」と言われています。

(太極拳は精神修行の為にやっております)

そんなこんなで、自分の目指す所の『ドール服作家』としてのドール服作りや、
ブライスのカスタムも全く出来ておりません!!

大阪の『スプラッシュ&サミー』の奥様であるS美さんからも「是非うちのお店にお洋服を置いてください」と、ありがたいお言葉まで頂いているのに…
作ってません

代官山のCWC,ジュニームーンの店長、Kさんにも「いつでもお洋服を送ってください」と言っていただいているのに…
作ってません

こんなに皆さんからチャンスを頂いているのに。。。
折角のチャンスを無駄にしています。
なんてもったいない事でしょう

そして、次の写真撮影用の衣装も作っておりません

本来の目的と、それに対する手段の一つであるパートや洋裁学校。。。
重点の置き方が違ってきています

これでは本末転倒です

今も…PCやっている時間があるならドール服の一枚も作ってみなさい…という感じです。

あぁ、もっと時間と強靭な体力が欲しいです

と、いいつつ

実は4月1日締め切りの『ブライス ビューティーコンテスト』に挑戦したいと密かに思ってます。

無理時間的に絶対無理なんです。
でも…、ナチュラル部門にだけ出してみたいな…と。

この時期になって思っている無謀な私です。

だって、ジュンコ・ウォングさんも言いました。
「ダメかどうかはやってみなければ解らないじゃない

いつも私の背中を押してくれるお言葉です。

とりあえず挑戦してみます。
ナチュラル部門は大量生産できる商品が作れるようなブライスでないといけないので、今私が考えている洋服では無理かと。。。

でも、参加する事に意義がある

ですよね。

ちなみに、第一回の『ブライス ビューティーコンテスト』は両部門とも見事に落選しました。




最近一番幸せな時間は

2008-03-21 23:30:33 | 花總のつぶやき
お風呂タイムです

昨年はシャワーだけで済ませる事が多かったのですが、

今年になって… 特に最近は湯船に使って本(くだらない本です)を

読む時間が何よりも楽しみです

心身ともに疲れているせいでしょうか

朝起きると「熱いお湯に浸かりたい~」と思い、

夜になると「ぬるめのお湯に浸かりたい~」と体がうずきます


そして、お風呂タイムに欠かせないのが数年前からお気に入りの この入浴剤です。

ラベンダーのいい香りがしてリラックスできます。

粉の嘘くさいヤツとは違います(もちろん嘘くさいヤツも時々使います)。

体もツルツルスベスベになります

あぁ、今夜も湯船が私を呼んでいるぅ~

と、言うコトでお風呂に入ってきま~す





デジカメが壊れてメーカーに入院中なので、しばらくの間携帯カメラで撮影します
200万画素だそうですが、画像が悪いですね~

ブライス撮影

2008-03-15 23:58:08 | Blythe撮影
大変お待たせいたしました。
え?誰も待って無いって?
…はい~(←「チャングムの誓い」の子チャングムのイメージで)
出だしから失礼しました。

実は今回のブログを入力するのはこれで4回目でございます。
あと少しの所で何故かエラーになり

「問題が発生したため、Internet Explolrerを終了します。ご不便をおかげして申し訳ありません」

と、ご丁寧なおことわりのポップアップが現れ、無情にも勝手に入力途中の画面を3回も消されてしまいました

そのショックからやっと立ち直りましたので、保存しながら入力していきたいと思います。

前置きが長くなってすみません。

15日の日曜日、久々にブライス撮影に行ってまいりました。

今回のモデルさんはハッピーハーバーちゃんです

 


いつも撮影当日になってバタバタとブライスの準備をする私は
今回も撮影の朝に慌ててブライス頭部解体作業に取り掛かりました。
トロ目、眠り目にする為に目蓋を引っ張っているバネの取り外しです。

最近のブライスは頭部解体が簡単に出来て助かります。
最初の頃の子はカッターで切れ目を入れて頭皮を剥がして…と、大変でした






折角の愛らしいお顔でしたが、撮影の為なので化粧も落としました。

ここでも驚きです。

最近の子は口紅がコーティングされているようでメラミンフォーム(激落ち君)で
擦れども擦れどもなかなか落ちませんでした

さんざ擦りまくってやっとスッピンになったハーバーちゃん。
貧相ですね~





今回の撮影のテーマは「マッチ売りの少女」です。
3月2日に撮影で使った衣装を更にボロくして、アクリル絵の具で汚しました。

プチパパ、こんな感じのボロさでどうでしょうか?
少しは雰囲気出たかしら?

