6日、渋谷ヒカリエホールで行われた
「春日大社第60次式年造替記念シンポジウム 伊勢から春日へ」へ行ってきました
スペシャルゲストはさだまさしさんです
13時30分からの開会
その少し前に、ふと顔をあげると一番前の講演者席にさださんが
(最前列中央7席が講演者席で、さださんは右から2番目に着席されてました)
4列目までが講演者と招待者席で
私は5列目にいましたので、思わず「きゃっ」と言うほど近かったです
さださん、前日は名古屋でコンサートでしたし
とても活発な日々
てっきり出演時間ギリギリにいらっしゃるだろうと思っていましたから
本当に驚いてしまいました
でも、いついらしたのか全然分からなかった・・・・・
さださん、グレーのスーツ、グレーに小さな白のドット柄のネクタイとチーフ
とっても素敵でした
さださんのスーツ姿、好きですわ
開会後
神宮大宮司の鷹司尚武さんのお話
春日大社宮司花山院弘匡さんのお話
映像を交えてのお話で、とても興味深く聞きました
その2時間の間、ワタクシ、さださんの後姿を見つつの拝聴でした
休憩後は春日大社・南部楽所の舞楽を見せて頂きました
そして、さださんが登場され、20分ほどお話されました
メモの用意はしていましたが、なかなか取ることが出来ず不確かで箇条書き程度ですが
さらっと少し書いておきます
硬い話は出来ないので、歌手、小説家のさだまさしです
自分と神宮の繋がりは・・・・
この間、神宮で国歌斉唱しました(笑)
グレープ時代からソロになるまでのお話
グレープ時代は悲惨三部作がヒットし法事にしか呼ばれなかったが
ソロになって結婚式に呼ばれるようになった(笑)
宮崎康平先生のお話
上京してグレープとしてデビュー
初めて宮崎康平先生の前で歌ったこと
宮崎先生から
「フォークソングは労働歌、土着の心を歌うものではないか
ならば、何故、長崎人の心のバトンタッチである精霊流しを歌わないのか」と言われたこと
日本のルーツを見たくて中国へ行った
大借金したが、借りたものは返せるのではないかと思った
日本の故郷、奈良が好きで
奈良で曲作りをすることが多い
ふってくるものを頂けるんですね
『まほろば』が出来るまでのお話
その『まほろば』を一番に褒めてくれたのが宮崎康平先生
「俺がやりたいことをやってくれた」と言ってくれたこと
歌い始めた頃から自分の中に邪馬台国があった
スタッフがボード持ってます
「あと5分・・・・」(爆笑)
今日、何故呼ばれたか
昨年、伊勢神宮の式年遷宮に臨時出仕としてご奉仕した
花山院宮司さんから伊勢と春日を繋ぐために
自分の話をしてもいいし、CDの宣伝をしてもいいと言われたので(笑)
佐田というのは藤原から分かれた
山陰に佐田村というのがある
伊勢信仰を広めるために出かけた伊勢の神宮の末裔と言えないこともない(笑)
5月23日の春日大社造替奉賛コンサートのお話
この後、壇上に席が用意され、鼎談が行われました
その模様が記事になっていました
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyo23/graph/article.html?id=20140407-OYTNI50025
coordinatorの西山厚さんが
「私はさださんとは縁があって、自分のお金で初めて買ったレコードが『精霊流し』なんです」
さださん、立ち上がって礼
「しかも、大好きな曲が『精霊流し』『無縁坂』『縁切寺』なんです」(爆笑)
昨年、伊勢神宮の式年遷宮でご奉仕されたことについて
自分は火を起こすお役目を頂きました
火が消えた時のためにもう一本火をつけて用意し、火をつけない松明も用意する
準備というのはここまでして準備なんですね
式年遷宮によっていつまでも変わらない美しい姿で永遠を目指す「常若(とこわか)」
いつも心掛けなければいけない
言葉を変えれば「初期化」
若く美しく、いつも自分に言い聞かせている
このお話を聞いて
「惜しまない」
「今日、全部出し切れたか」
「そして、明日はまた新しい命を生きる」
さださんがいつも仰っている言葉を思い出していました
西山さんは昨年、さださんと同じく伊勢神宮式年遷宮にご奉仕されたそうです
遷御が始まり、ぎーーーっという美しい音がしてお宮の御扉が開いた瞬間、大きな風が吹いた
森がざわざわっとしたと思ったら一陣の風がざーっと吹き抜けていった
それが三度あったんですよね
と、その時のことをお二人で話されました
さださんはずっと蹲踞で辛かったとも・・・・(笑)
伊勢神宮でも春日大社でも個人のお祈りはしない
個人ではなく、国を祈る
みんなの幸せがないと個人の幸せはないとのお話
西山さん
「最後にこれだけは聞かないと終われないのですが
さださん、歌うことは祈ることに通じませんか」
さださん
自分のために歌うことはない
この歌で誰かが元気になってくれればいい
誰かの力になったらいいな・・・というメッセージを込めている
『歌うことは祈ることです』
その後、さださんのシングル『残春』の題字を書かれた書道家の紫舟さんが登場
スクリーンにて奉納される「祝御造替」の文字が披露されました
13時30分から17時30分までの長い時間でしたが
とても楽しく興味深く、そして和やかな雰囲気の中でお話を聞かせて頂きました
あ、最後の鼎談は1時間の予定でしたが
楽しいお話が弾み(?)30分程延びました(笑)
さらっとと言った割には取りとめのない長い文章になってしまいました
お付き合い、ありがとうございました