 



「マッチ売りの少女」と言えば雪の街。。。
しかし、3月も半ばになって雪がある素敵な町並みなんてどこにあるでしょうか?

何処で撮影するかスティーブと色々考えた末に、またあの軽井沢の
レイクニュータウンへと行ってしまいました。

しかし、軽井沢も既に春の気配がしていて、日陰に汚れた雪がわずかに残っている
程度でした。

湖面は薄ら氷がはっていますが、これでは考えたイメージと違いすぎます




撮影場所はここに決めました
素敵な町並みとは程遠い雰囲気です

左手前のビニール袋には雪が入っています。




建物の裏(北側)からスティーブがかき集めて運んでくれました。
スティーブ、今回もgood jobです



この雪を敷き詰めて撮影しましたが、
この日は暑いくらいの強い日差しだったので、アッと言う間に雪が溶けてしまいます。

あーー、もっと寒い時に撮影すれば良かったです
後悔先に立たずですね


ザ・ニュースペーパー

2008-03-15 23:57:45 | イベント
14日、「ザ・ニュースペーパー」の舞台を観てきました。
今回もR美ちゃんがチケットを取ってくれました。
R美ちゃんの御主人は東京で仕事をされている為に今回は不参加。
R美ちゃんと花總&スティーブの3人で観てきました。





TVで観ているあの元小泉総理と安部君にお会いできるなんてワクワクです


ここの文化センター…、田舎なのに結構素敵です



なんかどこかで見たことのある感じではないですか
こ、これは…宝塚大劇場のロビーを真似たのでしょうか
チョビっと似ています


「ザ・ニュースペーパー」の舞台、凄かったです
最初の館内放送からもうすでに始まっていました。

「この公演は2時間ノンストップで行いますので、お手洗いをすませておかないと笑えない結果になります」
と放送されたので、それは困る!と慌ててトイレへ行き搾り出してきました。

幕が揚がると土井隆雄さんの登場
今話題の人、三浦和義(この字でしたっけ?)元社長、
福田総理につづき、アベマリアの歌に乗せ安部元総理の登場
そして、X-japanの曲にのせて小泉元総理の登場
似ていますそっくりです

もう、次から次へとノンストップで出てくる出てくる
会場は大爆笑です

それにしても、歌あり、踊りあり、地元の取材ネタあり、皇室ネタあり…
もう止まらないって感じでした

2時間大声で笑いっぱなしで、喉が痛くなりました
顔も笑いすぎてシワシワです

いやぁ~、楽しい公演でした~

最後、メンバーが勢ぞろいして客席の間を通りハケていきました。
身を乗り出して小泉元総理役の方と握手してもらい感激でした
この方、体は締まっていて筋肉ムキムキですしキリッとしたお顔立ちで素敵でした。
オバマ役もこの方なんですね~。


公演が終わるとロビーで本の販売をしていました。
福田総理役の方の闘病本だそうです。




「赤福」のコントをされた方と一緒に撮ってもらいました。
このコント、アニメの「アタック№1」の歌をパロッてバックダンサーと踊りまくりです
「あかふく~♪あかふく~♪ナンバーワン♪」




この人はキコサマ役の方です。似てました!!




かっこいいです!!




ボーカル担当の方と



コントやってるのがもったいないくらい歌が上手かったです。


あ~、本当に楽しかったです
また彼らが群馬に来たら観に行こう~っと


母へのプレゼント

2008-03-14 09:39:02 | 花總のつぶやき
今週末に甥の結婚式に出席する母にパールのネックレスを作ってプレゼントしました。

ビーズは苦手な花總(はなふさ)ですが、夜な夜な本と睨めっこをして頑張りました

しかし、テグスは絡むは編み方は間違えるはで、編んではほぐし、編んではほぐし…大変でした
テグスの引き具合でパールの並びが平らにならないし、ガタガタしていてひどい出来です。



この本はパート先のビーズの内職さんにお借りしました。
(内職さんは事務所で一日中ビーズ作品を作っています)
くるくる丸まって扱いづらいテグスは熱いお湯をかけるとピンとして扱いやすくなるとか、色々アドバイスしていただきました。
内職さん、ありがとうございました。

小さな事ですが、皆さんのお世話になって生活していられる事を最近つくづく感じます。
本当にありがたい事です。


ネックレスは昨日仕事に行く前に、車でブッ飛んで実家に置いてきました。
生憎両親が留守だったので玄関の前に置いておきました。
後で母親に電話すると、気に入ってくれたようです。
良かった、良かった

でも…このネックレス、花嫁さんがするネックレスみたいです。。。
本のタイトル「輝く日のビーズジュエリー」ですから。。。

母よ、もし恥を掻いたらゴメンネ


結婚記念日

2008-03-13 00:25:41 | Weblog
昨日、3月12日は私達夫婦の13回目の結婚記念日でした。

前日パート先の飲み会で夜中の2時過ぎに寝た為まだベッドの中でボケボケしている私に、出社する寸前のスーツ姿の夫・スティーブは「結婚記念日おめでとう!」と小さな花束をくれました。

おぉっ、前夜私がパート先の若者達と楽しくやっている間にこんなものを用意していたなんて、スティーブったら流石です

結婚記念日には毎年花束をプレゼントしてくれるスティーブ…。
お世話になりっぱなしの私の方がプレゼントしなければいけないのに、申し訳ないです。

結婚一年目は長崎に記念旅行に行きました。
二年目は二人で公休をとってドライブと食事に行きました。
毎年お祝いの食事に行っていたのですが、今年は私がうっかりして仕事を入れてしまったのです。
自分は絶対に結婚記念日は忘れないと思い込んでいましたが……
ダメですね~。

一生懸命働いて、お金を貯めて来年はスティーブに温泉旅行でもプレゼントしてあげたいな~


スティーブにもらったお花を記念に撮ってみました。


遥か昔の出来事です…
何だか古臭い写真ですね~
少し透過にしてみました




メグが珍しそうに寄ってきました



スティーブ、どうしょもない嫁ですがこれからも宜しくお願いします








マッチ売りのブラ子

2008-03-05 23:30:35 | Blythe
身を切るような寒い日ではありませんでした。

今日は一年の最後の日でもありませんでした。

ある街のお雛様のお祭りの日でした。

この寒くも暗くもない、賑やかな街の中を

見るからにみすぼらしい身なりの女の子が、一人で歩いていました。

頭には何も被らず、足もはだしです。

そう、家を出た時はもちろん靴下を履いていました。

けれどもそんなものが何の役にたつでしょう。

少女の母親である花總に脱がされてしまったのです。

だから少女は、小さなはだしの足を寒さで赤や青のまだらに染めて歩いているのでした。

古ぼけたブラウスにエプロン、脇には大きなマッチ箱を抱えていました。

少女の母親は「このマッチを全部売らないとひどい目に合わせるよ!」と

鬼のような形相で言いました。

そして、スティーブとワンコとお祭りを楽しんでいます。

「マッチを買ってください」

少女は消え入りそうな小さな声で道行く人々に声をかけました。

「そこのおじさん、マッチはいかがですか?」




みすぼらしい少女には見向きもしません。

「どうかマッチを買ってください」




みんな楽しそうに祭りの屋台へと向かって行ってしまいます。

それでも少女は声をかけます。

「マッチを買ってください」




まる一日歩き続けたのに、今日はだれひとりマッチを買ってくれませんでした。

銅貨一枚めぐんでくれる人すらありません。

お腹を空かせ、体の芯まで冷え切った少女。

その姿は見るからにしょんぼりしています。

少女の母親、花總はスティーブと一緒に美味しそうに『上州名物やきまんじゅう』を食べています。

少女は大好きなお母さんが美味しそうで楽しそうなら、それで満足でした。

ひもじいのは自分だけでいいのです。

大好きなお母さんにそんな思いはさせたくないのです。

なんて心根の美しい少女でしょう。

お母さんの幸せな笑顔を見る為にはこのマッチを売りつくさなければいけません。

「だれか、マッチを買ってください」

春の冷たい風が吹き、少女の目にはうっすらと涙が浮かんでいるのでした。




なんちゃって~

マッチ売りの少女の服を作ってみました。
わざとボロボロにしましたが、写真に撮るとイマイチみすぼらしさが足りません。
もっと汚さないといけませんね。
それにしてもひどい母親ですね、花總って